体の声に耳をかたむけてみる
ネットの記事で 朝早起きすると得られる5つのメリット や 睡眠の7つのメリット という記事を目にします。
こういった記事に少し違和感を感じています。
ネット社会によって情報量が多くなってきて頭で思考する機会が増えているけれど、もっと自分の感覚で物事を判断した方がいいんじゃないかと最近よく思うんです。
なぜなら、適度な睡眠が必要なことも、朝の陽射しで目覚め早く一日のスタートが切れたほうが充実することも、自分の体、体験を通して自分がよくわかっているはず。
情報に流されるんじゃなくて、自分が何を欲していて、どうしたいのかを自分の体に問いかけるべきなんじゃないかと。
ランナーの間で広く読まれている著書で Born to Run 走るために生まれた という1冊があります。
人間は弓矢や槍という道具を発明する以前は、人間は持久力という武器で走り続けることで狩猟していたとされています。短距離では多くの動物には勝てないけれど、持久力で勝り獲物を捕らえていた。
だから、走った方が良いと言いたいわけではなく。
人間の体にはDNAとしてそうした機能が備わっているという事実。
その上で一日中座り仕事する必要がある人が多くいるという現実。
体を動かしリフレッシュすることを体が求めるのは必然。
そういう人間が本来持っているものにもっと耳を傾ければ、もう少し心身共に健康で幸せな生活を送れるのではないかと。
おいしいものが食べたいという欲求に従い食材を探したら、採れたてで無農薬の野菜にいきついたり、
リラックスしたいと思ったら、木々の茂る大きな公園にいきつくように。
体の本能が求める方向にあるもの。
とはいえ、都市の生活において、仕事や住環境の制約によって全てを本能が求めるままにはできない。
だけど、人々のライフスタイルがもっとよくなるようなきっかけづくりをこの先やっていきたい。
いまはそんな風に思っています。