素人が「どこ鉄」にチャレンジしてみた
自己紹介記事もすっ飛ばして、これがnote初記事ですどうもこんばんは。
解答にいたる道筋を示すまでが「どこ鉄」でしょう?ということで今記事を書いているのですが、その前に「どこ鉄」って何ですかって話ですよね。
鉄道オタク(※1)であらせられる俳優・菅野貴夫氏(※2)こと、「どこ野鉄夫」氏・略してどこ鉄先生(※3)が、読者の送ってくれた鉄道にまつわる写真のみを手掛かりに、それがどこの駅(もしくは地点)で撮られた写真なのかをノーヒントで当て、かつその解答を導き出す様子をどこ鉄先生がブログにつづり(※4)それを読者が読んでその酔狂さや先生が難問に苦しむ様を楽しむ、いと雅な大人のインタラクティブ遊戯――それが「どこ鉄」(※5)です。
※1)オタク=専門家・研究者の尊称
※2)ほんとに俳優です
※3)わたしが勝手につけたので公称ではない、あと「こと」の前後がたぶん逆
※4)いままでのどこ鉄ブログ記事はこちら
でもどこ鉄はnoteのほうが親和性高くてバズる可能性あると思うんだよね!知らんけど!
※5)商標取っといたらいいんじゃないかな!知らんけど!
で、どこ鉄先生が、なんと我々一般読者にも解けるような易しい(と思われる)問題を出してくださったので、よっしゃやったろ!というのが今回の記事でございます。
ちなみにわたくし、鉄分ゼロ。
ただしプログラマーで長年食べてますので、検索能力はそこそこあり。
(プログラマーのおしごとの半分は検索でできている。)
加えて最近のどこ鉄はくまなく読んでいるから、勘所は何となくわかるかも!
というわけで、初めてのどこ鉄チャレンジいってみよう!
今回のお題はこちら!photo by どこ鉄先生。
どうですか、わかりますか、これがどこの駅で撮られたものか。
そう、これがどこ鉄なのです……。
ひと昔まえのわたしなら、「いや知らんし。」で終わっていたものですが…
今日はどこ鉄読者としてがんばります!!!
パッと見、京浜東北線の浦和駅に雰囲気似てない?って思いました。
実は、第一印象ってあなどれない。
どこ鉄の心得その1:ファーストインプレッションは大事
なんとなくどこの地方か当たってたりもする!
もちろん全然当たっていないこともある!
でも直感大事!
しかしここは、映っている電車が一番の手がかりでしょうね!
どこ鉄の心得その2:電車はめっちゃ大事
ていうか素人的にはここから行くしかない。
「JR」って電車に書いてありますね。
でも京浜東北線で、こんな真水色の電車走ってましたかね~?と、
「JR 電車 水色」で画像検索。
……ほー。ざっと見、どうやら西の方の電車のようだ。
(ここでパンダの電車など見つけたりする。かわいい。まだ楽しいどこ鉄の時間。)
画像の電車をもうちょっとよく見てみましょうかね、と、画像を拡大してみることに。
どこ鉄の心得その3:何はなくとも画像は拡大
そうするとね、いろいろ見つかるのですね、情報が……
(最初は「そこまでするの!?」ってめっちゃびっくりした)
で、拡大した画像がこちら。
……ん???
あーーーーー!!!
右側の柱に貼られた案内!
「新幹線のりば」って書いてませんか!?!?!?!?
キタコレ!勝利の予感!
このローカルな雰囲気で新幹線に乗り換えられる駅って、かなり限られるはず!!!
どうやら西の方らしいのですが、とりあえず京浜東北線をつぶしておきたく、いちおう大宮駅の2番ホームを、グーグルマップのストリートビューで見てみました。違いました。これで心おきなく西へ飛べます。
どこ鉄の心得その4:駅のホームもストリートビューで確認
駅の中もストリートビューで見られるだなんて……どこ鉄読んでなきゃ一生知らなかったと思う……。
さてさて、この水色の電車が走っているところは……
こちらの2017年のブログによれば「阪和線の羽衣支線用103系」というのと、「山陽本線支線(和田岬線)専用の103系」というのが出てきました。
(2017年のブログだから現在がどうなのかはこれだけではわかりませんが、問題の写真もいつ撮られたかわからないので、そのあたりは保留。)
103系。うん、わからない。わからないけどきっとこれ。
ただしよく見ると、阪和線と和田岬線で車両が微妙に違う……?
阪和線はワイパー2本だけど、和田岬線はワイパー3本。
問題の写真は……3本。たぶんこっちかな。
兵庫〜和田岬で朝晩しか運用が無いという特殊な用途のためか、予備車もなく1編成だけの存在。検査時は207系などの後継車種で運行されている。延命工事で戸袋窓は埋め込まれたが、前面はほぼ製造時のままなので、国鉄103系らしさが残る貴重な車両である
(上記ブログより引用)
うん、なんか貴重っぽいし!どこ鉄先生が撮る理由にもなってそう!
