3年B組金八先生第5シリーズ

まずは結構メジャーなところで。

これで思い出すのは、風間俊介くんの演じる兼末健次郎。途中から本当に兼末健次郎の半生みたいなドラマになるものね。

学級崩壊、いじめ、家庭内問題などがテーマで、かなり重めだった印象。海援隊のOPのペダルを漕いでも印象的。金八先生の息子幸作が隣のクラスにいるのもこの回。

健次郎が先生を殴るところから、クラスメイトをいじめたり、桜中学の3Bはどんどん壊れていってしまう。健次郎の悪い目つきの演技が圧巻すぎて、本当に怖かった。

でも健次郎には事情があって、兄の雄一郎が名門校進学後東大卒のひきこもりで暴れん坊という爆弾を抱えていたんだった。しかもそれを家族はひた隠しにしつつ、体裁を守ろうと必死で、そんな日々にストレスを抱えていたのよね。たしかスキー場でお姉さんも亡くしている。

そんな健次郎をいつも近くで見守っていたのが安井病院の娘で、健次郎の幼馴染の安井ちはる。彼女は絶対に彼を見捨てることなく、いつもいつも「けんちゃん!」って気にかけてて..初めて見たのが確か中学生の時のことなんだけど、私もそういう人の本質が見抜けるちはるちゃんみたいな女の子でいたいなと思ったものだ。世界中がその人の敵になったって、自分だけは味方よ。みたいな。笑

結局金八先生が懸命に健次郎のフォローをするんだけど、たしかお母さんと揉めて健次郎はお母さんを刺しちゃうんだよね。ここまでやるのか!って思ったけど。「先生助けて」って言った時の健次郎が初めての弱音だと感じて涙が溢れた。卒業式を校長室でやるシーンは感慨深かった。

金八といえばソーラン節で、お別れ会で健次郎が踊るのも良かった。

15歳っていう複雑な時期に、家庭の鬱憤を晴らす手段としていじめに加担してしまっていた健次郎はその後激しく反省するんだけど、その成長も素敵に思えた。

スペシャルでは、ちはるが「おばあちゃんになってもずっと私はけんちゃんがすきだよ」って言ってて、そんな風に誰かのことを思ってみたいと感じたものである。健次郎は幸せ者。(ちはるちゃんかわいい)

たしかまたその後のスペシャルで健次郎は進学校に合格し、東大に進学後小学校の先生になってた。

もうお気づきかもしれないけど、私、兼末健次郎大好きです。笑 ちはるちゃんになりたい。傷ついた優秀な青年って、個人的にとてもツボでした。






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