永遠のファイターレッド、藍染カレンさん並びにZOCへ
まずはカレンさん、ご卒業おめでとうございます。
ラストライブ、配信で見ました。せいこちゃんが作る歌は高い音程もたくさんあって歌ってて大変だと思うのに、それでもあの曲数を歌いきったあなたの姿を見て、今までステージの上で戦ってきた過去が全部あなたの力になっているのだなと思いを馳せ、涙を流しました。
私はあなたにハマったのはここ数年のことだったし、今のTOKYO PINKの体制は私には合っていないと感じたので、ライブに行った回数や配信を見た回数も片手で数えるほどしかありませんが、もっと昔のあなたを見たかったな、としみじみ思うライブでした。
私が最初にZOCに出会ったのは、戦慄のツイートが炎上してたときでした。ルッキズムに関するようなことを戦慄が言っていて、私は「こいつ、嫌いだ」と思いましたし、戦慄が卒業した時の騒動もあり今でも嫌いです。
次にZOCという単語を見たのはさやぴが未成年で飲酒したというので炎上したときでした。
それを見て、「あぁ、ZOCっていうのは碌でもないやつらが集まるグループなんだ」と思った記憶があります。
でも、その何ヶ月後かに、ZOCはせいこちゃんがプロデュースしているグループだということを知って、せいこちゃんにメンヘラ時代お世話になってた私は楽曲だけでも聴いてみようと思い、YouTubeで family nameのPVを見ました。
そのとき、あなたの力強いアルトボイスと、戦うような強い眼力で画面のこちら側を見る目に、私の心は一瞬にして射抜かれました。それが、あなた、藍染カレンさんとの出会いです。
私は、あなたの歌声を聴きたくて、すぐにZOCと YouTubeで検索しました。大変申し訳ありませんが、過去のライブ映像を違法試聴しました…本当にごめんなさい。そのときはただ興味本位だったので、まだお金を払う価値はZOCにないと思っていたのです。
そのライブ映像の中でも、あなたの歌声とダンスは一等輝いて見えました。確かにせいこちゃんやにっちゃんもダンスや歌は上手だったけど、私にはあなたが一番輝いて見えたのです。
私は、藍染カレンさん、あなたのファンになりました。ZOCのことは愛せるか分からない。でも、あなたのことは愛そうと、そう決めました。
そこからZOCを追うようになりました。確か、さやぴはすでに卒業していて、追うようになってすぐにまろが加入しました。
まろの加入した新生ZOCのライブのチケットを最初に買ったと記憶しています。
確かにまろの圧倒的な歌唱力にはゾクっと鳥肌が立ちましたし、すごい奴が来た！と思ったけれど、それでもあなたへのときめきは止まりませんでした。
話は変わりますが、私は出っ歯なのと肩幅が広いのがコンプレックスでした。でも、失礼な話、あなたも出っ歯で顔が小さいが故に肩幅が広く見える人でした。
同じコンプレックスを持っているのに、こんなに美しい人がいるんだ！と感動したことを覚えています（私は他にも欠点があるので比べるのはおかしいとは思いますが）。精神性が美しく、体をちゃんと鍛えれば、あなたのように美しくなれるのだと考えると、あなたは私の希望そのものでした。
そして、戦慄が卒業し、りこちゃんが入り、ZOCの武道館が決まりました。
それまでのライブは配信を買っていましたが、武道館という大きな舞台。かてぃが卒業するという節目もあるので、ぜひ生で見届けようと思いました。
そのときはファンクラブにも入っていなかったのでチケットは一般チケットで席は2階の遠い座席になってしまいましたが、それでも生で見るあなたはすごかった。曲中の表情管理やダンス、声の圧、生で見るとものすごい迫力で、あなたがあまりにも美しくて、私は全然泣く場面じゃないのに泣いてしまいました。帰ってから即配信チケットも買いました。やっぱり近くであなたを見たかったので。
そして、のどちゃんが加入しました。その節目のライブは見に行こうと思って、現地まで行きました。のどかちゃんが1人でアカペラで歌ったfamily nameをまだ覚えています。
そういえばこの頃はコロナ禍で声出し厳禁でした。憂鬱な日々でしたが、COLOSNAの「みんなが我慢できることにうちら人生賭けきちゃったんだよね」という歌詞に励まされてきました。私も合唱サークルで活動を禁止されていたので、通ずるものがあったのです。
いつの間にかカレンさんのことじゃなくZOCのことを話していましたね。うん、私はあなたを追ううちに、ZOCが好きになっていました。のどちゃん、まろ、りこちゃん、せいこちゃん、にっちゃん、そしてあなたがいるZOCが大好きでした。永遠にこのメンバーでいてほしいと思っていました。PVPの時期が本当に大好きでした。カレンさんの衣装もいっちばん好きです。あなたの綺麗な腹筋が見えて、パンツスタイルなのがかっこよくて。
