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クラゲオタクの独断と偏見による、クリスマス水族館デートのススメ

はじめに

みじゅです。今回は、DICEアドベントカレンダーの企画で、「クラゲオタクの独断と偏見による、クリスマス水族館デートのススメ」と題して書いています。

インフルの高熱で寝ていたので、1日遅れました。すみません。
回復が早いタイプなので、一晩寝たら40°C近かった熱も平熱まで解熱剤なしで下がりました。滅多に体調崩さないうえに崩しても全然動ける食べれる&速攻で回復するので、丈夫な体に産んでくれた両親に感謝しています。

まずはじめに、この記事を読む際の注意点をお知らせします。

①めちゃくちゃ独断と偏見で書いています。
②筆者も筆者の周りの人も、海の生き物やさんが多いため、視点が普通の人とはちょっとずれています。
③筆者は魚よりも、岩に張り付いているよくわからない無脊椎動物が好きです。

ということで、クラゲの水槽の前に3時間居座るクラゲオタクの、超独断と偏見による、クリスマス水族館のススメです!おすすめ水族館を紹介していきます。
「思想偏ってるなー」って笑いながら読んでいただければ幸いです。


首都圏編 新江ノ島水族館

私が1番好きな水族館の1つです。超自信を持っておすすめできます。
今は忙しくてなかなか行けず、持っていませんが、2年間年パスで通いました。

新江ノ島水族館、通称えのすいの特徴は、なんと言っても圧巻の大水槽とクラゲ展示の種類の豊富さ。そして深海の化学合成生態系の展示があります。

化学合成生態系の展示はかなり珍しいです。ぱっと見暗くて何もいないように見えるのであまり多くの人が立ち止まっているのを見たことがありませんが、良く見るとエビとか生き物に見えない生き物がいます。ハオリムシっていう子です。
そもそも超特殊な生態系で、環境の再現&維持が難しすぎるので、私の記憶ではこの展示をしているのはえのすいだけだった気がします。JAMSTECとの共同研究にも使われているそうです。
えのすいの強みはこういったところにもありますね。好(ハオ)

大水槽。海底に横たわって海を眺めているような気分になります
アトランティックシーネットル

大水槽は多くの方が水族館の見どころとするでしょう。全く隠れる気のないウツボを見ることができたり、悠々と泳ぐ魚たちを岩陰から覗くような体験もできます。
えのすいのすごいところは、入り口付近の水槽と大水槽が繋がっていて徐々に深くなる順に見て回れるので、普段から浅い場所にいる魚と深い場所にいる魚を比べることができるところです。

隠れる気0のウツボ。完全に野生を失っている…
浅いところにはゴンズイや小型のフグが
深くなると大きめの魚が増えますね

また、関東圏ではクラゲの展示がトップだと思っています。全国トップは流石に加茂水族館になると思いますが。

クラゲファンタジーホールではたくさんの鉢クラゲの仲間を見ることができ、ソファに座ってのんびり眺めるのがおすすめです。私はこの空間が大好きで、1人で行くと大体数時間は居座ります。

カワイトヒキクラゲ

ある時とない時がありますが、特に好きな水槽がこちら。

青色コンビ、可愛すぎる 特にコティ(右)が推しです

口腕の先が青いコティロリーザ・ツベルクラータと、傘の縁が青いパルモの青色コンビです。クラゲの混泳は私はえのすいでしか見たことがないです。
えのすいの多大なる努力が垣間見えますね。

また毎日江ノ島で採集したクラゲも展示されています。時期によってクラゲの大きさ、分類群、種類数が全然違うので見ていて飽きません。
冬はどうしてもクラゲが小さく、種類も減りますが、小さなクラゲを一緒に探せば2人の距離も縮まるかも!?

他にも、どの水槽にも大体お掃除屋さんとして入れられているホンソメワケベラを競争して探すのもおすすめです。私は見つけるのめっちゃ早いです。

写真がなかったのでフリー素材のイラストで失礼します

今年はクリスマス企画で、「"えのすい"ワンナイト~海の中でほろよいクリスマス~というイベントを開催しているようです。今日ですが。ぴえん。

えのすい、愛してるぞーーーーー!

