性の話題にオープンな人達
私がオーストラリアに住み始めた時、最初に驚いたのが日本に比べ性の話題にオープンな人達がとても多かった事です。
まあ、そのうちに慣れてしまったんですけどね 笑
日本人よりは、そういう話題を恥と思っていない人が傾向的に多いんですよね。明らかに。
それはセクシュアルな事も含まれていて、そのせいで随分近所の性生活の音がうるさくて困った事もあります。
“なんだこれは!!すごいなぁ!!わぁ!!!”なんて思ったとしても、そんな事は最初だけで後はもう大変。騒音ですからね (苦笑)
人にもよりますが、雑談でそういう性生活の相談を友達にしたり、または自慢したり、、それが家の中であればまだしも公共の場で話してる人もいます。バスの中とかレストランとかカフェとか……。
私は最初ネタかな?とか思ってたんですけど、どうも真面目な話のような人達も沢山散見しました。
朝の情報番組でセックスセラピストが出ていて、講義していたりとかそんなのも観ました。
まあそんな感じなんです。
ここからどんな事が分かるのか。
それは、こういう環境で育っている人は、例えばそういう話題を秘められたものと思っている人とは根本的に違って、ただの日常の話の「ネタ」として性的話題が存在しているだけということ。
だから、突然そんな話題になっても何の躊躇いもないオープンさで盛り上がります。
それを知っていないと、めちゃくちゃ引いてしまう人も多いのではないかと思っています。
酔っていて下ネタが飛び出してしまうというレベルの話じゃなくて、会話の円滑剤として用いてる人さえいます。
実際に、国境を飛び越えて輪ができます 笑。
そのためにわざとそんな話題をしてる人もいるんですよ。絶対にね。
しかし、下ネタと性の話題の混乱を起こす人が日本人には非常に多いです。
文化的背景かなとも思いますが、拒絶せずよく聞いてみると分かってくるんです。
最初から、「恥」の開示イコール「下品」みたいにレッテル貼ってしまうと何も分かってきません。
もちろん低レベルの人もいるのかと思いますが、いろんな人がいます。決めつけはまずい。
まあけれど性の話題にオープンな人達を見てて思うのは、これは良い事も沢山あるという事実です。人に自分が困っている事があったら相談できる事もそのひとつ。
だから、不真面目じゃなくて意外と真面目に誰でも抱える問題について解決しやすくなる。
性的な話をする事は恥ずかしいと思っていると、開示できないから自分の中で抱え込み悩みやすい。そういう部分は減ると思いました。
これは健康にも繋がることなので、良い事。
最近では、いろんな家庭があると思うので、オープンに話す家もあるとは思いますが、日本的な恥の文化から、保守的な家庭で育った人は、
英語圏の人と話すと、性の話題にオープンな人が多すぎて
「え!?」
と驚いて固まってしまう人もまあいるのかなと思うのでこんな話を書きました。
それに、こういうオープンな環境で育った人達は性的誘いもしっかり断らないと通じません。
笑って誤魔化しなんて分からなくて、“性的誘惑”や“遊び”、そして“誘い”をしてるとも捉えかねない。
SEXしたくなかったら、はっきり「嫌だ」と拒絶しなければ通じないんです。
「日本人は、断らないからヤレそうだ。」
よく聞いた言葉です。
確かに、はっきりキツい言葉で拒絶いない人が多いので、それには反論の余地もありません。
彼らの立場になればそうなります。
断る。それでもひつこかったら態度に表し怒り罵倒するをしている人がうんと多いんです。
それ以外の人は、黙ってるので公にされない。性暴力をされている。そういう人を救い出す機関も存在しています。
性の話題にオープンな人達だなと分かれば、それなりにその環境を知り対処する必要性は高い。
それはコミュニケーションを円滑にするだけではなく、健康にも繋がり、性加害を避け幸せに暮らす良い側面があります。