鋼のサバイバー〜スパロボ30プレイ感想~
前置き
この記事はバンダイナムコゲームス提供"スーパーロボット大戦30"をクリアした感想および個人評です。
例によってスクリーンショットはほとんどありません(ちょっとはある)。
今回は所々取ってたんだけど、解禁されてないし版権モノだし一応…ね?
はじめに
やっとスパロボ30をクリア出来ました!
ということで、いつものようにクリア後の感想と個人評を書いてこうと想います。
ちなみにプレイとしてはDLCは全購入、1周目は真ラスボス(フロウデウス)撃破、2周目は表のラスボス(アルティム・フィーニ)まで進んでます。いやもう2周目はなんというか引き継ぎフルでぶん回してインフレしまくってたけどネ
全体評価
総合評価 75/100
参戦作品 90/100
システム 55/100
シナリオ(版権) 70/100
シナリオ(オリジナル)50/100
オリキャラ 75/100
難易度・バランス 90/100
DLC 95/100
参戦作品
個人的には非常に評価の高いチョイス。
超久しぶりのエルガイムとVガンダムはシナリオ再現もきっちり行い、新規参戦は今まで漫画だけだった覇界王ガオガイガーVSベターマンにジェイデッカー、ナイツ&マジック、そしてまさかのSSSS.GRIDMAN。
古参組も宇宙世紀ガンダム一式にコンバトラー、真ゲッター、マジンガーINFINITYときて、ガン×ソードやレイアースもTから引き続き参戦を重ねるというバランスの良いチョイス。
DLCに関しては"DLC"のところで書くけどこちらも大満足。
各参戦作品については後で個別に細かく。
システム
シナリオの点にも共通するんだけど今回一番ちょっと合わなかったな―と思うのが"タクティカル・エリア・セレクト"というシステム
ミッション選択形式にして、キーミッションをこなしていくとメインシナリオが進んでいく。そしてサブシナリオや隠しシナリオ・稼ぎシナリオは「エリアシナリオ」としてキーミッションと一緒に表示、旧来の「詰めスパロボ」みたいなやつは「艦内ミッション」とMAP表示のみの「遺跡ミッション」に小分けにされて、好きなシナリオから進んでいくというスタイル。
一見便利そうなんだけど、実際にやってみるとかなり不便…このお話は"シナリオ"の項目に書く。
AOSアップデートのシステムはとても良かったし、ExCシステムもとテオも面白い…インフレと合わせてぶっこわれたけど。周回になるとAOSでもらえる強化パーツを量産して更にぶっ壊れて…
それぞれの要素で見ると好評価のシステムが多いんだけど、"タクティカル・エリア・セレクト"の評価が足を引っ張ってる感じ。
シナリオ(版権)
新規参戦を中心に原作再現はしっかりされていたし、シナリオ再現がないコンバトラー、Z、CCA、真ゲッターも存在感十分で問題なし
本邦初、原作通りにアクシズ落としたシャアが戻ってきたのは正しく「どの面下げて」案件で思わず笑ってしまった。戦友の竜馬と甲児がマジギレするのも残当というもの。
原作再現で特に印象的だったのは、"コードギアス 復活のルルーシュ"の巻き戻しするギアスの再現だった。あのステージ構成はいい意味で意表を突かれたね。
シナリオ(オリジナル)
こちらも評価が低い…と言うのは正確ではなく。キャラも設定も非常にいいんだけど、例の"タクティカル・エリア・セレクト"の影響で「版権作品シナリオの裏にクエスターズ(オリジナル勢力)の暗躍が」というのが殆どない…というか唐突にポッと乱入してきて問答してあとは場を荒らしてかえるだけ…になってしまってた。このせいで非常に存在感が薄くて登場も唐突。
