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人間関係で知らなきゃ怖い「ポジション」って何?

こんにちは!みかりんです。

あなたは「ポジション」って聞いて何を思い出しますか?人間関係を作るのにこの「ポジション」がとても重要になります。意識しないと、人間関係がもつれる原因になりますので、よく読んで理解してみてくださいね。SNS上では、特に「言葉選び」によってあなたの人間性を試されます。是非、理解して意識してみてくださいね!

ポジションとは?

もともと、ポジションとは「位置」と訳されますよね。心理学においても「役割」のことを言います。

人は様々な役割を持っています。成長とともにあなたが持つ「役割」は増えてきます。赤ちゃんとして生まれた時には、「人間」という役割と「子供」という役割を持って生まれてきます。ここは男女ともに変わりません。生まれた順番によって「長女」「長男」「次女」「次男」など兄弟の中でも役割ができます。さらに、「保育園児」「幼稚園児」「小学生」「中学生」「高校生」「大学生」「社員(社会人)」など成長に伴って色々な役割ができ、その中で「友達」「後輩」「先輩」の関係ができます。成長段階での役割としては、保育園くらいから「男の子」「女の子」という違いに気づき始め、その役割を持つようになり、小学生高学年〜中学校の頃にはお互いが性の対象として「男」「女」という意識を持つようになります。こうして男女の間で「好き」という感情が生まれ始めます。恋愛を通して、「彼氏」「彼女」になり、「夫」「妻」になる。そして「父親」「母親」になる。さらに「祖父」「祖母」などと役割は増えていきます。

役割が増えるごとに、人はそれぞれ「責任」をおいます。「小学生」になれば宿題をやったり、友達との関係で自分で築き上げて行く必要があります。

人間関係がもつれる原因は「ポジション」

人間関係がもつれる原因はほとんどが「ミスコミュニケーション」にあります。どうして「ミスコミュニケーション」が起こるのかを知っていますか?

それぞれが話していることは、本人にとっては「正しい」ことなのです。しかし相手は違う受け取り方をしてしまうのが「ミスコミュニケーション」です。話の内容が全く違うのであれば、ミスなのではなくて「言い合い」なだけで、決してコミュニケーションではないということです。

例えば、夫婦喧嘩があったとします。

妻:早く帰った時くらい育児や家事を手伝ってよ。
夫:俺は働いて帰ってきて疲れてるから(できない)。」
妻:私だって、忙しくても何でもやってるでしょ。ゴロゴロしてるだけならできることでもやってよ。
夫:だから明日も仕事だし疲れてるんだってば。

よくありそうな会話ですよね。こんな会話になることが多いのではないでしょうか?この会話が起こる原因こそが、「ポジション」の違いなのです。

妻は常に「母親」として会話をしています。だから、相手は「(子供達の)父親」のつもりで当然のように「家事・育児をするのは父親として当然」と思って話をしています。しかし夫の方はどうでしょうか?「社会人」としての立場で会話をしています。「仕事」をしている立場として責任を追っているからと会話をしています。この背景には「俺が稼いできているから、それだけで父親の役割は果たせている」という思い込みがあるのです。

ポジションが違って話すから、内容が食い違っていき、さらにはお互いの主張が受け入れられないままになってしまうのです。

新しい環境で人間関係を作るときでもそうです。初めてお会いする時にも、「友達」として初めから接する人もいれば、「知らない人」として接する人もいて、そのポジションの違いが、「関係作り」ができるかどうかを決めていくのです。友達感覚で関わる人は、相手に対して「距離感」を感じますよね。そうすると「仲良くなれない」という感覚になります。逆に知らない人の感覚で接する人は、相手が友達のポジションで接しられると馴れ馴れしいなと嫌な感覚になることがあります。たった一つ、話をするときの「ポジション」の違いで、相手が「好き」「嫌い」が分かれてしまう可能性があるのです。

ポジションについて知らないと、人間関係を壊す可能性が高くなるので要注意になります。

話が合わないと感じたら「ポジション」を確かめる

あなたはいつも喧嘩をしていたいですか?一緒にいたり、出会っていくのであれば仲良くしたいと思いますよね?

もし、人間関係をよくしたい、相手と仲良くしたいと思うのであれば、「相手のポジションを確かめる」ということが非常に大切です。

同じポジションで話をしないと、相手のことを理解することができなくなるし、自分の考えや意見も相手に説明しても理解することができなくなります。

確かめるといっても、決して相手に「どんな立場で話してるの?」と言ってはダメですよ。そうしたら、「あんた、何様なの?」って言われます。そっと相手の声や言葉に耳を傾けてください。しっかり聴いていると、相手がどの立場で話しているのかわかると思います。けんか腰で話を荒立てるよりも、相手の話を最後まで聴くと、相手があなたに何を求めているのかを知ることができるのです。

ポジションを合わせる

相手のポジションを確認したら、その立場で自分が考えていることをきちんと伝えます。さっきの例で言うならば、文句を言い出したのは妻の方。すでに妻の方はストレスを抱えて「伝えてきている」のです。それを違うポジションであしらったら、それは喧嘩になりますよね。

だからこそ、妻は「母親」の立場で「父親」としてできることをやって欲しい、育児や家事を手伝って欲しい、子供と関わって欲しいなど、妻には妻の考え方があります。それをわかってほしいし、大変なことをやっていると認めてほしいのです。その気持ちを受け取ることができれば、妻はいつもはやっていることだからできないことではないのです。ただ、働いてくれている夫にいつもは感謝ができていても、自分に余裕がなかったり、自分が頑張っていることを「当たり前」と言わんばかりにされるのには腹が立って言わずにはいられなくなるのです。

夫婦喧嘩の場合は、だいたい、夫か妻のどちらかが「社会人」もしくは「男」「女」として話し、どちらかが「親」として話します。

どの立場を選ぶのかは、本人次第です。しかし会話の内容を聞いていれば、その食い違い具合がわかります。

ポジションを合わせて話をしても、もし「喧嘩」になるのであれば、そこにはまた「別の問題」が含まれている可能性があります。

まとめ

もしあなたが、良好な人間関係を作りたいと考えるのであれば、ポジションを考えて言葉を発してくださいね!

それがSNS上であるならば、自分が伝えたいメッセージはどのポジションから、どんな人に伝えているのかを考えると、言葉選びができると思います。

先輩ポジションからなのか、先生ポジションからか、仲間ポジションからなのか、友達ポジションからなのか。あなたがどんな人と繋がりたいのかによって、あなたの言葉を選ぶことが大切です。その方がきちんと伝わることを知っておいてくださいね。

ちなみに私は「友達・仲間」ポジションでツイートしています。それは私は一緒に楽しめる友達や仲間がほしいからです。言葉だけでも距離感の遠い人とは、SNS上ではより一層仲良くなれないことをわかっているからです。

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