どこ鉄の心得その5:撮り手の状況にも心を寄せる
というわけで和田岬線をWikiる。
ここに新幹線の駅があるんじゃないのーーー???
……ん?
兵庫駅から、和田岬駅まで……???
新幹線、通ってなくない…………?????
えーーーーー
詰んだーーーーーーーーーーうそーーーーーー
じゃ、もうひとつの阪和線の…えぇと…羽衣支線……?
……ん?
一駅だけの路線なの…???(鳳駅 - 東羽衣駅)
へぇ……そんなところがあるんだなぁ……いやおもしろいんだけど、ココジャナイ……
念のため阪和線は……天王寺駅から和歌山駅かぁ……新幹線通ってないよね……
一気にどん底である。
振り返ればこっからが地獄だったね……
ここで考えられる可能性
1.和田岬線以外でも実は走ってる
2.イベント的にどっか別のところで走ってた
3.実は「新幹線のりば」ではなく別の文字だった
うーん、わたしのスキルで鉄道関係潰すのは難しいので、3から行く。
……新幹線のりば、だよなぁ……
と、上のマークが気になる。新幹線と思しきの文字の上。
どこ鉄の心得その6:ちょっとでも気になることは調べる
こちらを見ますと…
JR西日本の、新幹線のマークのようです。新幹線を横から見た形。
やっぱ山陽新幹線ですよねー…という確認になりましたね。
というわけで、停車駅は、と…
この中で在来線もかぶっててあまり大きくなさそうな駅は…西明石?あとは相生?
そっから西はなんかもういいw無理w
両方の駅をストリートビューしてみたけど、よくわからーん!
駅の中にも入れないし!!!
というわけで新幹線側からはいったん保留にして、電車に戻ります。
和田岬線以外を走っている可能性について検索。
大阪環状線…?だとしたら大阪駅?しかし新大阪駅は別の駅……
奈良線…だとしたら京都駅…?んー東海道新幹線だし…
それにねぇ、問題の画像の電車の行き先がさぁー、「奈良」とか「京都」って感じじゃないのよねぇ…(写真再掲)
和田岬線だと、行き先表示が「兵庫⇔和田岬」ってなってるようなのです。
この写真だと、やっぱそれっぽいよねぇ…?
どこ鉄の心得その7:電車の行き先表示もチェックする
はー、わっからーん!!どういうことー!
状況的に西明石駅じゃないのー??って気がしてるんだけど、この電車が走ってる証拠が見つからーん!
んんんんーーー……
と、もう一度和田岬線のWikiへ戻ってスクロールしていくと…
車両を回送する時は、兵庫駅の和田岬線ホームと鷹取駅の間に設けられた小運転線を用いる。この小運転線は平日昼間に訓練線として使用されている。また、西明石駅 - 鷹取駅間は網干総合車両所明石支所を出場後に西明石駅から一旦兵庫方面とは反対方向の姫路方面に出て大久保駅で折り返して西明石駅から列車線を走って鷹取駅の小運転線へと入る。
!!!!!!
何書いてあるか1mmも意味わからん!!!わからんけど、西明石駅を走ってることはあるらしい!!!!
(とりあえず関係者を黄色く塗った図)
先生がわざわざあの電車撮った理由もたぶんこれですね?よくわかんないけど。
これで決まりじゃないですか…???
あとは~あとは~
2番ホームがこんな感じなのか確認したい~~~
どこ鉄の心得その8:提示された画像と限りなく近い構図の画像を探し出す
……見つかりません先生……
スキルの限界です……
かろうじて見つけたのがこちらの動画。逆方向からだけど、2番線。
ぽくない?ぽくない?
もうこれでごめんしてけれ。(疲労困憊による突然の秋田弁)
西明石…ですよね???(不安)
はい、というわけで、1時間かけて、JR神戸線、西明石駅確保!(←どこ鉄決め台詞)
いやなんかもう、途中から、苦行!!!(笑)
鉄道方向の勘所がないとねー、なかなか可能性を絞っていけないのよね~~~
状況証拠だけで、最後の「これだ!」って画像が見つからないと、ちょっとカタルシスが得られないんだなということもわかりました(笑)
でもどこ鉄スキルはかなり身についていたのではないでしょうか!?
どこ鉄検定5級くらいもらえるかな……(ないです)
最後に先生の最新のおしごと(本業)の動画を貼っておきますね
こちらが透水性夫さんです。(謎が深まる説明をしてしまった)
現場からは以上です!
お読みいただきありがとうございました!