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ミシンの選び方まとめ▶プロローグ編

最近ミシンが欲しくなって色々調べていたら、知れば知るほど奥が深くて一筋縄では行かないことが分かったので、調べて分かったことをまとめることにしました。ニワカなので間違っているかもしれません。


ミシンに何を求めるか?

ミシンの種類

大体↓こちらの種類に別れますが、考慮するのは「家庭用ミシン」と「職業用ミシン」になると思います。革などの厚物を考慮しなければ「家庭用ミシン」の中で選べばいいと思います。

◯ハンディタイプ:部分使用で、ほとんどおもちゃみたいなもの。
◯家庭用ミシン:何でもできるけど厚物(革など)に限界がある。
◯職業用ミシン:直線縫いに特化。厚物(革など)縫うパワーがある。
◯工業用ミシン:職業用ミシンのアッパーバージョン(耐久性スピード)。
◯その他:ロックミシンなど特種用途向けのミシンもありますがココでは割愛します。

一台ですべてを賄うことはできない

革などの厚物を考慮しなければ、家庭用ミシンで完結できますが、どの程度の厚物までを考慮するか、どの程度太い糸を使いたいかによっては、職業用ミシンが必要となる場合があります。

家庭用・職業用の針と糸について

◯家庭用ミシンでは9号~16号の針が使われています。
◯家庭用ミシンで対応できる一番太い糸はシャッペスパンで30番まで。

*ミシン糸の太さは主に「厚手用(30番手)」「普通地用(60番手)」「薄地用(90番手)」に分かれ、数字が大きくなるほど糸の太さは細くなります。また、家庭用でも20番が使える機種(JANOME LC7500)もあるようです。

糸について

◯工業用と家庭用とではミシン糸の性能に大差はない。
◯違いは長さ(メートル数)くらいであり、工業用のほうがお得。
◯工業用ミシン糸を、家庭用ミシンで使用する際には注意が必要。
◯工業用と家庭用のミシン糸では種類にも大きな違いはない。
◯工業用ミシン糸を選ぶ際には、基本的にはスパン糸がオススメ。

ミシン糸 20番について

◯使用用途:厚地用、バッグ、ジーンズステッチなど。
◯20番は糸が太いため、縫製時にミシンモーター等に負荷がかかる。
◯家庭用ミシンで使う場合には、無理のないように十分注意が必要。

*通常の家庭用ミシンは30番(20番より細い)まで対応のようです。ちなみに手縫い糸の20番には「太口」、30番には「細口」と書かれているので太さの違いをイメージできると思います。

Brotherのサイトでは家庭用ミシンについて「20番以下の太い糸は使用しないでください。故障の原因となります。」と書かれていて、他のメーカーでも同様と思われます。

ちなみにLC7500Kの取扱説明書には、「20番糸を使用する場合はフジックスのキングポリエステルミシン糸を推奨する」と書いてあるそうで、どんな糸でも使えるわけではないようです。

その他参考情報

↓ミシンの選び方や違いなどよくまとまっています。

今回のまとめ

家庭用と職業用選択の分かれ目は以下のポイント。
◯厚物縫いで太い20番糸を自由に使用したいかどうか。
◯様々な縫いをしたいか、直線縫いさえできればいいか。
◯予算の違いは、家庭用:1〜5万超、職業用:7万〜20万超。

以上を踏まえて

一台での完結はむずかしいことが分かったので、以下の2パターンで考えると良さそう。
◯家庭用で最大限(厚物対応)の機種を探す(約4〜5万超)。
◯最初から2台持ち(家庭用/職業用)を考慮した上で1台目の家庭用を探す(約2〜3万)。

次回 ▶「機種の選定編」へ続く…


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