【Interview】サラリーマン人生を送っていた私のターニングポイントになった「POOLO」の存在|卒業生取材
「旅で世界を、もっと素敵に。」をモットーに様々な事業を展開するwebメディア、「TABIPPO.NET」では、あたらしい旅で自分と世界の豊かさをつくる、次世代の旅人が育つ学校「POOLO」を運営しています。
3つのコースが用意されているPOOLOでは、現在「POOLOライフデザインコース」(以下POOLO)にて、6期生の募集をしています。
「POOLOに参加するとどんな学があるの?」「POOLOでは何を得ることができるの?」という疑問を解決すべく、POOLO卒業生にインタビューを実施しました。
今回、インタビューさせていただいたのは、POOLO3期生として活動していた、ちゃんみねさん。POOLOで見つけた豊かさ、仲間、これからのことについて話を伺います。
キャリアについての悩み、自分の理想を見つけるために参加したPOOLO
ーーPOOLOに参加したきっかけを教えてください。
ちょうど今後のキャリアについて悩んでいる時でした。
「今のファイナンシャルプランナー(以下FP)の仕事は別に嫌いじゃない、でも組織の一員として定年までここにいていいんだろうか。長い人生の中で、果たしてこの働き方が自分の本当にやりたいことなのか」ということをずっと考えていました。
特に自分は、会社での上司と部下との間で板挟み状態になっていて。組織の中で働くことに息苦しさを感じていたんですよね。
そんな時、うちの妻、通称ちゃんよめにすすめられたのが、「POOLO」でした。私も興味を持ち、ネットで調べてみたらすごく楽しそうで。2時間後にはもう参加を決めていましたね。締め切りの3日前でした(笑)。
ーー滑り込みでしたね。
自分にとっての豊かさ、これからの生き方を明確にしてくれた
ーー実際に参加してみて、POOLOでの活動はいかがでしたか?
言うまでもなく、楽しかった!参加して本当によかったです。
「豊かさ」がテーマのひとつであるPOOLOでは、個人ワークや、チームで協力して行う共創活動を通し、「自分たちが考える世界の豊かさってなんだろう」ということをたくさん議論しました。
参加者の年齢層も、大学生から社会人10年目の以上の方など幅広く、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと話せるのも面白かったです。そんな環境の中で、頭の中で考えてたことを言語化して、自分の考えを明確にする過程で、これからのキャリアについてもたくさん考えることができました。
ーーちゃんみねさんの印象に残っている講義はありますか?
「全部の講義!」と言いたいですが、選ぶとしたら、TABIPPO代表の清水直哉さんの講義と、慶応義塾大学大学院で教授をされている前野先生の講義です。
特に前野先生の講義では、初めてウェルビーイング(Wellbeing)とハピネス(Happiness)の違いについて学んだので、印象に強く残っています。
簡単に両者の違いを説明すると、例えば5,000円の海鮮丼を食べてたら、数日は幸せが続く、これがハピネス。ウェルビーイングは、人間関係や日常生活での感謝の気持ちなどを高めてゆけば、一瞬の高い幸福(ハピネス)よりも、ずっと高い状態の幸せを感じ続けることができるというもの。
ーーなるほど、単発的な幸せよりも、長期的な幸せを大事にするということですね。
私自身も学生の時は、ブランド物の服を買って、見栄えを気にしていた時もありましたが、家庭を持ってからは表面的なものにお金かけてもしょうがないなと思っていたんです。
POOLOの講義を受けてからは、最低限の身だしなみは整える、たまに奮発した食事もするけれど、家では「地産地消」や「生産者が分かるもの」を大事に、食の安全にも気を使うなど、改めて豊かな生活を心がけるようになりました。
ーーPOOLOが、より豊かな生活、ウェルビーイングを実践するきっかけになったんですね。
本当そう思います。仕事面で言えば、今しているコミュニティマネージャー(以下コミュマネ)という仕事はPOOLOをきっかけで知りました。POOLOの活動を通して、自分はこの仕事に向いてそうだなと感じ、講座が終わった後からコミュニティマネージャー育成コース(通称:コミュマネゼミ)に参加させてもらうことになったんです。
現在はゼミの繋がりからコミュマネの依頼をいただき、「POOLO JOBトラベルクリエイターコース」でコミュマネをしています。「気の合う仲間と得意な仕事を、好きなところで、好きなタイミングでやる」というのが働き方が理想としてある中で、コミュマネの仕事は、パソコン1台あれば場所を問わず働けるので、まさに理想的です。
ーー参加して面白かったイベントはありますか?
