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アトピーの原因は、アレルゲンじゃない
こんにちは!
はじめまして。
小説を書いています、三果あとり(ミカアトリ)です!
今日は、ぜひ発信したい自分の体験をご紹介したいと思います!
そう、私は、ある日突然、アトピーになったのです。
今から11年前。もう結構いい歳でした。
その時は、職場を変えて大変でした。
いわゆる会社員から中学校高等学校の非常勤講師に転職したんです。それも超有名進学校。非常勤と言えど、しっかり働いてもらうが、それなりにお金は出すぜ、っていう学校でした。
その時、私もいろいろ思うところがあって、いろんな教育ビジョンを抱いていたので、それを校長や先生方に随分気に入っていただいて、目新しい授業方法や自己肯定感を生徒に抱かせるための工夫とか、必死に、でも楽しく、がんばっていたんです。
非常勤なのに、いろいろ仕事を頼まれて、夜8時までの国公立受験対策講座、とか関関同立対策講座とか。本当に準備するために寝る間も惜しんでいました。
朝は7時半に出校、授業後、小テストの採点やプリント作成、小論文講座の打ち合わせ、表現講座の打ち合わせ……。
帰宅は早くて9時。だいたい11時に帰宅というパターンが多かったようにおもいます。
当然、朝から食事を食べる気にならず、出校してから学校にあるコンビニ弁当を買って食べる。ランチは併設の大学の食堂か、コンビニのカップ麺。夜もコンビニ弁当。
それが、八か月ほど続いたある日、急に、右目の目頭の瞼の所に、ぷくっと腫れが出てきました。
メバチコ(ものもらい)にしては、ふわっとした腫れ方。
おかしいな、かゆいわけでも痛いわけでもないけど。
でも忙しいので気にもせず、いつも通りの生活をさらに続けて、一週間。
今度は、同じ目頭の下、いうなれば、メガネの鼻当てが当たる辺りに、細かな小さな水ぶくれが急にぶつぶつぶつ……
ぎゃーと思っていましたが、かゆいわけでもないので、そっとしとけば治る?と、そっとしていると、数時間もたたないうちに、皮が勝手にはじけて黄色い汁が、だだーっと垂れてくるではありませんか!!!
これだけでもグロいのに、翌朝になると、右目の周りがメガネのように、水膨れの帯。数時間後にだらだらと黄色い汁が噴出。
汁はなかなか止まらず、止まってもカピカピにかさぶたみたいに固まります。
瞼は腫れて垂れ下がる。目の下からは汁が垂れる。
でも忙しい学校だし、授業してくれる代わりの先生なんていないから、その顔で教室に行く。子供たちが心配してざわつく。「辰吉が試合に負けたときみたいになってるで、大丈夫か?」と、もやっとすることを言いつつ、黒板のコナが悪いんじゃないか、と黒板を消す係まで決めてくれるという……子供は優しいですね。
で、うすうす、これってアトピーかも、と感づいていました。
実際医者に行くと簡単にステロイドを出され、「ぬりなさい」の一点張り。
実は妹が昔ひどいアトピーで、脱ステロイドをした苦い経験をしたのを見ていたので、ステロイドに手を染める恐ろしさを思うと拒否するしかありません。
「犬でもいうこと聞けばかわいいのに」と女医にののしられつつ、
あんた、好きなだけののしって、完治できない薬売りつけて金儲けかい!
なんて心の中でヤサグレていました。
ですから、実際、使いませんでした。
で、いろいろ試しました。最終的に、ひどい目にあったのが、漢方薬でした。
10日分で6万円もする薬を飲む。
めっちゃひどくなって広がる。
医者は好転反応だという
を3クール続けて、見切りをつけました。
なぜなら、胃腸の調子がめっちゃ悪くなったからです。それに比例してアトピーは悪化しました。
とにかくアレルゲンを遠ざければいいんだ
そう考えて、砂糖と油に反応することに気づき、その二つを一切断ちました。
ところが、昨日食べられていた卵が、今日食べると顔に斑点ができる。
卵をやめよう。タンパク質っているよね、とササミを食べる。
うん、大丈夫。
と思って食べると、二日後には、ササミに反応するようになる。
そう、だんだんと、アレルゲンが増えてきたのです。
……おかしい
かなり、これって変じゃない?
ていうか、そもそも何でも食べられていた人間が、
突然アレルギーになりましたって?
アレルギー体質だからでしょ、って医者は簡単に言う。
でも、その体質は急にできたの?
体質は急に変わるものよ。
なんて、医者は言う。
そこで、ふと、発症から今までの数か月間を振り返ります。
明らかに、おなかの調子がわるい。胃が痛い。唇の端がかさつく。
で、高校時代の生物の授業を思い出すわけです。
そう、この思い出が、私を救いました。
生物の先生、ありがとー!
つまり、
私たちは、受精して、ある程度細胞分裂していって、丸い卵の時に、
丸い球体の外側の皮(皮膚)の一か所が、きゅきゅーっと中に入っていって穴ができ、反対側まで到達すると、一本の管になります。
多分これが、口から肛門への管、だと思ったわけです。
ってことは、今傷んでる皮膚は、胃や腸とおなじ臓器ってことでは?
そう思って、次に「免疫つくるためにアレルゲンをどこで感知するのか」を調べてみました。
だって、アレルギーって、明らかに免疫系です。
それに皮膚から垂れてくる黄色い汁は、血小板というよりは、どうもリンパっぽい。
ドンピシャでした。
体内に入ったものを感知して、免疫を作るセンサーは、小腸の一番最後、大腸に行く直前の所にあったのです。
つまり、腸が荒れてると、本来はじくものを体内に(腸壁の内、つまり皮膚の中、本当の私という体の中に)入れてしまうってことです。
ですから、その荒れ具合によって、昨日OKだった食べ物が、翌日はもうだめになるってことが起こったわけです。
アレルギーになる原因は、アレルゲンではなく、
本来ははじいて便で出すはずのものを受け入れてしまう腸壁だった
と、そういうことだったのです。
それがわかれば、もう、方針は決まります。
そう、腸壁を治す。これしかない。
で、どうするかというと……
その方法は、次の記事に譲ります!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
三果あとり