親のパートナーシップ、邪魔してない？

（これは、2021年1月29日に配信したPodcast番組を一部文字起こししたものです。音声で聴きたい方はこちらをどうぞ）

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今日のトピックは「親のパートナーシップの邪魔してない？」です。

リスナーのみなさんは、一人暮らしでしょうか、それとも家族、パートナー、どなたかと一緒に住んでいますか？いろんな事情や都合があると思うので、一概にはもちろん言えないのですが、昔、わたしが思っていたこと、そして、周囲の友人を見ていても感じたことがあるので、今日はこの話をとりあげてみたいと思います。

わたしは、大学の時から家を出てもうそのまま、のタイプなんですが、姉は結婚するまで、30代半ばくらいまで家にいたのかな。最後のほうは一人暮らししろと言われてましたけど、まぁ、彼女はしなかったですね〜。家にいた方がラクって面も正直あったんだとは思うんですが、自分が出て行ってしまったら、お父さんとお母さんはどうなるんだろう、みたいな気持ちも、どうもあったようです。そこまで仲がいいとも思えない2人が、子どもという円滑油みたいなのがなくなって、この先どうやって2人だけで暮らしていくんだ、みたいな。

わたしは離れて暮らしていましたけど、その心配みたいなものは確かにずっと持っていたんですよね。今後、お姉ちゃんが出て行ったら、お父さんとお母さんどうなっちゃうんだろう、大丈夫かなって。で、当時、周囲の友人たちにもこういった思いを抱えている子がいたので、これって、まぁ、娘あるあるなんでしょうか。男性でも親御さんと同居されている方はもちろんたくさんいらっしゃると思うんですが、こういう気持ちで一緒に住んでる方も、やっぱりいらっしゃるのかなぁ。

で、そんなことを考えていたときに、あるひとにこんなことを言われたんです。「例えば、あんまり仲の良くない両親のところで育つと、自分が出ていってしまうと親はどうなるんだろう、お母さんは大丈夫かな。不幸になるんじゃないか。かわいそうって、心配で家を出ることができなかったり、自立できないひとがいる。でもね、あなたがその場にずっとい続けることで、お父さんとお母さんが「親」というものを卒業して、また2人、カップルとして成長していくことを、あなたが邪魔しているんだよ」って。

ふおー！と思いましたねー。その視点はなかった！って。それに、子どもから見たらあんまり仲がよさそうじゃない両親でも、実際のところってわからなかったりしますよね。カップルのことは、カップルにしかわからない。実際、うちの両親は子どもが2人とも家を出たことで、なんだかんだ歩み寄ったり、2人で近場ですけど、旅行に行くようになったり過ごしているんですよね。なーんだ、って思いました。なんだ、大丈夫だったじゃん、って。2人になることで、お互い「このままじゃだめだ」って思って、歩み寄ったり、仲良く過ごせるように努力する人もいるから、子ども側が勝手に親の先のことまで心配しなくてもいいんですよね。

リスナーのみなさんのなかにも、親御さんのパートナーシップ、邪魔している方いませんか？「いやいや、うちは絶対無理」と思う方もいらっしゃるかもしれませんし、実際ね、もうパートナーシップどころじゃない、みたいな関係性のカップルもいますけど、ほんと、わかりませんからねー！

なので、もし今日の話を聞いていてドキッとしたり、「そんな風に考えたことなかった！」と思ったあなたは、親御さんをカップルとして、2人っきりにしてあげる必要があるのかもしれません。

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最近、立て続けにこの問題で悩んでいる方にお会いしたので、過去のPodcastでお話しした内容をシェアしてみました。

Podcast番組「須藤美香の今日も待ってたよ！」は毎週金曜配信・毎回10分ほど、こんな話題を提供しています。ピンときた方、ぜひ聴いてみてくださいね。

‎Apple Podcast内の須藤美香の今日も待ってたよ

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