一番思い出に残っているのは、「僕んとこ来いよ」というイベント。頻繁にオフラインで集まっている首都圏メンバーにジェラシーを感じていました(笑)。
そこで地方在住メンバーが「自分たちの住んでいる場所でも集まりたい」ということで始まったイベントです。私が住んでいる山梨でもイベントを企画しました。15人くらい集まればいいかなと思い蓋を開けてみれば、40人も来てくれて。
ーーすごいですね!!
正直びっくりしました。こんな大勢来てくれると思ってなかったー!と。大人数になり最初は少し混乱しましたが、POOLOメンバーにも直接会うことができ、そして一緒に参加したうちの子供達がメンバーと一緒に楽しんでいる姿を見ることができたので、企画して本当に良かったです。
POOLOのメンバーは多様性を認め合うということを大事にしていたので、子供達がそんなメンバーと繋がりを持てたことも個人的には嬉しかったことの一つです。
多様性をお互い認め合える環境って、とても心地いいんですよね。社会的にマイノリティと言われる人たちもいる中で、お互いの違いを認め合えることは世界の豊かさにもつながるんじゃないかなと感じています。
自分たちが豊かな暮らしを実践することで、「豊かさ」の輪を広げてゆきたい
ーーこれからの暮らし方について、考えていることはありますか?
まずは自分と家族が豊かになる暮らしを、実践していきたいです。そうやって暮らす中で自分と接点を持った人に「こういう生き方もできるんだな」と知ってもらい、その人の生活の中にも少しずつでも「豊かさ」と「自由な暮らし」を取り込んでもらう。
そしてその人が豊かにれば、その人を見た別の人も豊かになる、そんなことがどんどん繰り返されてゆけば、ネズミ講みたいに、豊かさの輪を広げてゆけると思っています。
ーー素敵なネズミ講ですね。具体的なアイデアはありますか?
まだ構想中ですが、ひとつは、人の交流拠点になる場所を作りたいなと思っています。
POOLO参加者や、POOLOの主催者であるTABIPPOの方々って、留学経験が豊富だったり、旅好きな方が多いんですよね。働き方も多彩。海外を旅しながら仕事する、いわゆるノマドワーカーも多い。
実際に交流して思うのは、そういう人たちって多様な世界に触れる機会が多いからか、人との関わり方も上手だし、生き方・働き方も素敵なんですよね。
そんな多様な人たちが集う場所を作れたら、自分の子供達とっても刺激になるし色々な生き方を見せてあげられると思うんです。
そのために、まず自分たちの住む環境を整える。そのうちに自分たちの家に泊まってもらったり、あるいは古民家をリノベしてゲストハウスにしたり、POOLOのメンバーや旅人がいつでも帰って来れる場所を作りたいです。
もうひとつは、「旅人向けライフプランサービス Polot(ポロット)」のサービス展開です。
ーーどんなことをしているのですか?
POOLOの同期と3人で始めたPolotは「旅人の抱えるお金やライフプランの心配を軽減し、旅への一歩をさらに踏み出しやすくする」をモットーにしています。それぞれの専門分野、保険・投資・ライフプランニング等の相談を受け、旅人やPOOLO生の不安を軽減し、たくさんの人の「挑戦したい!」をサポートしていきたいです。
ーー今を生きることが得意な旅人にとっては、長期的に人生を考えるきっかけになる素晴らしいサービスですね!
迷ったら、飛び込んじゃえ!それだけの価値はある
ーーでは最後に、参加を迷ってる方に向けてメッセージをお願いします。
「本当に迷ってるんだったら、1回飛び込んじゃえば!」と声をかけたいです。期によって、雰囲気も変わりますが、たくさんの出会いがあることは間違い無いです。
POOLOは余白が多いのも魅力のひとつです。講義だけではなく、自分たちで主体性を持ってイベントを企画したり、1on1をすることで充実度は変わってくると思います。私は山梨県からの参加ということもあり、直接メンバーと会える機会は首都圏在住メンバーに比べて少なかったですが、その分、多い時はオンラインで週5、6回はメンバーと1on1するなど、より楽しめるように工夫していました。
海外からでも、地方からでも参加できる、そして多様なバックグラウンドを持った人たちと成長できる8ヶ月は、人生のターニングポイントになるはずです。
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CREDIT
取材・編集…みかやん