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10/1 日本独立リーグチャンピオンシップ2022


いよいよ野球も終わりを告げるシーズンです。ドラフト会議も終わり、NPBは日本シリーズが開幕。
いつの記事だよって感じですが、今回はそんな中独立リーグの頂点を決める独立リーグチャンピオンシップの3位決定戦、及び決勝戦の記事になります。

入り口は普段のサラマンダーズの雰囲気
朝8時の球場。みんな大好きすぎる。
チケットがかっこいい。てか、選ばれし4チーム、2試合分をたった2000円で見れるの安すぎる。


時刻は朝の7:50、場所は筆者の居住地、熊本。
隣には熊本城、徒歩圏内には日本有数の長さを誇るアーケード街を持つ中心部。路面電車も走っている。
そんな街中に位置しているリブワーク藤崎台球場、ここが今年の頂点を決める場所である。

独立リーグファン歴が今年で2年目の筆者、これまでは別の形態でチャンピオンシップが行われていたということをちらっと耳にしたことはありましたが、コロナ禍でチャンピオンシップの開催ができなくなり、そのコロナ禍で北海道フロンティアリーグ、九州アジアリーグが誕生したこともあり、今年から形態が変わったそう。
今年の開催は熊本ですが、今後は上記2リーグに加え、BCリーグ、四国アイランドリーグの4リーグの持ち回りで行われていくとのこと。
その第1回が熊本で行われるというのは熊本県民の独立リーグファンにとっては嬉しい話です。

話を戻しましょう、この日の第1試合は10時開始予定。試合開始まではまだ2時間以上ありますが、既に多くのファンが来場。その注目ぶりが伺えますし、遠征民である高知、信濃、士別のファンも多数見受けられます。いつもの九州アジアリーグの公式戦と同じ球場でありながら雰囲気は全く違います。

普段筆者が公式戦を見るときは審判も3名であることが非常に多いのですが、この日は4リーグから審判団が派遣されてるんですかね、なんと6審制。外野の線審もいます。
藤崎台球場、スコアボードの審判の表示欄は4審でしか対応できないようになってますから、線審を務めたのが誰かまでは把握できませんでしたがね。


高知ファイティングドッグス #34 サンフォ
高知ファイティングドッグス #7 鳥井弘樹
士別サムライブレイズ #9 清水駿平
士別サムライブレイズ #6 鳥塚覧
士別サムライブレイズ #19 山本麗貴
この表示かっこええわ。
普段見慣れない6審制
「ヤマエ久野」のスポンサーが目立つKAL審判(清田審判員)
高知・吉田監督と士別・ブライアント監督に挟まれる清田球審。普段のリーグ戦とは違いどこか緊張の面持ち。


画像の順番が変わりますが、すごいなと思ったのが、このリブワーク藤崎台球場は映像や画像も表示できるスコアボードなのですが、スタメン発表等の選手紹介時に顔写真付きでの紹介アニメーションが全球団、出場選手全選手で流れていました。こんなことできるのか!金かかってますね。


そして、この日の国歌独唱、始球式は熊本を中心に活動されているローカルタレントのばってん荒川Jr.さん。熊本県民にとっては馴染み深い方です。ちなみに2021シーズンの火の国サラマンダーズスタジアムMCで場内アナウンスもされていた方です。


熊本のローカルタレント、ばってん荒川Jr.さんによる始球式。清田審判員は見慣れた有名人であろう。


そんな中、第1試合は3位決定戦。この日の前日の準決勝で惜しくも敗れた2チームによる順位決定戦です。


独立リーグチャンピオンシップ2022
第1試合 3位決定戦
試合開始 10:01 試合時間 3:17

高 知(四 国) 15020062 R16 H12 E0
士 別(北海道) 01000000 R1 H7 E1
(時間規定により8イニング)


試合は終始高知ペースで高知が3位。

まず初回、高知5番松堂が満塁の場面でセンターへの犠牲フライで先制すると、2回には3番サンフォ、5番松堂のタイムリーに加え、相手エラーも絡み一挙5得点。一気に試合の流れをつかんだ高知。

しかしその裏、士別は2アウトながら1、3塁の場面で9番山口のタイムリーで1点を返し、このチャンピオンシップ初得点。

ただ、その後は終始高知ペース。4回に2点を挙げると、7回には2本のタイムリーに押し出し四球も絡み、6得点。そして8回にもタイムリーが飛び出し、そのまま時間規定によって試合終了。
長年続く独立リーグの歴史の前線で支える高知の力を感じた。

また、試合には敗れたものの、リーグ・チーム創設1年目ながら強豪を相手に戦った士別も初得点を挙げるなど、意地を感じた。来年、このチャンピオンシップではぜひまず一勝を期待したい。


士別ナイン。ぜひ来年はこのチャンピオンシップでの勝利を期待したい。
3位の高知。歴の長い四国アイランドリーグの意地を見せた。
高知が投打で圧倒した結果。
2022、残るはあと1試合。


そして始まる、決勝戦。
3塁側を陣取る火の国、1塁側を陣取る信濃、そして両チームのファン。多分今年1の集客数ではないでしょうか。

試合前の円陣で
一致団結。
こんなに埋まった内野スタンドいつ以来だろうか。
いよいよ始まる。
火の国・馬原監督と信濃・柳沢監督によるオーダー表交換。
信濃ナイン。
火の国ナイン。


