まずはコーチとしての大きな夢を描く
この世に溢れるほぼ全ての商品やサービスは、消費者の夢を実現するために生まれていますが、コーチという職業を説明する際には特に「夢の実現をサポートする人」という表現がしっくりきます。
コーチングは、クライアントに夢を描いてもらい、そこから具体的なゴールや小さな目標を達成する手伝いをします。
そのようにコーチは夢を扱う人であるのに、 実際自分自身のコーチとしての夢を鮮やかに描けている人は、意外と少なかったりもします。
コーチ起業の成功には、“夢を描くこと”が欠かせません。
目標や夢がぼんやりしていると、毎日の行動が何に向かっているのか分からなかったり、やる気が維持できなかったりし、結果として行動が停滞してしまうことがあります。
夢を描くことで得られる4つの効果
行動の指針ができる
夢や目標が明確になると、自分の心の中の指針となり、日々の行動がどこに向かっているのかをイメージできるようになります。これにより、次にすべきことを判断できたり、迷いや不安が軽減されて行動に自信が持てるようになります。モチベーションが高まる
自分の価値観に合った理想の未来が鮮明であればあるほど、それを実現したいというワクワクした気持ちが湧き上がります。ワクワクはモチベーション維持のために不可欠な材料です。夢の実現を支援する人や情報に出会える
「私はこうなりたい」という明確な夢を言語化すると、それを実現するために役立つ情報や応援してくれる人に出会うことができます。一人では難しいことも、他力を使えば楽に叶えられるようになります。潜在意識が働く
脳は具体的な夢をイメージすることで、その実現に必要な情報やアイデアを引き寄せる力を発揮します。また、繰り返し目標を描くことで神経回路が強化され、行動に繋がりやすくなります。
描いた夢が実現した成功例
私が2023年に東京で開催したゴール達成セミナーに参加いただいたクライアントMさんのストーリーです。
彼女はずっと心の底に抱えていた願いを、セミナー中に具体的な1年間の目標とアクションステップに書き換え、スマホサイズのビジョンボードを作成しました。
Mさんは素直にそのビジョンボードをスマホの待ち受け画面に設定し、毎日スマホを手にするたび、そのビジョンを目にしていました。
そしてこの目標を達成するために、彼女はさまざまな挑戦をし、コツコツと行動を継続。結果として、1年後には、セミナーの時に思い描いていた夢がほぼ実現したそうです。
眠っていた願いを具体化し、行動に繋げることで、夢はちゃんと現実になるのです。
ワーク:大きな夢を描いてみよう
では早速、ノートとペンを用意して、あなたのコーチとしての夢を自由に描いてみましょう。
コツは、制限は外して自由に大きく描くことです。
夢を描くときのコツ
①できるかどうかは判断しない
今は心の中に眠っている願いを言語化し、可能性を広げる段階です。
できるかどうかの現実的な視点は、後に取っておきましょう。
夢に向かって前進することで成長した数年度のあなたでは、持っている知識や経験値、人脈などあらゆる点で、今の自分よりアップグレードされています。できることが増えていたり、考え方も変わっています。
今の自分のレベルでできそうな夢に収めてしまうと、可能性を狭めてしまうのです。
②遠慮せずに自分に正直に描く
自分の心の中にある願望に正直になってください。
お金が欲しい、権威性が欲しい、憧れの的になりたい、そんな願いも全て素晴らしい動機となります。自分の思いを否定せずに自由に書いてみましょう。誰かに見せるものではないので、遠慮しないでくださいね。
③小さなものから大きなものまで脳を振り絞ってたくさん書く
このようなワークに慣れてない方はあまり多くを書き出せないこともあります。でもできるだけ脳を振り絞って、小さなものから大きな夢までたくさん書き出してください。
データが増える分、自分の願いのパターンや優先度が分かるなどの気づきがあります。また、書き出すにつれて、顕在化してなかった心の底の思いが出てくることもあります。
では、自分一人でゆっくりできる時間を作り、ノートの空白のページに書き出してみましょう。
自分との対話の時間をお楽しみ下さい。
今日はここまで。