【一生に一度を無下にする薄情者】
4月6日水曜日の朝4時頃、母親が亡くなりました。
「大腸がん」の闘病の末ってやつです。
この連絡が弟から朝早くからLINEで届いたのですが、自分は夜勤明けで疲れ果てて寝ようとした時でした。
「お母さんが昨夜救急車に運ばれて緊急入院して……」
疲れてて眠たいタイミングで、この衝撃的な情報。
返信はしたけど、正直言ってその後に寝た方が良いのか、起きてた方が良かったのか、30分くらいLINEの画面を眺めながら迷ってました。
結局、疲労回復優先で寝ましたけどねw
仮眠後、さらに弟から連絡があって告別式と葬儀を行う日程のLINE。
「本当は長男だし出た方が良いのだけど、喪服も無いし今更実家に帰ってもな…」って言うのが正直な感想。
「仕事で無理」とLINEで返事するが、弟から
「一生に一度のお母さんの葬式!」って言われて気持ちが少しだけ揺れましたが、喪服無いし、あっても明らかに太ってサイズ合わないだろうから行くのは拒否しました。
しかし、弟から「一生に一度の!」なんて情のある言葉が出てくるとは思いませんでした。
そんなに熱い性格でもないし、割とクールな印象しか無かったので、少し驚きましたね。
それから数日後の4月8日金曜日、告別式と葬儀の場所と時間が決定したらしく、最後の確認が着てたけど欠席の意思を伝えて弟との連絡は終了。
その日は昼と夕方に父親から電話が着ましたが無視。
どうせ「出ろ」とか「長男なんだから」とか弟と同じようなことを言って帰ってこさせようとしてるんだろうなと。
でも、行かなくても十分に間に合ってるから良いと思うんです。
流石に父親が亡くなったら、葬儀の喪主等をやる人が弟か自分しか居ないからやりますけど、今の自分は不要だと思うので避けます。
何より、父親にも、弟にも会いたくないので。
今回の葬式もですが、一生に一度と言われて思い返すと、成人式や人生で一度しかない出来事を世間的に見たら無下にしてきてることに気付きました。
だからといって、今後の「一生に一度」を無下にせずに生きるべきかと?問われれば、答えは「生きません」の返答になる。
これが自分の選択であり、卑怯や薄情と言われても構わないです。
そもそも無下にしてる気持ちが無いので、世間から見たら勿体無いと思われるけど、自分からしたらそうでもない。
成人も、死も、いずれ通る出来事。
それは遅かれ早かれ変わらないだけなのだから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?