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22-23season Merci Nancy
こんにちは〜!
なかなか更新できず、日本に帰国してから1ヶ月が経ってしまいました…
記録用に、フランスでのことをまとめたいと思います。
リーグは最終、いいところまで追い上げましたがプレーオフまであと一歩届かず、9位で終了しました。
第25戦 vs Marcq
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第26戦 vs MULHOUSE
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レギュラーラウンド最終結果
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レギュラーラウンド最終試合で負けた瞬間の感情はもちろん悔しい。そして寂しいという想いもありました。フランスのチームは一年契約が基本です。来シーズン全員がチームに残るという確率はとても低いです。
寂しく思うほどみんなとのバレー生活が濃かったのかと、そして何より温かい人たちばかりだったなと。
私のバレー人生、いつも周りの選手に恵まれているなと感じております。
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少しフランス生活を振り返ってみます!
日常生活は?
ナンシーは体育館の使用時間が限られていたので午前午後2時間ずつでした。
ただ朝が8時からなのですごく早い。そして6時間ほど休憩をはさんで16時から午後練習がありました。
ボール練習は開始30分後にはアタックやラリー練習が始まります。そして人数も基本14人なので練習が始まれば常にコート上で動いている感じでした。
体育館には練習開始の20分前くらいに到着し、練習が終わればすぐさま帰宅になります。なので、家での練習前後のストレッチが必須でした。
このフランス生活8ヶ月で英語やフランス語はどこまで必要だったか、重要だったか?
実際、フランス語は挨拶程度しか話せないです。むしろ話せるに入らないと思います。笑
ナンシーは大学がたくさんあるので若者が多く、どこへ行っても英語を話せる人が多かったなという印象です。それに甘えていました。笑
あとは、携帯で翻訳していました。
英語は絶対的に必要でした。
8ヶ月を終えて、日常生活の聞き取りはだいぶできるようになったと思います。聞き取る英語全てが分かっていたわけではなく、いくつかの単語からヒントを得て理解していました。また、同じ時間や状況を共有しているので、あ、あの時のことを話しているんだななど、同じ時間を過ごせば過ごすほど理解できるようになりました。
話すほうは私が上達したというより、チームのみんなの理解力が上がったと思っています。
その中でもよく使っていたのは
・Can I 〜
・I want〜
・what/how/where/who/when/whyから始まる文
バレーをする上で必要最低限はなんとかなっていました。途中からは冗談の言い合いだったり愉快な人たちが多かったのでコート外でも楽しかったです。もちろんディープな話もたくさんしました。
やはり、英語は話せるに越したことはないですね。もっと話せていたらもっと生活も楽しかったと思います。
生活する中であってよかったと思うものは?
・米&炊飯器 私は日本人だと再確認しました笑
・折りたたみポット 日本でも必要ですが、フランス生活でも毎日使っている物でした
上げたらきりがないのですが、生活をする上で食の部分はできるだけ日本に近いものがあればコンディション調整が楽かなと思いました。
ただ、私はヨーロッパの食は大好きです。笑
アパートはとてもきれいで住みやすい広さでした。ただ、浴槽がないのが個人的にはきつかったです。なので、サウナに行って身体を暖めることもしばしば…
バレーボールの部分は?
日本の違いとしては、自チームも相手チームの選手も身長が高いと言うところです。
自チームで言えばトスを持っていく高さが違いました。
ミドルに関しては日本でのトスと、速さは同じで高さが違う。サイドに関しては少しゆっくり目で高いところに持っていく。と言う様なトスをあげていました。
相手選手も高いところから打ってくるので、高さ特有のアタックコースと外国人独特のパワーを受けれたことはすごく身になりました。
前衛でのブロックは私の上からボコボコやられるので、私が前衛時のポジションチェンジとシフトを作ってやってもらっていました。
やはりバレーボールは1人ではできないいスポーツだと改めて思います。
そして、補い合うことで成り立つスポーツでもありますね。
ナンシーの選手を見ていて印象に残っていることは、“私にトスを持ってこい“と言う選手ばかりだったことです。
勝負所のになればなるほど“準備できてるよ“や“私にもってこい“とハッキリ言われます。セッターとしてすごくありがたいです。ありがたいくらい選択肢が多いので困る試合もありました。ただ、助かる試合の方が断然たくさんありました。
そして日本を出て、日本の強みを再確認したこともあります。
それは、ディフェンス力です。サーブレシーブ返球率とボールをコートに落とさないディグ力はやはり日本の魅力だなと思います。
この強みをオリンピックで見せつけたいとも強く思いました。
最後に、バレーボールっていいな。バレー選手で良かったなと思う出来事がありました。
会場満杯の中、気迫溢れるプレーが続くと連動するかのように会場全体が大きな歓声に変わっていきます。その歓声が大きなエネルギーとなってまたコートに返ってくる。
彼らの反応はダイレクトで正直でした。情熱を身体全体で表現してくれるので数千人分のエネルギーがコートに返ってくると私たち選手もまた情熱的になるんです。
選手と観客がお互いにお互いの心を動かしているんです。この体験はフランスリーグでプレーをして身に染みて感じました。それと同時にバレーをしてて良かったなと感じる出来事でした。
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長くなりましたが、一つ言えること
フランスに行って良かった。
勇気を持って決断をして、たくさんの方々の支えによって無事にシーズンを終えることができました。ひとまず1シーズン本当にありがとうございました。
そしてこれからもたくさんの失敗と小さな成功体験を繰り返しながら成長していきたいと思います。
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後悔しない選択を。そしてどんな選択をしてもどんな道にするかは自分次第
と自分に言い聞かせて今回は終わりにします