地獄の底から蘇ったバレリーナ(当時の印象)

エドガー・ドガ。「エトワール」という作品。

誤解のないように書いておくが、とても素晴らしい絵画だ。1878年頃このアングルで描くのは新しかったようだし、エトワールの表情も柔らかで舞っている姿は今にも動き出しそうだし、ドレスもほんと繊細に描かれている。

しかしながら幼い頃のわたしにはタイトルに書いている光景に見え、心底震えたのである。

朧げな記憶だが、なぜだか実家のお手洗いにあったのだ。安価で購入できるようなレプリカ?とかそういうのがあったんだろうか。。

そうか実はお手洗いにあったのは全く違う絵で、幼いわたしの記憶と今のわたしの知識だとかが合体して、あの時見たのはエドガー・ドガの「エトワール」だったと思い込んでるのだろうか?分からない。

しかし美術の書籍でエトワールを見た時「こ、コレは?!…」と、思ったのだ。でも…確信を持って言い切ることはできない。

記憶って時が経てば経つほど知識とか経験が混ざりあっていって、事実と空想、想像、妄想の区別もつきにくくなっちゃうものな気もする。

なんか考えれば考えるほど怖くなってきたのでこの辺でやめとこう。

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