SHOE DOG 最高でした
NIKEの創業者フィル・ナイトが、激動のNIKE創業の誕生秘話を赤裸々に描いた本。
ビル・ゲイツなども絶賛していて、日本語版が発売されてからすぐに購入し一気に読破しました。心に響く一冊でした。
すでに読了してから間がありますが、個人的によかったポイントを備忘録として記録します。
1. 創業者2人のランニングへの情熱
元々、陸上選手だったフィル・ナイト。共同創業者であるビル・バウワーマンは陸上のコーチ。自ら靴のソールを開発するなど、とにかくランニングへの情熱があり、本当に好きなことをやって始めたんだなと思い熱い想いを感じました。
2. ユーザーファーストの精神があった
NIKEというとクリエイティブでクールなイメージがありますが、正社員1号となったセールス担当のジェフ・ジョンソンによって、ユーザーファーストな行動がされていました。
顧客が付くたびにその人のカードを作り、個人情報、靴のサイズ、靴の好みを書いた。... クリスマスカードやバースデーカードを始め、大きなマラソンやレースを完走した人にはお祝いのカードを贈っていた。
とても重要なことだと思っているんですが、あのNIKEでもこういった精神を持ってやっていたんだなと思い嬉しくなりました。
3. 攻めの精神がすごい
キャッシュフローに関して困難な場面に幾度となく遭遇していたことが描かれているのですが、それにも関わらず常に利益を投資にまわし、チャレンジしていたことが他を凌駕していった要因なんだなと思いました。
ビジョナリー・カンパニーの代表格として挙げられるNIKEも情熱と顧客への想いを持ちながら、一歩ずつ創り上げられてきたんだなと感じました。
余談ですが、文中で 手本とする会社はソニー と書かれていました。スティーブ・ジョブズしかり、ソニーという会社を目標にしていたと思うと改めてソニーの凄さを感じ、本を読み返したいなと思いました。
https://www.amazon.co.jp/SHOE-DOG-シュードッグ-フィル・ナイト/dp/4492046178