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書きかけの自己主張
部屋に収納ボックスをポンと置いてしまうと、そこに何か物を入れたくなるように
SNSをやり始めると、何かを載せていきたくなり、報酬回路が刺激されるほどにハマってしまい、エスカレートしていくもの。
どこかでスパッとやめるなりしないと、ドハマりしていたら沼に落ちてしまう。
人生の貴重な時間を費やすことになる。
ゲームも人間の脳の仕組みを上手く利用していて、ゲームを提供する側はそうやって儲けている。
そういうものだ。
脳の仕組みをよく知らない人間はどんどんハマってしまう。
タバコ、酒、ギャンブルもそう。
それよりも、仕組みを知っていて、分かっている上でハマった人間の方が危なかったりする。
「引き返そうと思えば、いつでもできる。自分は大丈夫、分かっている」
そんな変な自信がついてしまうから。
SNSにハマることで、お金になるのなら、儲かるなら、やる意味は十分にある。
こつこつ積み上げて投稿して、
何ができるのか、どういった考え方をしているのか、趣味嗜好は何かを周りに分かってもらい、
信用貯金を貯めていくことは、後々でいざという時に活かせることがある。
「SNSを見れば、ある程度は分かる」
もはや人の判断基準になっている時代だ。
「何か目的を持ってやっているのか」
結局はそこだ。目的もなく暇潰しにやっているのなら、SNSじゃなくたっていい。
その時間を読書に充てた方が有益だ。
「承認欲求を満たすことが目的」なら、SNS以外にも手段はある。
人生の貴重な時間を費やしてまで、SNSをやる必要はない。
「人との繋がりを増やすことが目的」
コロナ禍だからこそ、この目的を持ってSNSを利用する人は増えている。
コロナが収束しても、長期的に繋がりが持てる人に出会えたらありがたい、と私は思う。
短期的ではない、「長期的」だ。
mixiのサークルで知り合って、10年以上続いてしまった仲、そんな友人が何人かいる。
相性が良ければ、不思議と切れずに続いてしまうものだ。
Twitterは、また違う環境。
どうやって動くべきか、しばらく考えていた。
SNSはそれぞれで利用者の特性が違う。
SNSを複数使うのなら、違う部署を行ったり来たりするようなものだ。
どんな職場でも、しっかり分かってもらえるまで半年はかかる。
3ヵ月じゃ足りない。
浅い、浅すぎる。
この人、大丈夫かな?
そう気になった相手の深いところに踏み込むまで、半年はかかる。
物を購入しようか、しばらく迷うような、慎重なタイプの人間も、動き出すまで半年かかる。
SNSも、ノリと勢いで関わるのでなければ、深く踏み込むまでに半年くらい掛かるものだ。
慎重な人間だとしたら。
私は「リアルでは割と誰とでも、初対面でもすぐ話せる能力」を何とか活かせないか、
そう考えてSNSを使っている。
かつての私はコミュ障で電話が苦手だったけれど、
もう今はコミュ障ではない。
あちこち電話をかけて、メールも送って、
たくさんの人間と同時にコミュニケーションを取らないと、自分の仕事が全く進まないような場に自分を追い込んだ。
そして、そこで自分を慣れさせていた。
「この仕事はスピードと正確性が勝負だ」
仕事の出来る上司にはそう言われた。
その上司の下で、3年間自分を鍛えていた。
だから、コミュ障の気持ちがよく分かるし、
ネットからリアルに持っていくのにも慣れている。
「ネットで人を集めて、リアルで一緒にスポーツをする」
自分にはその経験がある。
自分から複数のスポーツサークル(ネット→リアル)のお世話になり、何人ものリーダーを見ていた。
リアルの楽しさはネットの比ではない。
SNSから消えた人を嘲笑って、
「自分は継続している」
とアピールする人を時々見掛ける。
消えた人はネットより、リアルが楽しくなった可能性が高い。
消えた理由は「SNS疲れ」に限らない。
複数の可能性が考えられる。
それを「知らない」からこそ、適当なことが言えるのだ。
「知らない」人間というのは、言いたい放題、好きなことが言える。
そして、知ってしまうと、好き勝手言えなくなり、押し黙るものだ。