自分の内側
先ほどまで降っていた激しい雨は上がり
静けさが広がる
濡れた道路に街灯の光りがぼんやりと月上がりのように浮かび上がる
ひんやりと心地よい空気が漂い
濡れた道を走るタイヤの音
近づいては遠ざかる
この静けさの中に
私をなじませていく
今日を振り返ることはせず
ただ、ただ、静けさをカラダになじませていく
深い安らぎがカラダを満たしていく
一日が終わり
深い深い呼吸とともに
安らぎがカラダを覆っていく
気がつくと
静けさは体の中に取り込まれ
大きな雨音が窓の外にひろがる
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