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おうちひとりごはん

わたしは暮らしが好きだ。
これは20代の頃より感じていた。
主婦雑誌をむさぼり読んで、すてきな暮らしを実践されている諸先輩がたを師と仰ぎ、日々快適に素敵に暮らすことばかり考えていた。

うちで過ごす時間が好き。
掃除、洗濯、おかたづけ、
どれもあまり苦痛に感じることはない。
むしろきちんと整理整頓されているほうが落ち着くし、
気持ちよく過ごせるため、整った部屋をいかに簡単にキープできるか、
試行錯誤をくりかえし簡単に片づけられるしくみを
自分なりに作ってきた!って言えるとおもう。

ただ、お料理に関して言えば、ん~、特に得意でも好きでもないんだなぁ、これが。
必要にせまられてやってきたという感じです、はい。
特に子育て期間中はそうだったなぁ。
とにかく食べさせること、食べてもらうことに必死だっだ。
娘の高校時代のお弁当なんて、キャラ弁、デコ弁ってわけにはいかないけれど、赤、緑、黄色を意識して、女子の小さなお弁当箱に思いを詰め込んでいたのであります。なのに、なんで、娘からは「野菜とかあんまいれんでほしい。茶色の弁当でいいから!」と言われるしまつ。。なんだよぉ、かあさんこれでもがんばってるんだよぉ。。なんて心で叫んだこともあったっけ。

と、黒歴史の回想は一旦置いておき、
やがてその娘も自立し、わたしはひとり暮らしとなりました。
そう、そして周りの友人知人たちから、ひとりになったらごはん作るのめんどくさいよー、とか、総菜買って食べるほうが安上がりだよー、とか、それぞれのアドバイス?助言?をいただきながら、いざ実践!
なるほど、たしかにやる気でやしねぇ。
帰りがお遅くなると余計にね。もう何か買って帰っちゃおう!ってなる。
一緒に食べてくれる人がいるって素敵なことだったのですねぇ。
とにかく有無を言わされず、作らざるを得ない状況にいると、ちゃんと作るってことだったんだ。それって大変だけど、苦手なことにも取り組みつづけるっていう、よい経験だったんだなぁ、って今更気づいたのです。

そうして、総菜買って食べたり、宅配ミールキット使ってみたり、
いろいろやってみながら、ひとり暮らし歴約8年たった今では、
作れるときに多めに作る!方式に安定しております。
仕事の都合もあり、毎日同じ時間に帰れることもなく、夜間勤務も時にあるので、毎日のごはん作りはわたしには難しい。
なので早く帰れて、ごはんをつくる時間があるときに、ごはんを炊き、
おかず2,3品を多めにつくります。ご飯は小分けにして冷凍保存。
おかずは2、3日で食べきれるように冷蔵保存。
そう、同じものが続くのだけれど、自分で自分好みに作ったものなので嫌にはならないのですね、不思議なことに。これがスーパーのお惣菜が続くとちょっと飽きた気分になっちゃうのも不思議。
そういえば、苦手と思っていたお料理も、しばらく作れない日が続くと、
料理したいーって気持ちになるのも不思議。
なんか料理をすると気持ちが整うような気さえしてきた、かも。
そうして、冷蔵庫に作ったおかずがあるってのが、とても安心材料になります。遅く帰った日も、少しずつ取り出して、好きな器に盛りつけて食べる。
お腹とこころも満たされて、さらに時短にもなる!
今はこんな感じでひとりごはんも楽しめるようになりました。

これくらいあると安心。
翌日のお弁当も詰めておきます。





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