見出し画像

【第11回】「老舗60年企業の従業員エンゲージメントを向上せよ」独自開発したエンプロイージャーニーマップで新施策立案

■mikachi(ミカチ)とは

mikachi(ミカチ)とは、「一人ひとりの自分らしさで、ワクワークが溢れる世の中に」というコンセプトの下、複業(副業)時代における働き方をテーマに活動しているチームです。「本業に加え、『自分のキャリア開発のための複業』『社会貢献』の3枚の名刺を持つ時代をつくること」により、仕事を楽しめる(ワクワーク)を実現することをコンセプトに活動しています。
課題を持っている企業に対して会社を超えて活躍したい参加者を繋ぐ場を設け、課題解決のための1Dayアイデアソンイベントを開催しています。
これまでに述べ300名以上の方に参加いただき、HR戦略から、新しいプロダクトの発案など、様々なワークショップへ取り組んできました。

■「若手社員のエンゲージメントを向上せよ」もりや産業の課題解決に挑む

2021年11月21日、創業60年を超える老舗企業のもりや産業株式会社様に登壇していただき、「若手社員のエンゲージメントの向上」をテーマにワークショップを実施。
エンゲージメントとは、仕事を楽しみ没頭できている、イキイキした状態のことです。3時間という限られた時間で、”社内”という枠を取っ払い、あらゆる企業の様々な立場の参加者で、新しい打ち手を導き出しました。

画像1

■独自カスタマイズのエンプロイージャーニーマップで新規発案

お題の「エンゲージメント向上」に対して、カスタマージャーニーマップならぬ「エンプロイー・ジャーニー・マップ」のフレームワークを、mikachiで独自にカスタマイズ。イキイキした若手社員が、内定してから企業でキャリアを歩む過程で、どういう行動や感情をもち、どうしてイキイキとしていられるのか、4チームで検討しました。
mikachiワークショップの特徴は、オリジナルのフレームワークを用いてその業界や職種への経験がない方でも参加できる点です。
今回使用したエンプロイー・ジャーニー・マップでは、実際の若手や自分の若手時代の経験をもとに、入社3年目までの若手社員の行動・思考・感情をチーム皆で振り返ってもらい、それに必要な打ち手案について、チームでアイデアを出してもらいました。そこからさらに、打ち手を思いっきり尖らせてもらうため、「感情をもっと揺さぶられる打ち手は?」「機能性に富んだ打ち手は?」と新しい切り口の問を投げかけ、よくある人事施策の枠を超えるように考えていただきました。

画像2

■各チームのアウトプット

このようにアイデアの発散や収束を繰り返してブラッシュアップされていった結果、「内定者チームワークコンテクスト」や「1日社長権限付与」「企業からのラブコール施策」など様々な企画を提案いただきました。
「企業からのラブコール施策」は、「会社は従業員の人生の応援者」として、会社としては社員の業務内容やキャリアだけでなく”人生”を応援するという目的を持ち、さまざまな研修や面談を実施するという企画です。全体として、企業と社員が感情的なつながりを持つことの必要性を促す、ユニークなアイデアが出てきました。
本ワークショップにはもりや産業の社員の方にも参加いただき、普段の業務と異なる方と議論することで、自社について普段を違った視点で考えるきっかけになりました。

画像3

■企業様、参加者の声

今回、本テーマの相談をくださった企業のもりや産業様からは、
「これまで考えつかなかった色々な視点からの案をいただけてとても刺激になった。」
「日々の業務に忙殺されて気づかなかった視点や、考え方などを色々な企業・立場の方から学び、話を聞くことができて大変参考になりました。」
という嬉しいお言葉をいただきました。

また、参加者側からは、
「初対面の方同士でも3時間という時間の中であだ名で呼び合うほどの仲になったり、他の方からの思考の刺激を受けた」
「いつも独自開発のフレームワークが出てき、とても楽しかった」
といった話を聞け、満足いただく時間となりました。

いいなと思ったら応援しよう!