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習慣化の本が役に立たない・・から脱出できる人とできない人の差
「習慣化の本を何冊か読んだけど、どれも同じようなことが書かれている(気がする)」
「環境を整えよう」「小さなステップから始めよう」「ご褒美を用意しよう」どの本にも似たようなことが書かれていて「結局のところ、決定的なノウハウなんて存在しないんじゃ」と思ったことがあるかもしれません。
でも、実はそこに大切なヒントが隠されています。
ということで、今回は「なぜ習慣化の本は似たような内容になりがちなのか?」から話を拡げていきたいと思います。
習慣化の原則はシンプルだからこそ
習慣化に欠かせない要素としてよく挙げられるのが
きっかけ:習慣を始める合図を作る
行動:具体的な習慣の内容
報酬:習慣が続く仕組みを作る
これらは、多くの本で書かれているので「うん、知ってる」という内容ですよね。
「この原則さえ理解していれば誰でも習慣化できる!」
そうであればいいのですが、実はここに大きな落とし穴があって、実際に続くかどうかは別の問題があります(実感されている方が多いと思います)
例えば
早起きを習慣にしたいのに、ついつい夜更かししてしまうとか、毎日の運動は健康に良いとわかっていても、なかなか続かない。
これは、知識と実践の間に「行動の壁」があるからです。
習慣化の本では、この壁を乗り越える方法として
「小さく始める」
「環境を整える」
「楽しさを取り入れる」
といった方法が紹介されます。
ただ、それでも「うまくいかない・・」と感じることがあるのは、人によって効果的な方法が全然違うからです。
習慣化の原則はシンプルだからこそ、実践が難しいんです。
万能なノウハウは存在しない
習慣化の本にはどれも似たようなことを書いているのに、それをそのまま実践しても、多くの人が成果を出せるわけではないですよね。
その理由は「習慣化には個人差がある」から。
例えば
ルーティンづくりが得意な人 → 朝のルーティンを作ると習慣が定着しやすい
感覚的に動くのが好きな人 → 楽しさを重視した習慣設計が効果的
完璧主義な人 → 60点の小さな達成感でも受け入れる覚悟が必要
こんなふうに、人それぞれ自分に合う方法が違います。
だからこそ、本を読むだけでなく、自分に合ったやり方を見つけることが大切です。
習慣化の本を読んでもダメと思ったときに
もし、「どの本を読んでも同じように感じる」「結局続かない」という経験があったなら、次の3つのことを意識してみてください。
■その方法を自分に合わせる
本に書かれているノウハウをそのまま実践するのではなくて、自分に合うようにアレンジしてみましょう。
例えば、「朝の時間をうまく活用する」と書かれていても
朝が苦手なら夜に置き換えてみる
朝に準備だけしておく
休日の朝にだけ試す
といった工夫を検討するようにします。
■ノウハウを組み合わせる
習慣化の方法はひとつではありません。
いくつかの本を読んで「この部分は使えそう」「これは性格に合う」と感じたことを組み合わせてみましょう。
例えば
「環境を整える」+「ご褒美を用意する」
「トリガーを決める」+「1分だけやるルールを作る」
と、異なるノウハウを掛け合わせることで、自分に合った習慣の型が見えてきます。
小さく始めて微調整する
最初から完璧な習慣を作ろうとすると、続かない原因になります。
まずは小さく始めて、少しずつ調整しながら続けることを意識してみましょう。
例えば
いきなり30分運動するのではなく、まずは1分から始める
読書を習慣化したいなら、1ページだけ読む
毎日じゃなくても、週に3回できればOKにする
という感じで少しずつハードルを下げることで「続く習慣」へと変えていけます。
まとめ
習慣化の本が似たような内容になるのは、原則がシンプルで抽象度が高いからです。
そこで、大事なのは「どの方法を選ぶか」ではなく「自分に合うようにカスタマイズする」こと。
習慣化とは、自分専用のレシピを作ることです。
この視点を持つと、本に書かれていることを「知ってる」と受け流してしまわずに「調理前の新鮮な素材」に変わるはずです。
ぜひ、今日から、ご自身に合った習慣の作り方を探してみてください。
★このnoteを書いたのは・・
★習慣化サポートサービス
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