エーオス(真ラスボスの勢力)はもっと唐突で、クエスターズ戦の終盤にポン出してきて、本編クリア後の追加シナリオでようやく動き出した感じ。
ここに来るとようやくデボネアとかポセイダルと絡みだして存在感だしてくるんだけど、それも「追加シナリオミッションを選ぶと続けて連続でシナリオが進むから」という…
ということを踏まえるとやっぱり、"タクティカル・エリア・セレクト"がよろしくなかったんじゃないかなぁ…と。ここについては自分の所感を最後にもう少しまとめたい。
オリキャラ
・男主人公エッジ
CV杉田の胡散臭い風来坊。性能・キャラ的にも最初は胡散臭いけど中盤にはいい感じになじんでくる良いキャラ。少し癖のある感じのいい兄ちゃん。
・女主人公アズ
こちらはCV相澤の可憐な少女。エッジほど癖がなく素直なため初心者向け?専用曲もエッジよりアズの方が素直なメロディーで2人の特徴を捉えてる
・ミツバ(&ドライストレイガ―クルー)
副主人公にして主人公とイチャラブするヒロイン枠のミツバとその愉快な仲間たち。ミツバは特に序盤、地球統一宣言など「お前どうした?」って行動取るんだけど、それには理由が…と言う背景が、先述の欠点のせいで描写が深掘りしきれてなくて…描写はされてるんだけどブツ切れなせいでね…
せっかくいいキャラで、登場頻度も高いから面白いキャラなのにもったいないなって。割りと好きだし
・カールレウム
いわゆるライバル枠。天然さんだったりするので割りとオモシロキャラなんだけど、ポッと出してかき回していくだけの役回りになってしまったので魅力がもったいない…まぁこれはクエスターズの設定自体の問題でもある
あいつらの問う倫理問題の問い、終盤で明かされたら「お前ら問題の意義なんもわかってねぇ」だったしw
(そういう認識であの問題を扱ってることに意味のある描写です)
・エーオス
(匂わせしてたとはいえ)終盤ポッと出でなければガーディムや魔従教団みたいに印象的な存在になれただろうにもったいないなと思う真ラスボス勢力。せっかくCV野沢雅子なんて隠し玉持ってたのにもったいない…
難易度・バランス
ぶっちゃけインフレ万歳!
シュミレーションゲームとしては30点、ファンゲームとしては100点。そうそう、こういうのでいいんだよこういうので。
稼ぎステージが用意されたおかげで全滅プレイが不要になり、いつでも気軽に稼ぎステージでバリバリ稼げるように。難しいのがいい人は稼ぎプレイを縛れば良いし、近年恒例の難易度エキスパートを選べば「バカジャネーノ!?」って難易度で遊べるし旧作と違って理不尽さもない(という聞く)ので、自分は今の方向性で大賛成。
バカみたいな火力で敵を蹂躙しながらキャラゲーとしての楽しみたい自分としては今のバランスが大正解です、はい。
ただ難点として、それをやるとボスとの会話を全キャラ聞くまえにボスが死ぬので、できればシステムとして「ボス手加減モード」みたいなのがシステムであれば嬉しいなぁ…(贅沢)
DLC
コンシュマースパロボでは初のDLCによる参戦作品追加。
チョイスは自分的に大正解!マジェプリ劇場版やベルチルの追加は初期参戦のアクセントにもなったし、ボルテスVやULTRAMAN、ゲッターロボDEVOLUTIONはそれぞれ、コンバトラーV、SSSS.GRIDMAN、真ゲッターロボとの絡みもあって存在感抜群。
個人的には何より、サクラ大戦の追加が嬉しくて仕方なかった!
