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習慣化の邪魔をする「矛盾」の解消法
毎日が忙しいと、習慣化したいことがあってもなかなか思うようにいきません。
例えば、健康管理のために「もっと運動したい」と思っていても、「ゆっくり休みたい」という気持ちが強くて行動に移せないこと、ありますよね。
実は、こうした状況の背景には、矛盾する行動が隠れていることが多いんです。
今回は、習慣化の大敵ともいえる矛盾する行動の具体例や、それに気づいたときの対処法について、お伝えしていきたいと思います。
矛盾する行動って?
「矛盾する行動」とは、簡単に言うと自分の中で「これをやりたい!」と思っていることが、もう1つの「やりたいこと」や「したい気持ち」とぶつかり合っている状態のことです。
例えば
・健康的な生活を送りたい VS 甘いものを食べたい
→健康を意識して食事に気をつけたいけれど、ストレス解消にスイーツを食べたくなる。
・早寝早起きをしたい VS 夜のリラックスタイムを楽しみたい
→夜更かしをやめたいと思いつつ、ついドラマやSNSを見る手が止まらない。
・運動を習慣化したい VS 自由な時間を確保したい
→運動する時間を確保したいけど、仕事や家事が終わると何もせずに過ごしたくなる。
このように、矛盾する行動は一見「どちらもやりたい」と思えるものばかり・・でも、どちらかが叶うともう一方が我慢を強いられるため、うまくいかなくなるんです。
矛盾する行動に気づく方法
こうやって具体例を見ると違和感を覚えるのに、意外と自分の中に「矛盾する行動がある」ことに気づかないという傾向があります。
そこで、自分の中に矛盾があるかどうかをチェックしてみます。
■現状を書き出す
「やりたいこと」「うまくいっていないこと」を紙やノートに書き出します。
書くことで頭の中だけで考えるよりも、視覚的に整理されることで新たな気づきが生まれます。
早寝早起きができない理由
ストレスがたまると甘いものを食べすぎる
■原因を探る
「なぜできないのか?」を自問自答してみます。
その原因が、別の行動や欲求とぶつかっていないかを確認します。
夜更かしするのは、夜にリラックスできる時間が欲しいから
甘いものを食べるのは、ストレス解消の手段だから
■優先順位をつける
今の自分にとって、本当に大切なことは何かを考えます。
「すぐに満たしたい欲求」と「長期的な行動継続」のどちらが重要かを冷静に客観的に見つめ直すことが大切です。
矛盾する行動への対処法
矛盾する行動に気づいたら、次は具体的な対処法を試していきます。
■折衷案を考える
どちらか一方をあきらめる前に、2つの行動を少しずつ満たせる方法を考えてみます。
甘いものを完全にやめるのではなくて、フルーツや低糖質スイーツで代用する。
夜更かしをやめるために、夜のリラックスタイムを短時間で満たす工夫をする。
■ルールを作る
次に、自分の中であらかじめ行動ルールを決めておくと、迷いが減ります。
「運動の後に30分だけ好きなドラマを見る」と決める。
「スイーツは週末だけ楽しむ」とする。
■時間帯や場所を区切る
行動がぶつかり合わないように、時間帯や場所で区切るのも効果的です。
平日は早寝早起きを意識して、週末は夜更かしOKの日にする。
ストレスを感じたときは、食べる以外の解消法(散歩やストレッチなど)を試す。
まとめ
矛盾する行動に気づかずにいると、どちらの行動も中途半端になるリスクがありますので、今回ご紹介した方法で整理しておくと、無理なく両立できる確率が上がります。
習慣化は、完璧を目指さず、小さな一歩を積み重ねていくことが成功への近道ですから、自分のペースで進みながら、矛盾する行動をうまく乗り越えていきましょう!
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