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【安全登山のために】地図読み入門

なぜ、地図を読むのか?

山の事故の一番の原因は道迷いです。滑落、転倒、転落を引き起こしてしまった原因に道迷いがあることもあります。

山で道がわからなくなるというのはあなたの想像以上に不安になります。焦ってしまい冷静な判断もできなくなります。

では、なぜ道に迷うのでしょうか?

それは次のどれかが歩いているときにおろそかになるからです。

① どこから(現在地)

② どっちに(方向)

③ どれだけ(距離)

逆にこれらの意識が強ければ、遭難時も現在地の特定もしやすくなります。そのためにも地図とコンパスは見たいときにすぐ見れるよう工夫しておきましょう。見たいときにすぐ見れないとめんどくさくなって地図を見なくなってしまいます。

ただなんとなく前の人に付いて行くだけでは地図読みは上達しません。一緒に登る人が多いときほど余裕があるので地図読みの練習にはもってこいです。

ただ地図読みは難しいです。何度同じところに来てみても現在地を地図上で正確に把握できない場合もあります。地図読みは1回学んで終わりということはありません。これからも学び続けて欲しいと思います。

リーダーや先頭の人だけに頼るのではなくパーティー全員が自分自身で確認しあう姿勢が大事です。かなり経験がある人でも判断を間違えることはあります。完璧な人なんてこの世にいません。

とは言っても今はスマホの地図アプリがあるので、地図読み技術の必要性は以前に比べれば圧倒的に低くなったような気もします。車のカーナビと同じようなイメージでしょうか。個人的にはアプリが普及する前から登山をしていたので知識として知っておいて損はないと思いますが、学ぶ学ばないはその人の自由かなと思います。

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