残念ながら大神・さくら・エリカ・大河・ジェミニの5人だけだったし、敵も降魔がゲスト参加したくらいなので本格参戦ではないけど、それでもレイアース組を中心にシナリオでよく絡んでくれたので大満足です。
参戦作品個別所感
コンバトラーV&ボルテスV(DLC)
DLC経由ながら、超電磁の2機がL以来?に久々の同時参戦。昔ながらの5人乗りスーパーロボットは豊富な武装と相まって使いやすさは抜群。
合体技は今作随一の火力に加えて装甲ダウン付き。
安心して使っていける性能は流石の一言。
機動戦士ガンダム~ベルトーチカ・チルドレン(DLC)
宇宙世紀の4作(1stガンダム/Z/CCA/ベルチル)はまとめて。
今回はありそうでなかった「CCAで原作通りやらかしたあとのシャア(クワトロ)参戦」という状態。そらアムロもカミーユも当たり強いわw
性能は専用技の都合で、Zはほぼカミーユ専用機で反撃の鬼、νも実質アムロ専用機で遠距離攻撃の鬼になっていた。クワトロ?最後までFA百式だから専用技がないHi-νにでも乗せればいいと思うよ…(FA百式も強いんだけど地味すぎて)
懐かしの初代ガンダムはアムロの作ったレプリカだけど、これが割りと使い勝手がよくてね…シュラク隊のν入手後は愛用機にw
自分は好みもあって1周目はアムロがトップエースの一人でしたw
機動戦士Vガンダム
D以来の参戦…18年ぶり!?
今回の使用可能キャラはウッソ・オデロ・トマーシュの3人組にオリファー、マーベット夫妻に加え、シュラク隊からはジュンコ、コニー、ユカの3人で残りはガンイージーの召喚。隠しキャラは定番のカテジナさんとクロノクル。
シナリオも地球ローラー作戦やエンジェル・ハイロゥ以外の再現も豊富。まさかネネカ隊やるとは思わんかったよw
性能的にはV2ABは強いけどそれ以外はもう一つかな?ウッソも強いんだけど跳ねる要素がない感じ
機動戦士ガンダムNT
みんな大好きゾルダンは今回大はしゃぎ、もとい大暴れ。一方のヨナは弱くもないけど強くも…といった性能。原作からそうだからね、ちかたないね
フェネクス自体はそこそこ強いんだけど、ヨナ専用機なのでイマイチ出番がない感じ。いや、ほかがインフレしてるせいなんですけどねw
シナリオ的には再現も多く、ゾルダン因縁のアムロとクワトロもいるので印象が強い…ってやっぱりゾルダンでいいじゃないですかやだー
勇者警察ジェイデッカー
我らが勇者王の後継者として初登場のジェイデッカー。シナリオきっちり再現して強化も原作準拠で順々に進んでいく。Vのマイトガイン枠と捉えれば順当なところ。
性能はといえば、スーパー系では珍しい射撃が主力のユニットで射程はνのフィンファンネルに迫っていくレベル。相手の射程外からスーパー系の火力をガンガン撃ち込んでいくのはとても頼もしい限り。
サブユニットはビルドタイガーにカゲロウ、シャドウ丸といるけど、さすがに主力にはたりない…強いて言えば隠しユニットのビクティムがEN消費0の衝撃波をぶん回せるけど、ランティスとゴディニオンという無消費双璧の前では…良くも悪くもジェイデッカーがメインな感じ
破界王ガオガイガーVSベターマン
言わずとしれた我らが勇者王。今回はガオガイゴー搭乗の護&幾巳が序盤から参戦して、凱・火乃紀・蛍太・ルネ・Jと次々参戦してきて、最後は命も含めて7人乗りファイナルガオガイガーという暴挙に。しかも7人中6人はメインパイロット可能なため育成可能…しかも最強技に移動後使用可能なお手軽MAP兵器まで所持。
