そこに誰とどんな時間が待っているのか
クリスマスシーズンになってゲームのCMが増えきました。このNintendo Switchの動画が目にとまりました。
よく見ると、ゲームの内容がどうとか、映像のクオリティがどうとかそういう説明は特にしてないんですね。
このゲーム機を買ったら、誰とどんな場所で、どんな時間が生まれるのか。そこの1点にフォーカスされてシーンのひとつひとつがつくられています。
自分に置き換えて想像してみても、自分の身の回りにいる人たちが思い浮かんできて、子どもや親戚、友人などみんなが笑顔で楽しんでいる光景を思い浮かべるのがとても容易でした。
いつでも、どこでも、だれとでも。
これはSwitchのコピーです。
ゲーム業界は日々進化しているので新しい技術やスペックなどテクニカルな部分が強いと思います。そんな中でSwitchは、どんな風に遊んでもらいたいか、どんな風に体験にしてもらいたいかというあくまでユーザーの視点によって開発されたのだなあと改めて感じました。
単にプロダクトの優れたポイントを一方的に伝えるのではなく、それによってどんな体験が生まれるのかをイメージさせる。これはゲームの分野に限らずどの分野でも重要なことだなと改めて感じました。
もちろん、みんながワクワクするような体験イメージできるプロダクトをつくるのが前提ですが。そんなプロダクトを目指したい、と改めて思わせてもらいました。