悪い習慣をやめるのが大変な理由
スマホ中毒
過食
先延ばし
など、治したい悪い習慣のひとつやふたつは誰もパッと思いつくのでは。
「悪い習慣を治すには、良い習慣に置き換えよう!」
って言われても、そんな簡単に良い習慣に変えられない、わかっちゃいるけどやめられないのが悪い習慣。
すぐに治せない理由は
大きさというのはヘッダー画像のような感じで、多くの良い習慣を集めないと1つの悪い習慣と釣り合わないので、簡単に入替することはできないわけです。
さらに、悪い習慣を治すには、欲求(悪い習慣) VS 理性(良い習慣)でいかに理性を勝利に導けるのかという話になります。
欲求 VS 理性
明日までに仕上げないといけない資料作成があるのに、いつも通りスマホの通知に敏感に反応して/気分転換がてらスナック菓子をポリポリしてたら/眠すぎて「もう、明日の朝起きてから頑張る・・」
よくある光景ですが、これに勝つにはスマホを隠してスナック菓子を隠せばOKではなく、欲求に勝つ方法はないという前提から対策を考えることが重要です。
なぜなら、欲求や本能には正攻法で立ち向かっても勝てないので。
ではどのように対策していくか。その方法はこの3つです。
外堀から埋めていく
きっかけ探し
質より量
外堀から埋めていく
まずは、誰かの力に頼るとか物理的に治したい行動ができないようにする方法を考えてみます。
自分ではコントロールできないことを、他者や物を使うことでコントロールしてもらおうという作戦ですね。
スマホ中毒→時間を決めて家族にスマホ隠してもらう
過食→カロリー計算アプリでカロリーを視覚化する
先延ばし→友だちにやることをコミットしまくる
という風に、自力以外の何かに頼って悪い行動を抑制します。
悪い習慣との距離感を遠くして、きっかけを少なくできればできるほど、効果が高くなります。
きっかけ探し
悪い習慣・悪い行動には必ず明確なきっかけ・発動条件があります。
入浴後手持ち無沙汰になると/スマホを触りたくなる
イライラし出すと/口さみしくなる
タスクが増えると/やる気が減る
もちろん、きっかけが習慣化されているので、簡単には思い浮かばないかもしれませんが、確実に「きっかけがあって行動する」で1セットです。
また、悪い習慣は欲求のおもむくまま、きっかけに従って即行動してしまう場合と、自分では意識していないきっかけが隠れている場合があります。
根深い原因がある悪い習慣に対しては、根っこを見つけることが必要になりますので「なぜこの行動したのか?」をさかのぼりながら、きっかけ探しをしてみてください。
質より量
「悪い習慣を治すんだから、質の良い行動をしないとね」と思いがちですが、そんな必要はないんです。
質より量で勝負しましょう!
例えば、寝る前のYouTubeがどうしてもやめられないなら
スマホを寝室に持ち込まない+好きな小説・マンガを準備+瞑想+アロマ
という感じで、手間がかからず準備できて前向きにできそうなことをそろえます。
ポイントは「良い習慣・良い行動」を意識しすぎないこと。
いきなり良い行動をしようではなくて、悪い行動を遠ざけることが目標なので、あまり頑張る必要はありません。
なぜなら、頑張ろうとすると、かえって脳に邪魔をされるからです。
脳が嫌がらず邪魔をしてこない程度の複数の行動を行うことで、悪い習慣との入れ替えがしやすくなります。
最後に
悪い習慣を治せない自分にがっかりしたり、悩んだり、嫌気がさしたりする必要なんて全然ありません。
とりあえずは、これ
悪い習慣を治したければ、良い行動集めて悪い習慣に対抗するところ、から始めてみてください。