それからも何回かライブを追っていました。まろの不倫からのパワハラ被害騒動やジョナが加入して速攻やめていったあたりで、ん・・・？と雲行きが怪しくなってきた気がしました。
せいこちゃんとりこちゃんが仕事の都合でライブに出なくなることも増え、そのときのZOCが好きだった私はなんだか悲しい気持ちになりました。
そんなある日、ZOCがMETAMUSEになると発表がありました。
え…？カレンさんが戦うのはZOCじゃないの…？
と私は動揺しました。ZOCという今までの歴史が否定された気がして、辛かったです。
いつの間にか藍染カレンのファンではなく、ZOCのファンになっていた私は、この発表を受け入れることができず、ZOCとしての最後のライブを見て、ZOCから距離を置くことにしました。
だから、METAMUSE時代は全然追えてません。ごめんなさい。
それからしばらくして、ZOCが戻ってくるという発表がありました。
その頃にはZOCからもカレンさんからも心が離れていた私は、へぇ、と思いました。でも、6人が楽しくやってくれればと思っていました。
ですが、にっちゃん、のどか、まろが辞めるということになり、それがまたせいこちゃんによる暴言によるものだとにっちゃんのストーリーから推測されました。私はこのときすごく悲しかったです。天真爛漫な、初期からいたにっちゃんが精神を病むほどのことがあった。しかもそれが、せいこちゃんのせいかもしれない。まろの件があったのに。ZOCはまたズタボロになっていたんだと知って、心が苦しくなりました。よくZOCで問題が起こるたびに「せいこちゃんは音楽だけ作ってろ」という意見が出ていましたが、私も初めてそう思ってしまいました。そしてなにより、カレンさん、あなたが心配だった。
初期から大事にされていたはずのにっちゃんがせいこちゃんに暴言を吐かれていた。じゃあ、あなたは？大丈夫なの？なにもされていないの？
ZOCにいて大丈夫なの？
「私はZOCにいたい」そう言い切ったあなたの言葉を初めて疑いました。
私はもう、ZOCが怖くてライブが見れませんでした。そんな精神性が反映されたのか、ZOCの新曲にも心が動かなくなりました。
そしてりこちゃんが卒業し、オーディションがあって、あいみちゃんが入ってきて・・・。色々あったようですが、私は心が再び離れていました。
そんなとき、カレンさんから卒業の発表がありました。
まず、真っ先に感じたこと。それは「嬉しい」でした。せいこちゃんのメッセージによりせいこちゃんとは良好な関係であることが証明されたこと、そしてカレンさんが自分でお芝居という道を選んだこと。
ねぇ、カレンさん。私ね、あなたのソロライブイベントで初めて生のあなたと話してチェキを撮ったんです。近くで見るあなたはさらに美しくて、低い声が美しくて、この人が永遠に幸せで、永遠に美しくあればいいと思った。
そしてね、悪ノ娘の舞台も見にいったんですよ。紅のクオリアというあなたの曲を聴いた時から思ったけれど、あなたは本当に演じるのが好きな人だ。お芝居の一挙一動からそれが伝わってきて、舞台女優のあなたも素敵だと感じました。
だからね、あなたがお芝居の道を選んだと聞いた時、びっくりはしませんでした。あなたの性質に合っている道があってよかったなぁ、と心の底から思ったんですよ。本当に。
でもね、私はアイドルのあなたも大好きだった。ステージの上で舞い、思いを届けるように歌うあなたの姿も大好きだった。
だから、卒業ライブは見届けようと思いました。
正直なところ、まだZOCを恐れているところはあって、ZOCの藍染カレンを見るのもちょっと怖かったけれど、それでも、あなたを愛した者として、アイドルとしての、ZOCとしてのあなたを見届けようと決めました。
そして、今日、あなたの勇姿を見ました。あなたは終始、幸せそうに、ファンを愛おしむように、笑っていましたね。
よかった。あなたは、ZOCで幸せだったんだね。
そう安心すると、涙がぼろぼろ溢れてきて、幸せならここにいてくれと願う自分もいて、せいこちゃんの歌をあなたが愛おしそうに大事に大事に歌う姿を、そのダンスを、歌声を、もう二度と見ることはできないのだと考えると、後ろ髪引かれるような気持ちにもなり、私は感情がぐちゃぐちゃでした。
でもね、見れてよかった。ステージの上で戦い続けたあなたの最後の姿を見ることができて、本当に良かった。最後のZOC実験室であなたが叫んだ「生きろ！」という言葉で、私は、私たちファンは、きっとこれからも強く生きていけるでしょう。
あなたがいなくなったZOCを推すことはもうないと思います。でも、あなたがいた証明であるZOCは続いて欲しいと思います。いろんな出来事があったけど、でも、それも含めてZOCだから。あなたと出会わせてくれたZOCは、私にとっても大切な場所です。
藍染カレンさん、本当にお疲れ様でした。あなたのことが本当に大好きです。
ファイターレッドよ、そしてZOCよ、永遠に。