「普通」を手放すと手に入るもの
親なら普通〜、社会人として普通〜、年相応に普通〜など、無意識のうちに、世間の「普通」という基準に合わせようとしていることって、誰にでもあると思います。
それらは、社会生活を送るうえで必要な感覚とはいえ、その「普通」にとらわれすぎて、なんとなく人生がつらくなったり、自由が失われた気がした瞬間はこれまでなかったでしょうか?
普通って何?
そもそも「普通」って誰かが決めたルール?
それとも、みんながやっているから自然と身についた感覚?
どちらにしても、その「普通」は、ある種の安心感を与えてくれるもので、同じように考え、同じように行動することで周囲との違和感が減って、自然と自分も社会の一員として認められたような気持ちになれます。
特に、社会人になったり、親になったりすると、「これが普通のやり方なんだ」と思うことで、迷わず悩まず前に進める判断基準になります。
でも、そんな「普通」に合わせることには、デメリットもあります。
普通に合わせることの代償
例えば、親として「普通はこうするべき」という考えに固執してしまうと、子育てに楽しさが感じられなくなったり、自分自身のライフスタイルを犠牲にしてしまうことがあります。
社会人としても同じで「年齢に合った振る舞いをしないと」とか、「これが常識だから」という理由で、自分の感性や本当の気持ちを抑えてしまったこと、ありませんか?
もちろん、全てが悪いわけではありません。
「普通」であることが助けになる場合もありますし、常識的な判断が大切な場面も多いです。
でも、その枠の中に自分を押し込めると、心が疲れてしまったり、無理を重ねるうちに、「なぜ自分はこんなに疲れているんだろう?」というような状況に陥るリスクがあります。
普通を手放すと、何が変わる?
では、その「普通」を少しだけ手放すと、何が手に入るのでしょうか?
まず、自分らしい選択ができるようになります。
「こうしなければならない」という思い込みから解放されることで、自分が本当にやりたいことに気づけるようになります。
例えば、周りがやっているからといって、自分もそれに従う必要はありませんし、自身がリラックスできるものを大切にすることで、心の余裕が生まれます。
また、「普通」であることにしばられないと、予想もしなかった新しい経験や出会いが待っていることにも気づきます。
今までなら「これはちょっと自分には合わないかな」と避けていたものに挑戦することで、驚くような発見ができるかも。
そんな瞬間こそが、人生の本当の楽しさを感じられる瞬間なのかもしれません。
怖さを感じても、進んでみる
「普通」を手放すことが怖かったり、「これで大丈夫なの?」と不安になることもあるでしょう。
でも、それは自然なことです。
誰だって、慣れ親しんだものから離れるのは怖いですが、その怖さの先には、新しい世界が広がっています。
少しずつでいいので、自分のペースで「普通」を手放してみてください。
最初は小さなことから始めるのも良いかもしれません。
例えば、「今日はいつもと違う道を通って帰ってみよう」とか、「週末はいつもの家事を少し後回しにして、自分の好きなことをする時間を作ろう」など、今ある習慣を少しだけ変えてみてください。
小さな変化でも、それが積み重なると、大きな違いを感じられるようになりますので。
自由に生きることの楽しさ
「普通」を手放すと、そこには自由と自分の選択で人生をデザインする楽しさが生まれます。
周りがどう思うかではなく、自分がどうしたいか、どう生きたいか。
そんな風に自由に立ち回れるようになると、毎日の小さなことが輝き始めます。
新しい趣味を見つけたり、今まで遠慮していた人とつながったり、思い切って大きな挑戦に踏み出したり。
どんな形でも、それは自分の人生が広がる瞬間で、その広がりこそが本当の幸せ・豊かさにつながるのではないでしょうか。
いきなり、大きな変化を目指す必要なんて全然ありません。
日常にたくさん存在している「普通」の中から、まずは何かひとつに対して「普通じゃない」を試してみてください。
きっと、そこから何かが少しずつ変わり始めると思います。
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