船橋駅で
行く度に思い出してしまう、船橋駅の改札口。
こんな特定の出来事を書いてもいいのだろうか、という葛藤と闘いながらその時のことを振り返ろうと思う。
たこ焼きパーティーに呼ばれなかったことがなんだか妬けて、無性に腹が立ち、怒りをぶちまけた。
顔も見ず、思っていたことを全部言ってしまった。
それが、船橋駅の改札口。
どうして欲しかったのか、分からないまま言い放った別れの言葉。
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どれもこれも、思い出すのはわがままな自分だけで、なだめて謝る彼はちっとも怒ってない。感情を見せず、ご乱心な私を前に、まるで仏の様だった。
いっぱい傷つけて、困らせてごめんなさい。
心を鬼にして出掛けたあの日のことが忘れられなくて、今でも後悔している。
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これだけじゃないね、どこかで笑っていますように。