長野を中心とした応援団も熊本に駆け付けた。遥々遠いところを、熊本県民として感謝申し上げます。


独立リーグチャンピオンシップ2022
第2試合 決勝戦
試合開始 14:40 試合時間 3:44

火の国(九州) 010220010 R6 H9 E1
信 濃(B   C) 000000000 R0 H3 E0

チャンスをものにした火の国が完封勝利、日本一を決めた。

初回は両チーム先発の芦谷、鈴木が0に抑えて投手戦の予感。そんな中2回、ランナー1、3塁の場面で火の国7番髙山が犠牲フライを放ち均衡を破る。すると4回には8番深草のタイムリー、9番柏木の内野ゴロの間にランナーが生還し2点を追加。

試合前半でリードを取れたのはでかかった。


続く5回は6番高橋、7番髙山の連続タイムリーで点差を広げると、8回には途中出場の小林にもタイムリーが飛び出し6得点。

先発の芦谷は8回を被安打2、93球の好投。そして9回は火の国の守護神、西島が登板。ランナーを1、2塁に背負うものの、信濃の最終打者番場をファーストゴロに打ち取り試合終了。2022独立リーグ最終決戦は多くのファンに見守られながら九州アジアリーグ代表、火の国サラマンダーズが優勝を遂げた。


暗くなった中での電光掲示は映える。
今季の火の国守護神、西島。
太陽が県西部にある金峰山に隠れると、照明の灯が輝く。



優勝を決めた瞬間マウンドに集まる火の国ナイン。
みんなで万歳。
何度見ても飽きないスコアボードがここにあった。
報道陣もかなりの数が見られた。


マウンドには歓喜の輪。熊本の夜空が、これまでにない歓声に包まれた。



表彰式。優勝・火の国サラマンダーズへ優勝杯の贈呈。
準優勝、信濃グランセローズ。
3位・高知ファイティングドッグス
4位・士別サムライブレイズ
記念撮影。
独立リーグチャンピオンシップが無事に開催された喜び。
優勝監督インタビューでファンの声援にこたえる馬原監督
胴上げ。
胴上げ。
胴上げ。
胴上げ。
さら丸も喜んでいるようだ。
火の国マネージャー、山岸さんも胴上げ。
胴上げ。
ガッツポーズがかっこよくて様になる馬原監督
おめでたい。

そして、胴上げとセレモニー。筆者自身、プロ野球の優勝の瞬間に立ち会ったことはなかったので初めての経験でしたが、常に興奮が止まらなかった。




最高の夜になった。。。


2022/10/1、最高の夜。


というわけで2022シーズンが終了し、結果的には今年は火の国サラマンダーズからNPB入りはいませんでしたが、熊本県民に、サラマンダーズファンに夢を与えてくれたのは間違いありません。
来季もたくさんの夢を見させてくれることを期待して今年の観戦レポを終えましょう。


そしてこの日忘れちゃいけないのが、HIPPYさんの歌の力。
各試合の5回裏終了後にミニライブを開催。
3位決定戦では「dear DREAMER」を、決勝戦では「君に捧げる応援歌」を披露。バックネット裏から、スマホ画質ですが貼っておきます。(著作権等引っかかったら消します)

(サイズがおかしくはなってますが)

ちなみにHIPPYさん、火の国の胴上げに混ざってHIPPYさんも胴上げされていました。(笑)


いつもよりも長くなったので、そろそろ締めましょうかね。

筆者 今季観戦成績(サラマンダーズ戦に限る)

3/8 VS九州共立大学(合志) 3-3 △ (オープン戦)
3/12 VS日本経済大学(山鹿) 4-1 〇 (オープン戦)
3/19 VS北九州(北九州市民) --- -(試合前中止)
3/27 VS大分(藤崎台) 8x-7 〇
4/9 VS北九州(藤崎台) 5-6 
5/4 VSソフトバンク3軍(藤崎台) 3-5 
5/5 VSソフトバンク3軍(藤崎台) 4-0 〇
5/7 VS北九州(大牟田延命) 4-7 
5/15 VSソフトバンク3軍(タマスタ) 8-1 〇
6/18 VS大分(県営八代) 2-1 〇
8/27 VS北九州(藤崎台) 10-2 〇
9/2 VS大分(藤崎台) 3-9 
9/3 VS大分(藤崎台) 6-2 〇
9/24 VS大分(佐伯中央) 3-8 
10/1 VS信濃(藤崎台) 6-0 〇

14試合 8勝5敗1分1中止
勝率.571


割と勝率は良かったと思いたい2022でした。


~お知らせ~

観戦レポは今シーズンは終了しますが、今年新たに開拓した球場(ビッグNスタジアム、佐伯中央病院スタジアム)の球場レポの記事をまだ更新していないので、オフシーズンの間に更新します。筆者のTwitterを注目しておいてください(しばらくはアイドルレポのアメブロが溜まりに溜まりまくってるのでそちらを優先させますがね。)

ひとまず、良いお年を。


みじゅー


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