1周目は言わずもがな、PPが溜まってほかがインフレしてくる局面ですらサブパイロット育成可能という点も合わさって大暴れ。今回のぶっ壊れ筆頭
ファイナルガオガイガーに隠れてはいるけど、ベターマン・カタクラフトやJのキングジェイダーも十分強いし、なんならファイナルガオガイガーを使わず皆個別でパイロットやっても強い。
コードギアス 復活のルルーシュ
最近お馴染みのコードギアス、今回は劇場版設定で参戦。
カレンとスザクの安定感もさることながら、今回も戦術指揮でルルーシュが猛威を振るう。気力とExCをばらまくのは流石にやりすぎなんですよw
とはいえかつての再動は没収されて、今回は決意に。1人でSP回復もりもりにしてExCばらまくのは流石に許されなかった。それでも強いんだけどね
ミツバの決意からのExオーダーで再行動させつつ戦術指揮でExC再補充するロンダリングのせいで、Exオーダーの"ExCアップ"が息をしていない…w
真ゲッターロボ~世界最後の日~
こちらも最近おなじみの真ゲッター。竜馬の覚醒と熱血とエースボーナス(以下AB)で大火力を連続して叩き込む対ボス戦の鬼。DEVOLUTION参戦で、並行世界の竜馬と比べると、あちらは大火力を決意からのマルチアクションで多数に叩き込むスタイルに対して、こちらは覚醒で単体に何度も叩き込むスタイル。どっちもバカみたいに強いんだけどね。
…主人公?號ならいつもの思わせぶりやったあとさらっと参加してるけど影薄いよ…(真ドラゴン好きなんだけど使いにくい)
マジンガーZ/INFINITY
我らが英雄、鉄の城。甲児も鉄矢も安定した強さで序盤から大暴れしてくれました。今回はグレートブースター承認されたよ!!
そしてINFINITY版マジンカイザーもついに参戦!…したもののマジンガーZにマジンパワーがある上に甲児専用技もあるのでマジンカイザーはシロウの手に渡るのであった…いや、3人で大暴れできるからいいんだけどね。
イチナナ式?やつなら格納庫で体育座りしてるよ
魔法騎士レイアース
Tに引き続き参戦レイアース。主役3人はHP回復をもってるせいか、回避も装甲も中途半端な性能…とみせかけて実はそれぞれ優秀な性能。2つの合体技に加えて、光はABに専用コマンド「願い」によるスーパー系の火力をぶん回し、海と風は応援と祝福をそれぞれ最小のSP20で配りまくり、本体もリアル系メインと同じくらいは出せるという優秀なサポート役。特に風はウィンダムに修理機能もついてるので八面六臂の大活躍。魔法コマンドはおまけ。
一方のサブキャラはランティスがTに引き続き無消費の闇爆殺襲をぶん回すけど、その他はFTOはパッとせず巨大サンユンはネタ枠としては優秀だけど使うには愛が必要、NSXは他の戦艦が優秀で影が薄いという…
シナリオ的にはTのダンバインに続きナイツマとセットで異世界担当。デボネアは最後の最後まで暗躍をするが、サクラ大戦のせいで…(後述)
ガン×ソード
みんな大好きガン×ソード。
今回もTと同様にシナリオ再現しつつ、Vガンダムやコードギアスに絡んでいくスタイル。
ヴァンが相変わらずの反撃に鬼で、1周目からカギ爪ワンパンとか普通にやる。復讐相手だからね、ちかたないね。
他のユニットはレイは強いんだけど、エルドラソウルは射程が短すぎるしブラウニーはサポート機に優秀な機体(主にゴディニオンとセレスとウィンダム)が多くて影が薄い。そしてダリアとサウダーデは参加が遅くて…
結果、ヴァンとレイの2人が大暴れする感じになりがち。え、原作もそうだって?いや、そんなことは…ない…はず?
