気が逸れるのはダメじゃない！注意散漫を逆手に取る集中法

仕事や勉強に取り組んでいるとき、「集中しなきゃ！」と思えば思うほど、気が逸れてしまうことはありませんか？

そういうときは反省ついでに「集中力を高める方法」を探しがちですが、実は「気が逸れる瞬間をどう扱うか」の方が、作業の効率を大きく左右するんです。

ということで今回は「気が逸れても、すぐに仕事や勉強に戻れる方法」をお伝えしていきます。

気が逸れるのは自然なこと

そもそも、人（脳）は「マインドワンダリング（心のさまよい・迷走）」をしやすくて、ある研究によると、人間の思考の47％は目の前の作業とは関係のないことを考えていると言われているそうです。

普通「気が散るのは悪いこと」と考えがちですが、実際には脳が正常に機能している証拠だとすると、問題なのは気が逸れたときに「ダメだ、集中力がない」と自分を責めたり、落ち込んだりすることです。

で、この思考パターンがさらに集中力を低下させるわけです。

大切なのは「気が逸れそう・逸れたと気づいたら、すぐ元に戻ろうとする」こと。

このシンプルな意識づけが、集中力を維持する鍵になります。

「集中し続ける」よりも「意識を戻す力」が大事

集中力を高めるよりも、気が逸れたときに素早く戻る力を鍛えるために有効なのが「マインドフルネス」です。

マインドフルネスとは「今この瞬間に意識を向ける」こと。

「気が逸れたと気づく→意識を戻す」という流れを繰り返すことで、完全に別のことをしてしまう状態を回避して、目の前のやるべきことから意識が切れにくい状態を作れます。

簡単なトレーニング法としては

• 1分間呼吸に集中する（吸うこと、吐くことだけを意識）

• 途中で気が逸れたら「戻ろう」と静かに意識する

• これを繰り返す

たった1分でも、これを毎日続けると「気づいて戻る力」が鍛えられて、仕事や勉強への集中が格段にスムーズになります。

気が逸れた瞬間にできること

次は、気が逸れたとき、すぐに作業に戻るための具体的な方法をご紹介します。

■「今、気が逸れた」と言葉にする

頭の中で「気が逸れた、気が散ってしまった」と認識するだけでも、意識の切り替えがスムーズになります。

自己認識を高めることで、「戻る力」を鍛えることができます。

■ 作業に戻る「合図」を決める

例えば

• 机の上に特定のアイテムを置く（集中用のペンや時計など）

• 飲み物をひと口飲む

• 手を1回叩く

このように「戻るためのスイッチ・きっかけ」を事前に決めておくと、意識の切り替えがしやすくなります。

■「今、何をしていたか」をつぶやく

気が逸れたとき、すぐに「今、○○をしていた」とつぶやくことで、自分の状態を客観的に把握しやすいため、その後、自然と作業に戻りやすくなります。

完璧な集中を求めない

「気が散ること＝ダメ」と思うと、逆にストレスが増えて集中できなくなります。

誰でも集中には波があるため「完璧に集中し続ける」ことを目指すのではなくて「気が逸れても戻ればOK」と考えることが大切です。

何事も気楽に取り組む方が、作業効率アップにつながります。

まとめ

「集中力を高める」ことにこだわるよりも、「気が逸れたらすぐに戻る」ことを意識する方が、仕事や勉強の生産性は上がります。

• 気が逸れるのは自然なこと、自分を責める必要なし

• 集中力よりも「意識を戻す力」を鍛えることが大事

• 気が逸れたときのリカバリー法を活用する

• 完璧な集中を求めず、ゆるく続ける
  

繰り返しになりますが、気が逸れることに悩む必要なんて全然ありません。

むしろ、それをうまく活用することで、結果として集中した状態を継続できるようになりますよ！

★このnoteを書いたのは・・

★習慣化サポートサービ