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クラゲ採集in鳥取

クラゲを求めて鳥取へ

みじゅです。先日クラゲ採集をしに鳥取まで行ってきました。

鳥取に行った理由は、エチゼンクラゲを取りたい!!です。
こちらの記事を見て、海水浴場まで入ってきているなら行くしかないだろうということで急遽鳥取行きを決めました。

本当はなるはやで行きたかったのですが、何しろ院試があったので、記事が出てから約2週間後の実施となりました。結果的にはエチゼンクラゲには出会えなかったのですが、他のクラゲの収穫もあったので鳥取採集記録を書きます。

クラゲを腐らせたくなかったので、日帰りで行きました。鳥取まで日帰りで行くにはどうするか…
朝頑張るしかないですね。

ということで4時に起きて、朝7時に羽田を発つ飛行機に乗って米子鬼太郎空港まで飛びました。すっぴんボサボサで降り立ったみじゅを鬼太郎がお出迎え!

米子鬼太郎空港の到着ロビーでお客さんに手を振る鬼太郎。

皆生温泉回遊ビーチ

到着してまず向かったのは、記事になっていた皆生温泉回遊ビーチです。朝早いにもかかわらず、たくさんの観光客で賑わっていました。

水着を着て浮き輪を持ち、ビーチサンダルでビーチへバカンスに向かう家族連れに混ざって、網を持ちでかいリュックを背負い、UVパーカーにキャップを身につけ、スニーカーでビーチに向かうみじゅ一行。採集する人ならわかるであろう、なんとも言えない気持ちです。

東京では見ない真っ白な砂!砂を這うスナガニ!!

同行者が捕獲したスナガニの仲間

綺麗なビーチでしたが、残念ながらクラゲの気配はなく、管理事務所に電話して聞いてみるも、把握していないとのことでした。

風が強くて波も高く、若干特殊な地形で急激に深くなっている箇所もあったため、早々に退散。駐車場代1000円が勿体無いということで、スニーカーを脱いでちょっと水遊びをしてもとを取りました。

アンドンクラゲとの出会い

続いて向かったのは、上道付近の港。波も穏やかで流れも岸に向かっており、ゴミがたくさん溜まっていたため、条件としてはかなり良さそうでしたが、あまりクラゲは見当たらず…

「お、クラゲ!?」と思うと浮いているビニール袋でした。クラゲと間違えてビニールを食べてしまうウミガメの気持ちがよくわかります。

画像中央右に浮いているビニール、クラゲに見えますね
こんな感じの穏やかな漁港でした

クラゲいないかなーと思いながらしばらく歩いていると、ミズクラゲを発見!網ですくいました。気泡入っちゃってるのはごめんね…この後抜きました。

泳ぐ水まんじゅう

クラゲがあまりにもいなくてメソメソしていたので、すごく嬉しかったです。かわいいね。

その後も流れが滞っている箇所をじーっと見ていると、同行者がアンドンクラゲを2匹発見。こちらもすくいました。

傘径2cmほど、普通サイズのアンドンクラゲ。黒い点は眼点です。左下の個体は弱っていました。

「盆を過ぎたらクラゲに気をつけろ」のクラゲはこちらのアンドンクラゲです。刺されると激痛なので、うっかり触手に触れないように細心の注意を払いました。こちらは標本にしてお持ち帰りです。

境港で黄昏

アンドンクラゲに出会ってほくほくしたところで、最後のポイントへ。最後は境港に行きました。

境港からの景色。綺麗!

こちらは海から入ってきた流れが溜まっている場所で、ミズクラゲにいっぱい出会えました。受精卵を保育のうに持っているクラゲがいたら回収しようと思っていましたが、あいにくいませんでした。残念!

ふよふよとアカクラゲも漂っていました。ヤナギクラゲ属Chrysaoraのクラゲは触手が本当に美しくて大好きです。

美人さん!

しばらく他のクラゲが流れてこないかなと黄昏つつ待機してから退散しました。記事のヘッダーは待機中の様子です。

カニラーメン&まとめ

人生初の中国地方だったので、せっかくだからとカニラーメンを空港で食べました!こんなにたくさんカニが乗って、1400円!破格!美味し過ぎて天国みたいなラーメンでした。米子に行く機会があれば、皆さんもぜひ。

スープには濃厚な蟹味噌がたくさん。

ということで、鳥取採集は本来の目的は達成できませんでしたが、
①素人が簡単に取れるところにはエチゼンクラゲはいない
②まあまあ沖を漂っている
ことが分かったのは収穫だったと思います。

個人的には標本コレクションにアンドンが仲間入りしたのも嬉しかったです!

今後も日本海側を調査しに行く予定なので、また気が向いたら書きたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!


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