首都圏編 サンシャイン水族館


池袋にある都市型水族館で、ビルの中にありながら、様々な構造的工夫により広く感じられます。
私が年パスを持っていたもう1つの水族館です。中にタリーズがあるので、よく時間潰しで勉強しに行っていました。勉強して疲れたら水槽を見て癒される、結構良かったです。

こちらにもやる気のないウツボ。可愛い

サンシャインの推しポイントは、解説のないよくわからん無脊椎動物が水槽を探すといっぱいいるところと、クラゲの個体数が多いところです。

カイメンの仲間
多分刺胞動物の仲間
1番謎の生き物

1番下の写真はカクレクマノミ、通称ニモの水槽の岩に張り付いていた生き物です。
周りのお客さんは「ニモだー可愛い!」って写真をサッと撮って行ってしまいましたが、私はこれがなんなのか気になりすぎて30分くらい張り付いて見ていました。
いまだに正体はわかっていませんが、筒っぽいものにすっぽり入っていることと摂餌形態から、おそらく軟体動物か環形動物ですね。有識者いたら教えてください。

なんだかわからない生き物を探して、「これはなんだろう」「環形動物かな?軟体動物かな?」とか議論をすれば、知的な一面にときめいちゃうかも!?

そしてリニューアルにより増えた海月空間では、とんでもない数のミスクラゲを見ることができます。

すごく多い!

たまに胃が4つより多いものがいるので、探してみてください。また水槽の端っこの方を良く見ると、クラゲの赤ちゃんのポリプを見つけることができます。

サンシャインもクリスマスイベントをやっているそうです!

首都圏外編 仙台海の社水族館

首都圏以外でまずおすすめなのが、仙台海の社水族館。遠方のため1度しか行ったことがありませんが、ホヤの展示と大水槽が印象的だったので、おすすめにイン。

イワシイイ

水族館って、その土地の海洋生態系、養殖、漁業を1番よく表している場所だと思うのですが、その点、頭上で垂下式養殖をされるホヤが印象的でした。

お出迎えしてくれるホヤ

関東圏にいるとホヤはあまり見かけないので、東北らしさを感じますね。

大水槽は、覆い被さってくるような形が特徴的。自分が海の中に潜っているような感覚になれます。
激カワのカワウソもいました。フワッフワで可愛すぎる。数少ない私が好きな脊椎動物です。

お昼寝中

あまり時間がなくゆっくり見れなかったので、私ももう1度行きたい水族館です!

クリスマスにはアシカがハンドベル演奏をしてくれるそうです!すごーい!!


首都圏外編 海遊館

ジンベエザメで有名な水族館です。海遊館の推しポイントは、なんといっても同じ水槽をぐるぐると回って下がりながら見ることができるところ!

自然界でも、表層にいる生き物と、底生の生き物がいますよね。人によっては「ずっと同じ水槽だからつまらない」という方もいますが、私はその点かなり芸術点(?)が高い水族館だと思います。

展示の初めの方、表層を見る時には「あれ、何もいないなー」と思った水槽が、だんだん降りていくと底生の生き物がたくさんいたり、逆に海鳥の水槽では表層にぷかぷか浮かんでいて底の方にはほとんど来なかったりと、生態系を垂直方向に見ることができるのが非常に良いです。

表層の明るいところには中~小型の魚がいて、
ジンベエザメがこんにちはして
底の方にはサメが休んでいます

また、クラゲのコーナーもリニューアルされたようで、クラゲが神々しく見える展示がとても好きでした。良くみるとこちらにもポリプがくっついています!

女神降臨?
ゴミじゃないよ、ポリプだよ!

ポリプはクラゲがクラゲの姿になる前の状態です。ちょっとした豆知識も披露しちゃおう!
(私は質問してくれたちびっこに解説したところ、お母さんに「詳しいんですね」って苦笑いされました。ぴえん

イルミネーションもやっているようです!ぜひチェックしてみてください!

さいごに

今回はあんまり文字数増やせないのでめちゃくちゃ絞って書きましたが、日本は超良い水族館が超いっぱいある素晴らしい国なので、ここに書ききれていない良い水族館がたくさんあります!!

東京神奈川ですと、スカイツリーにあるすみだ水族館も、面積は小さいながら大水槽を覗き穴(?)から覗ける仕掛けがあったり、ペンギンやオットセイが歩いていたりして楽しいです。あそこ、ペンギンをあんなにオープンに飼っているのにどうして全く臭くないんでしょう…

八景島シーパラダイスも好きですね。広いので展示が充実していますし、砂を良く見るとゴカイの仲間が埋まっているので探すのが楽しいです。水族館を出たところにある自然界の海にクラゲが浮かんでいることも多いです。

あとはやっぱり地域に根付いた水族館が1番魅力的だと思います。どうしても海の近くに建てないと海水の費用が嵩んでしまうので、交通のアクセスが悪いことも多いですが、その地域ならではの生き物、水産を伝えてくれる地域の水族館が潰れないように応援していきたいところです。

ということで、ぜひ皆さんクリスマスは水族館に足を運んでみてください!メリークリスマス!

※この記事は私の独断と偏見、私が感じたことをベースに書いています。「個人の感想です」的な逃げ方をしておきます。


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