銀河機攻隊マジェスティックプリンス&-覚醒の遺伝子-(DLC)
新規参戦、我らがザンネン6。VのクロスアンジュやXのバディ・コンプレックスのようにメインシナリオの核となる。
まさかのチームラビッツの合体技2種に徐々に解禁される武装と、主役級の扱いと言っても過言ではない。…もっとも、6人の合体技はそう簡単に最大火力が出せるわけはなく…往年のSRXじゃないんやで、SRX本人そこにおるけどw
性能的にはブルーワン、レッドファイブ、ブラックシックスの3機が扱いやすく、ローズスリーが基礎性能で3人に並んで、パープルツーとゴールドフォーは一段下がる性能。支援機のパープルツーはともかく、スルガが突撃さえ持っていれば…ライノス?ザンネンな先輩は後方でラリホー!してるよ
ナイツ&マジック
新規参戦、なろう作品最大の出世頭(異論は認める)。
レイアースと共に異世界組としてシナリオの出番は多め。今回はイカルガ&エルの組み合わせがアホみたいに強く、リアル系にあるまじき火力でサクサク敵を葬っていく。なんかこの光景、見覚えがあるな…(アムロとキリコを見つつ)
ツェンドルグやゴルドリーオも弱くはないんだけど、イカルガがぶっ飛びすぎてて影が薄ry
SSSS.GRIDMAN
目を覚ませ、僕らの世界が何者かに侵略されてるゾ☆
我等がヒーローグリッドマン、ついにスパロボ参戦!
新世紀中学生もそれぞれ武装で再現されて、さらに超合体は専用コマンドで変身、極めつけは"電光超人グリッドマン"のグングンアップ。性能的にも文句なしのエース。戦闘演出も完全にアニメーションで他の機体より一段上のクオリティ。今回の目玉と言ってもいい。
あとアレクシス・ケレヴも割とやりたい放題してて、スーパー系版権のラスボスポジションも務めるという良待遇。OGシリーズでもないのにHP回復超とか持ち出すのやめろw
サクラ大戦(DLC)
ついに、ついに参戦したサクラ大戦!
今回は大神さん、さくら、エリカ、新次郎、ジェミニの5人だけ。ここはちょっと残念だったけど、性能はその分折り紙付き。
まず全員が霊力によって攻撃・装甲・SP回復量(!?)に補正が入り、霊子甲冑もHP回復(小)がついて、すべての攻撃がサイズ差補正無視がデフォ。霊力ってすげぇ
それに加えて、隊長2人は援護防御時のダメージ大幅軽減の専用技能"かば う"がABで被ダメ0になる上、気力130以上で更に攻撃と射程UP。
さくらは決意によるExC補充能力に加えて、エルガイムMk-Ⅱを超える射程15のMAP兵器版桜花放神をぶん回す、サイバスターやエルガイムに並ぶ雑魚殲滅の鬼。
エリカは攻撃性能控えめながら、風ちゃんに次ぐ祝福(25)と脱力(30)をぶん回す支援機。専用コマンド"グラース・オ・スィエル"は全ユニットのHPとSP(サブパイロット含!!)を回復するというもの。サブパイロットのSP回復は貴重。
そしてジェミニもエリカと同じく海ちゃんに次いでファと並んで2位の応援(25)使い。またこちらは移動力UPが多めに加えてABで気力150以上なら毎ターン加速突撃がかかるので、そこそこの攻撃力も合わせて切り込み隊長にも使える。
もちろん、合体技も当然完備。しかもさくらとエリカについては選択肢で威力が変動する原作再現つき。
SSは殆どないといったが、これだけは入れざるを得なかった(ぉ
レイアースのザガードとエメロード、デボネアの3人はこれでとどめを刺すのがこだわり(嫌がらせとも言う)
総じて全員特技を持ちつつ使いやすいメンバーで、性能的には非常に満足
強いて言えば、地形適性が空B陸A海B宇Bなのでその補強だけは必須
それも改造ボーナスで十分なんだけどね
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
来ました我らの鉄華団。
ユニットとしては三日月、昭弘、シノとマクギリスの3人。サポーターとしてはクーデリアとアトラのヒロインペアに、我らが団長オルガが参戦。
ユニット4人は原作通り三日月は前衛のパワーファイター、昭弘は鉄壁(15)を用いたタンク兼アタッカー、シノは後衛からの長射程アタッカー、マクギリスは決意と魂の精神コマンドと極技能をあわせた高機動アタッカー。
それぞれ扱いやすく(バルバトスのリミット解除以外は)比較的素直な面々…なのだが、オルフェンズのメインはユニットではない。
サポーターのオルガがぶっ壊れなのだ…
いや、だめでしょ。こんなのが1周目の序盤から使えちゃダメでしょ。
出撃時に全ユニット加速付与、コマンド使用で全ユニットに突撃付与。
……いややっぱりだめでしょ。
このおかげで、流星号やゴールドフォーのような初動が遅れがちな移動後不可長距離武装メインのユニットや戦艦たちが初手から全力で攻撃できる。なんなら普通に近接組ですらちょっと届かないくらいの奥のやつから攻撃できる。これが条件なし序盤加入になるのはおかしい。
最終的にオルガは最序盤から最後までサポーターのスタメンに入りっぱなしで、常にステージ開始と同時に使用することに…
…アトラとクーデリア?メインパイロットのSP50回復&友情幸運努力付与は、サポーターとしてはそんなに…強化パーツもくれるから、それでお金の足しにするくらい?
