The end of their life. 010 リトル・エヴァ
The end of their life. 010
リトル・エヴァ(Little Eva)
(1943年6月29日-2003年4月10日)
アメリカの歌手。
ノースカロライナ州生まれ。
こうしてアーティストの生涯を辿っていると、意外な人と人とのつながりに驚かされることがある。リトル・エヴァもその一人。
本名はEva Narcissus Boyd(エヴァ・ナルシサス・ボイド)。12人兄弟の大家族に育ち家族からリトル・エヴァと呼ばれていた。
15歳のときに、ニューヨークへ引っ越し、ティン・パン・アレイ時代のキャロル・キングとジェリー・ゴフィンのベビーシッターになる。
キャロルとジェリーが『ロコ・モーション』を作った時、エヴァが赤ちゃんをあやす時の鼻歌を気に入り、その歌声でデモテープを作りそのまま1962年に『ロコ・モーション』"The Loco-Motion"をリリース。ビルボード1位、ゴールドディスクに輝く大ヒットとなった。なおこの曲は、シルヴィ・ヴァルタン、伊東ゆかり、ザ・ヴェンチャーズ、グランド・ファンク・レイルロード、エマーソン・レイク&パウエルなど四半世紀にわたり多くのアーティストにカヴァーされた。
一方で、その後エヴァに目立ったヒット曲はなく1971年に音楽界から引退したものの、1988年にカイリー・ミノーグのカヴァーでふたたびロコ・モーションがヒットした時にカムバック。2001年に子宮頸がんと診断されるまでステージに立った。
2003年4月10日。ノースカロライナ州キンストンにて59歳で死去。
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