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そのコンビの名はまだ知らない

「M-1グランプリ=コタツに入って見る年末のテレビ番組」というのが一般的な認識でしょうか。少なくとも私はそんな感じ。

ただ、ちょっとしたご縁があって、10月初旬、大阪で行われた2回戦を見てきました。

平日の午前。当日券を購入し、開場と同時に席に着きます。

整理番号2が、やる気の証拠

予定通りに開演。前説のヘッドライトが登場。
観覧の注意や審査員の紹介の後に、コンビ名を10個読み上げてヘッドライトは舞台を降ります。
そこからは入れ替わり立ち替わり、一気に10組の漫才が始まります。約3分の漫才が10本。
一つのコンビが終わると、すぐに次のコンビが出てくる。その間にはコンビ名の紹介もなければ、出囃子もない。矢継ぎばや。

10組の漫才→MCと小休憩→更に10組の漫才→MCと休憩
入り口に貼られたタイムテーブルによると、このローテーションは20時頃まで続くらしい。

会場入り口に貼られたタイムテーブル

見た目にインパクトがあるコンビ、ダブルのスーツを着た昭和スタイルのコンビ、人気芸人へのオマージュが強めのコンビ・・・回転寿司さながらの様々なネタが絶え間無く披露されます。

私は2回戦を甘くみてました。
一組くらいは、セリフを飛ばしたり、泣き出したりするのかと思ってたけど、どのコンビも立派な漫才師でした。
どのネタも笑いどころがあって、入場料2000円の元を取れるくらい楽しませてもらいました。

とはいえ、一線の漫才のように腹がよじれて、息をするのもしんどいくらいの大爆笑はなかった。

13時頃、空腹に耐えかねて席を立ち、会場を出る。

大阪公園の一角にある会場でした

会場近くで携帯を見てると、木陰に立つ青年二人が気になった。二人は並んで立って、木に向かって大きな声で話していた。
それがネタ合わせだとすぐに分かったけど、なぜか目が離せなかった。
声を出してるのは分かるけど、何を喋ってるのか微妙に分からんし、背中しか見えないけど、周囲を気にせず必死にネタ合わせしてる姿がカッコよく感じた。一生懸命は素敵だな。

木影の向こうでネタ合わせ中
お昼ご飯は大阪城公園内のカフェで

夜、インスタライブで2回戦の結果を見た。
私が見た30組のうち、一番面白いと思った「シャガール」は無事2回戦を突破してました。嬉しかった。

さて木に向かってネタ合わせをしてたあのコンビはどうなったんだろう?
名前も顔も知らないから、結果は分からないけど。彼らも合格してたら嬉しいな。

2回戦はまだまだ続きます。

インスタライブでの結果発表


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