総じてユニット強いんだけどそれ以上にオルガがヤバすぎるという評価
我らが団長は格が違った。
ULTRAMAN
コンパチヒーロー以来のン十年ぶり参戦…ではなく漫画とアニメの方のULTRAMAN。なので、ULTRAMANはパワードスーツを着た早田進次郎だし、SEVENとACEの2人も同様。当然人間サイズなのでサイズはSだし地形適性は空B陸A海B宇Bなので補強が必須。
ULTRAMANはウルトラマン因子がHP50%以下で被ダメ0.8倍+3ターン目からステータス&ダメージUPと初動が辛いものの、ABの「自分より大きい相手にダメージ1.2倍」が非常に大きくアタッカーの適性が高い。
またSEVENもABの「Criダメージ1.5倍」で移動後武器のスペシウムソードを振り回すだけでガンガン敵が落ちていく。
ACEは主武装のビームキャノンが弾数&EN制だったり、ABがHP50%以下での命中回避ダメージUPだったりと弱くないんだけど…といった性能。
総じて戦闘力は高く、それなりの耐久とサイズによる高回避で戦っていくスタイル。
シナリオでも(元)特撮仲間のGRIDMANを中心によく絡んで存在感は高い。
装甲騎兵ボトムズ(DLC)
今回は肩を赤く塗らねぇのか?
ご存知最低野郎、DLCで参戦。あいも変わらず全武器弾数制と異能生存体・精密射撃の組み合わせでSサイズとは思えぬクリ火力でばかすか敵を落としていく。
シナリオ的にはあまり表に出てこないので存在感は薄いけど、その火力はZシリーズやTを彷彿とさせる。
超獣機神ダンクーガ(DLC)
獣を超え、人を超え、そして今神になる、我らがダンクーガ。
あいも変わらずの前のめりな精神コマンドと忍とABの覚醒で1ターンに複数回高火力の断空真剣を叩き込むのが主なお仕事。チェンゲ竜馬と並ぶメインボスアタッカー。
霊的な感度が高い忍は、ちょいちょい「嫌な気配」でエーオスを感知してたけど、シナリオの絡みはそのくらいでボトムズと同じくシナリオ的な存在感は薄め。ダンクーガの場合、いるだけ参戦は今更だけどw
ゲッターロボDEVOLUTION-宇宙最後の3分間-(DLC)
漫画ゲッター、ついにスパロボ参戦!
