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ブレーザーズの公開練習に行ってみた

バレーの試合を見るのと同じくらい、練習を見るのが好きな私。

興行なので見られることを意識してる試合とは違って、ひたすら自分達の上達のために練習する姿は、勝敗が決まらなくても、綿々と同じ動きが続いても、見てて飽きない独特の面白さがあります。

プロ野球だとキャンプ見学ツアーがあるくらいだし、この「練習を見るのは面白い」って感覚はとても一般的なんだと思うんです。

そんな訳で灼熱の8月6日(火)、日本製鉄堺体育館で行われた公開練習へ行ってきました。

ちなみに参考にしたのは、こちらのサイトのカレンダー。
この日はファンサービスがないボール練で、ファンクラブの会員でなくても、誰でも見学ができる日でした。

公開練習は10時開始なのですが、体育館に着いたのは11時頃。

会場である日本製鉄堺体育館へは試合観戦で何度か訪れたことがあります。
試合の時はたくさんの人と、ポスターやキッチンカーで賑わっていますが、この日は人影が全然なくて、本当に公開練習がやってるのか不安になってしまいました。
関係者でもない普通の人間が勝手に入っていいのか躊躇して、入り口近くにいたスタッフの方に確認を取ってから入館しました。

もちろん練習は既に始まっており、急いで2階のギャラリー席に着席。

見学者は私を含めて5人くらい。多い?少ない?初めての事なので、分かりませんねー。

写真や動画の撮影は禁止、ただただ練習を見ます。

練習に参加しているブレーザーズの選手は10人弱。外国人選手もおらず、渡邊選手も欠席でした。
2面あるコートの片方だけを使って、実践に備えた練習をしていました。
人手が足りないからか、ブレーザーズの応援団長であるなおきさんもジャージを着て練習に加わり、球拾いなどのサポートをしてました。

普段の公式戦でこの体育館に入る時は、観客も選手も多いし、音響もあって騒がしいのに、この日はとにかく静か。
静寂ってほどじゃないけど、コーチの指示、声出し、選手同士のコミュニケーション、小さなつぶやきさえギャラリー席でも聞こえるほど。

ゲーム形式の練習が1時間ほど続いて、そこからはポジション別の練習。
使ってなかった方のコートにマシンを置いてレセプションの練習が始まりました。もう一方はトス練だったかな。

野球のピッチングマシーンのバレー版みたいなマシンでサーブレシーブを練習するのは知ってたけど、生で見たのは初めて。

初見のマシンの感想は、「凶器」って感じ。

最初はしゅるんしゅるんって可愛らしい音なのに、いざボールが飛び出してくる時はシュゥって凄い怖そうな音が鳴って、その音が聞こえた時には既にボールはレシーバーに届いてる。

早い、強い、何より怖い、三拍子揃った狂気のマシン。

そのマシンを使って反復練習。
マシンの設定速度は何キロかわかりませんが、めっちゃ早い。それを逃げず、むしろ向かってボールを上げる。
体に覚え込ませるように、何度も同じ動きを繰り返す。

パリオリンピックで大活躍した山本選手は去年(2023年5月退団)までブレーザーズに所属していました。
この場所で山本選手も同じようにマシンを使って練習してたのかも・・・そう考えたら、何だか凄い場所にいるなーって思えて、ゾクゾクしました。

午後の予定があったため、12時前には退出。
静かで涼しい世界から、暑くて騒がしい街へ出てきました。

公開練習、おすすめです。

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