飲食店開業の物件下見で都内を練り歩く
妻「今日は物件の第2回下見行って来たね。5件見た。」
夫「疲れた。猛暑の中、歩きすぎたよ。いろいろ見てどうだった?」
妻「一長一短あるなと思った。でも良い物件あったね」
夫「そうだね。決めたい物件に出会えた。二人で言い出した事が、すでにいろんな人を巻き込んで進み出した感じだね。これからもっともっと周りを巻き込んでいかなきゃいけない。物件決まると一気に進むね」
妻「そうだよ。契約したら早くも家賃が発生するから、一刻も早くオープンさせないといけない」
夫「物件も居抜きと、スケルトンっていう何も無い状態の2種類あるんだよね」
妻「スケルトン今日初めて見た。本当に何もなくてびっくりした。だからこそ、自分たちでイチから作り込む楽しさあるよね。夫そういうの好きでしょ。こだわりそう」
夫「こだわるね。楽しみだな!」
妻「1番目と4番目に見た物件は居抜きだから、資金かからず、すぐに開店できるけど、内装がちょっとダサかったよね」
夫「ダサかった。あれはテンション下がる・・」
妻「全取っ替えしたいぐらいでしょ。だったら居抜きにする意味無いからスケルトンにした方がいいよね」
夫「実際物件見ると、開業が現実味帯びてくる。アイデアもいろいろ出てくるね。場所もいいし」
妻「あんないい場所見つかると思わなかった」
夫「じゃ、決定で行こう」
妻「うん、決定でいきましょう」
妻「場所でいうと、再開発が進むエリアだから将来性のある街だよね。ターゲットにしてる客層から考えてもいい場所だと思う」
夫「2020年の東京オリンピックが勝負だからね。そこまでは潰さないように維持だよ」
妻「それと、いろんな物件見て、もっと良いのあるかもって、なかなか決めないでいるのは落とし穴だと思う。婚活のもっと良い人いるかもの心理と同じで、永遠に結婚できないからマジでやめた方がいい。この場所で開店する!って腹くくって決めることが大事だよね」
夫「下見終わった後に、参考にと、ある店に行ってみたけど、ちょっと残念な結果になったな・・」
妻「コンセプトのエッジ立ちすぎてると、逆に命取りになると思った」
夫「ハードル上がりすぎちゃうからね。SNSで盛りすぎちゃうのも危険だよね。あと、コスパ、店内の雰囲気、店員さんの接客は大事だよね」
妻「お店の雰囲気は、店内に入る前のアプローチから決まっていると思う。
お客さんは店に入る前から観察してるよ」
妻「誰もが知ってるチェーン店の場合、30メートルぐらい先からおなじみのトレードマークが見えて、あったあった!のワクワク感から始まり、店内に入ると期待を裏切らない雰囲気で迎えてくれる」
夫「接客がこなれてなくてもいい。お客様をお迎えするという想いが大切だよね。お店のコンセプトがしっかりスタッフ全員に行き届くように教育する必要があると思った」
夫「ちなみに今日iphoneで見たら13.4キロ歩いてた」
妻「すごいね。でもその価値あったよね。歩きながらいろんなお店を見れたから参考になったし」
夫「暑かったけど、この距離歩いてヘロヘロになるなんて、俺はまだまだ自分の体力足りないと思った。15キロ歩こうがへっちゃらな体力をつけないといけない」
妻「はい、頑張りましょう!」