DLCの中では参入が遅いのだけど、その火力は折り紙付き。チェンゲ版の真ドラゴンは変形オミットなのに対して3形態変形可能な従来のゲッターとしてのユニット。エースボーナスもゲッター3は防御力と高火力・ゲッター2は回避と移動力・ゲッター1は超火力特化と従来どおりの性能。
特にゲッター1はダブル竜馬共通のAB「気力150以上でダメージ1.3倍」が強力。こちらの竜馬は覚醒の代わりに決意を持っているので、超火力で硬い雑魚をマルチアクションでポンポン狩っていくスタイル。
チェンゲ版が最強技シャインスパークなのに対して、こちらはストなサンシャイン…と同じゲッター/同じ竜馬たちとはいえ方向性が違っていてどちらも強くて頼りになる。
あと今作で付いたBGM「皇帝の欠片」がワイルドでかっこいいと非常に評判。実際チェンゲの方にも合うし、なんならギアス勢やオルフェンズ勢にも合う。
新幹線変形ロボ シンカリオン-未来からきた神速のALFA-X-(DLC)
いつか来るとは言われてたシンカリオン、ついに参戦!
ハヤトとホクトは同世代のキャラが少なくて、最年少だった勇太の同世代友人として、シャショットはAI仲間のブレイブポリスの友として、ジェイデッカーを中心に絡んで存在感は強め。
性能も初期こそ短射程・要気力武器しかなくてつかいにくいけど、デュアルグランクロスとアルティメットグランクロスがそれぞれ追加されるごとに大幅にパワーアップ。特にデュアルグランクロスは長射程・高火力でジェイデッカーと似た運用が可能。シャショットの応援(25)補給(50)もサポートとして優秀で、ハヤトとホクトで戦闘用精神コマンドも充実。
最終的には複数人乗りジェイデッカーのような性能に。
非常に使いやすい良ユニット。
スーパーロボット大戦OG(DLC)
歴代シリーズより参戦したスパロボオリジナル勢でかなり数が多め。
・SRXとサイバスターはαの世界線から無条件加入
・龍虎王/虎龍王もαからDLC参戦
・アルトアイゼンとヴァイスリッターはImpactからDLC参戦
・ゲシュペンストとグルンガストは旧シリーズから無料追加で参戦
・ダイゼンガーは刃馬一体がデフォの状態でOGシリーズからDLC参戦
・ディーダリオンはDDから無料追加で参戦
・ヴァンアインはX-Ωから無料追加で参戦
以上の通りかなり数も多く、転移前の世界も旧シリーズからDDまでバラバラ。なので互いに面識もあったりなかったり。
性能も良し悪しバラバラで、サイバスターが頭一つ抜けていてアルト/ヴァイスペアが少し性能的に厳しく、他はそれなりに使える感じ。
シナリオの絡みも薄めで賑やかしに近いファンサービス枠。
個人的にはヴァンアインとディーダリオン・ゲシュペンストの3機が使いやすくてよかった感じ。
まとめ
参戦作品がDLCもあってめっちゃ多いので書くの時間かかった!
30周年記念作品ということもあって力の入った作品で、挑戦的な内容も多かったしそれなりに楽しめた良作でした。それだけに"タクティカル・エリア・セレクト"の面倒さが本当にもったいない。
自分が希望する形で改善するなら
・"移動"画面は完全に廃止。全く意味がない。
・"遺跡ミッション"は"ミッション"に統合して一覧化
(MAP探すのが極めて面倒)
・"キーミッション"は常に1つに固定。メインシナリオの流れを1本化
・↑にあわせて緊急ミッションを廃止
・ミッション数毎のボーナス"DBD発生"も"艦内ミッション"に統合
・稼ぎクエスト一覧は現状のままでOK、これは現状の良い点
・艦内ミッションのチャレンジ系ミッションもこのままでOK
このような改善をすればもっと良くなったと思う。やりこみもたくさんあるし、稼ぎクエストのお陰で無駄な全滅プレイが不要になったのはとても大きいし、今まで「詰めスパ」とかは今回の艦内ミッションがちょうどよいので(終盤のやつは敵の数すごかったけど)ここは引き継いでもらいたいところ
…あとは大量の強化パーツをどうするかってところかな…
個人的にはVXTシリーズほどはおすすめしづらいけど、やって損はない良作だったと思います。
このあたりを改善してくれることを含めて、次回作楽しみにしてます!
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