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思惟#4/ひらめきは意図しないタイミングで

私は今年になってから2回ひらめいた。
これが多いのか少ないのかは過去の自分や他人と比較したこともないので何とも言えないが意識したことがなかったことは確かだ。

ひらめきその1は「姿勢が良くなる&肩甲骨を使う歩き方」。
逆「ハ」の字で腕を振って歩く、というだけのもの。だけどこれが自分にとってはものすごく良い。肘を伸ばして右腕は右斜め前に振り出し、身体の横を通過して自分の体に近いお尻あたりまで降り戻す。左も同様。
ただの腕の振り方なのだが、姿勢が良くなり、お腹に力が入りやすく、体幹が意識しやすくなる。おまけに肩甲骨周りの筋肉も動かしほぐせる。

きっかけは正月前一緒に過ごした父親の歩く姿を見て。年々姿勢が悪くなっていて歩き方のアドバイスでもしてやろうと観察していた。観察していると、肩が内側に入り、腕が後ろに腕が振れてなかった。
数日観察していたときに、ふと、「父親と逆の動きをすればいいんじゃないか」という考えが降ってきた。自分でやってみると、身体を動かせるし、肩甲骨周りも動く。いい感じだ!
すぐ父親に言って試してもらったら「おお、確かにこれはキツイし、いい運動になる」と言ってもらえた。
これだー!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!とテンションが上がって、パーソナルジムの人に得意げに「すごい発見しちゃったんですけど。ムフフ」と話したらあまり理解されず、「まあ、腕振ってもらえればいいですけどね」と、あっさりした返答しかもらえなかった悲
この感動は伝わらないかーーー涙

ひらめきその2は「テレビリモコンでAmazonFireHDの操作ができること」。
これはつい数日前に発見した。私にとっては大発見だった。いつもテレビでYouTubeやAmazonプライムビデオを見ていると、テレビリモコンで操作⇒
FireHDリモコンで操作⇒時々音量調整しないといけないときはテレビリモコンを操作して⇒またFireHDリモコンに戻って次の動画を再生、、、
みたいなことを繰り返していた。二つのリモコンの操作が面倒でかつ邪魔で、特にソファで横になっていると、腕に当たったリモコンが床に落ちて「ガシャン」という無駄な不快音を立てていた。今後この不快音をなくせるのだ。もう感動しかない!

この2つのひらめきはたとえ他人に伝わらなくても私の生活を豊かにするものとなる。散歩しているときに、身体全体を使って効率的に動ける。リモコン一つで操作ができるのでスッキリする。

こんなひらめきが毎日起きたら人生はもっと豊かになる。どうしたらできるか。意図せずに思いついたから意図しようとするのは難しい。
ふと思いついたときの共通点を考えてみても思いつくことはない。

うーん、、、?


おお、そうか!「ジョブとして意識する」ことかもしれない。ハーバードビジネススクールのクリステンセン教授が言う「ジョブ理論」にしてみると、「どんなジョブ(用事、仕事)を片づけたいのか」を意識化させること。
なんとなく不快に思ってたり、ここをなんとかしたいと思ってることが日々あるはずだけど、普段私は無意識化に留めているような気がする。これまで感覚を無視して生きてきた節があるので感情の上下するときに何が起きているのかを見つめることが少なかったように思う。

父親の歩き方は視覚として入ってくるので意識しやすく、リモコン問題は毎日床に落として不快音を聞き続けてようやく意識できた。毎日「うれしい!たのしい!だいすき!」(=感動すること)は意識していたが、「これ嫌だな」「やりたくないな」「うざいな」「うっとおしいな」「見たくない」「聞きたくない」の感情はすぐ流すようにしていた。残しても意味ないと思っていたから。けどこれからは即流すのではなく、負の感情に対してジョブを見つける作業をしてみようと思う。自分の感情を客観的に見つめること。いつも自分の上から自分を見ている感覚。これやってみよう。自分というものが見えてきそうだ。さっそく今晩からやってみることとする。

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