キャバクラの世界を抜け出した理由
華やかな夜の世界に飛び込んで
皆さんは、華やかな夜の世界に足を踏み入れたことがありますか?
私は、厳しい競争が繰り広げられるキャバクラ業界に飛び込みました。
入店して2週間で1本場内指名が取れれば上出来と言われる中、私は1週間で場内指名を、そして2週間で本指名を取ることができました。
給料体系の不透明さに戸惑う
でも、その世界に長くいることはできませんでした。理由はいくつかあります。
まず、給料体系の不透明さ。
私が働いていたお店の給料は、基本給に加えて、指名に応じたポイント制という複雑な仕組みでした。最初の3ヶ月間は基本給が固定されているものの、それ以降は出来高制に変わり、指名が入るごとにポイントが加算され、そのポイントに応じて何%が掛けられ、最終的な給料が決まります。
このシステムはあまりにも複雑で、自分が正当に支払われているのか、把握することが難しかったのです。
複雑な給料システムの裏に隠された理由
おそらく、この給料体系がここまで複雑化したのは、他の店に知られないためではないか、と私は推測しています。
実際、他店の人達は、私がこのお店に所属していることを知るやいなや、すぐに「お給料ってどのくらい貰えてるの?」「お給料のシステムはどうなってるの?」と食い気味に聞いてきました。
どうやってレベルの高い女の子を押さえているのか、気になっていたのでしょう。
でも、その複雑さが逆に私たちを苦しめる結果になっていました。
女の子たちが離れていった理由
この給料体系の不透明さが理由で、私と同じように他のお店へ移る女の子が増えていきました。
もっとユルく稼げるラウンジや、給料が明瞭なキャバクラに移った子も多かったです。
倫理観のズレに気づく瞬間
次に、倫理観のズレ。
女の子たちが集まる待合室では、豊胸手術や不倫などが日常の話題となり、当たり前のことのように話されていました。そうした環境に長くいると、誰でも倫理観が一般の倫理観とはズレていく危険性があります。
実際に、私の友人の中には、昼夜逆転の生活に慣れてしまい大学を辞めた子や、異性をお金でしか見れなくなり、普通の恋愛ができなくなってしまった子もいました。
もちろん、自分の芯がしっかりしていればその世界に居続けることもできるかもしれませんが、そうした「ズレ」が「普通」になる環境で、自分を保つのは想像以上に困難です。
新しいステージへ進むために
そして、ちょうどその頃、私は就職が決まり、入社準備も始まっていました。タイミングが重なったことで、この世界から距離を置く決心をしました。
キャバクラの世界で得た経験は貴重でしたが、同時にその世界には深く入り込みすぎるリスクもあると感じました。この経験を踏まえ、私は次のステージへと進むことにしました。
裏の顔を知りたい方へ
ちなみに、このお店には、私が最終的に辞める決断を下すに至ったブラックな部分がいくつも存在しました。それについては、無料記事では到底話せない内容です。もし、どのようにして女の子たちが辞められなくなるのか、さらに深刻な事件が絡んでいる裏事情に興味がある方は、有料記事で詳しくお話します。