ニューヨークで世界最大のNFTのお祭り「NFT.NYC2022」に参加してみた話
6月20−23日、ニューヨーク・タイムズスクエアを中心にNFT NYCが開催されました。2019年からスタートし今年で4回目、チケットを買った方だけでも約14,000人が世界各国から参加しました。昨年は5,000人だったので、この1年で約3倍の規模となりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1656162816077-OnXrogt68b.png?width=1200)
NFT.NYC公式のメイン会場は高級ホテル"マリオットマーキス"を中心に5会場で開催。
・講演でテーマトークや新らしい発表
・数百個のブースでグッズのサンプリング
・メイン会場は真面目に仕事しにきている方が多数
・ブロックチェーンゲームのブースやキャラの着ぐるみも
軽食やコーヒーも提供され、時間を惜しんで各ブースで説明を聞いたりしている方がみられました。会場外のタイムズスクエアのビジョンには、NFT関連の映像が表示され、広場には仮装したり、チラシを配る方も多く、お祭りのような雰囲気でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1656201306626-FtsjuUSGuw.jpg?width=1200)
そして、多くのNFTプロジェクトはメイン会場の周辺に会場を借り「サイドイベント」をおこないました。今年はサイドイベントのほうが盛り上がり、メイン会場のチケットを買わなくてもよかった、という声もちらほら聞こえてくるほど充実していました。
サイドイベントでなにがおこなわれていたのか?
私のみた限り、以下の4種類でした。
①NFTホルダー限定のシークレットパーティー
②作品の展示
③テーマパーク
④音楽ライブイベント
それぞれの目立ったイベントを解説していきます。たくさん動画をつくったので、ぜひ再生してみてください🤲
①ホルダー限定のシークレットパーティー
4日間で400のサイドイベントがおこなわれていたとのこと。その中で、おそらく一番多いのは、このホルダーが集まるミートアップイベントだったのではないかと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1656165735582-M1wVPehyEE.jpg?width=1200)
バーやレストランを貸し切ってのパーティが開催。事前にホルダーへ参加登録を促していました。会場内では、はじめて会うホルダー同士が「あ、きみがあのdiscordの○○ちゃんか!」と抱き合う姿もみられました。同じNFTを持っていると打ち解けるのが早く、こうやってリアルの場でコラボや投資が生まれていくだなと感じました。中には、NFTアーティストがホルダーを占う、参加者はコスプレで参加するなど趣向を凝らしたパーティもあったようです。
日本からもギャルバース(galverse)のホルダー向けパーティーが大盛況でした。
#Galverse pic.twitter.com/7YyAlzw3J3
— miin (本体) (@DropMiin) June 24, 2022
②作品の展示
どこもパーティと併用して展示もおこなわれていました。特にポリゴンやSOLANAなどのチェーンによる出品、SuperRareやCoinbaseなどマーケットプレイスは展示に力を入れていました。
▼NFTマーケットプレイス「SuperRare」
Super Rare超希少ギャラリー🖼 pic.twitter.com/Jo6kjgGvkA
— lev (@lev3864) June 21, 2022
▼NFTマーケットプレイス「Coinbase」
#coinbaseNFT pic.twitter.com/O8FT1vKCPY
— miin (本体) (@DropMiin) June 24, 2022
さらに、今回のNFTNYCに直接関係はないですが、同時期に村上隆氏の個展が由緒あるガゴシアンギャラリーで開催。今回のNFTNYCにあわせて訪れた方も多そうです。
村上隆×RTFKT展
— miin (本体) (@DropMiin) June 24, 2022
ニューヨークのガゴシアンギャラリーにCloneXが展示されました✨#RTFKT pic.twitter.com/LEv4b9k3Hf
③テーマパーク
いわゆるブルーチップといわれるプロジェクトは、かなり予算を投下してイベントを実施していました。
CoolCat
ニューヨークのど真ん中に広いスペースを借り切って小さな遊園地をつくってしまいました。ホルダー以外も入ることができ、子供が楽しそうに遊んでいました。「サンリオみたいに世界中で愛されるキャラクターになりたい!」という彼らのビジョンがよくわかりました。
coolcats、NFTNYCでのイベント@coolcatsnft
— miin l NFT情報コレクター🔮 (@NftPinuts) June 22, 2022
⚡️誰でも入れる、登録したホルダーは優先入場
⚡️アスレチックや宝探しゲームに挑戦しポイントでグッズがもらえる
⚡️原画の展示、ショップ、カフェも
ゲームの効果音やイベントが会場でも再現、大人も子供も楽しめる遊園地のような空間になっていました✨ pic.twitter.com/ghRyT1uklb
Doodles
研究室のようなスペースを再現。AIわからない偏光スクリーンなど最新技術も活用されていました。さらに夜のイベントでアーティストのファレルウィリアムがチームにJOINすることも発表されました。
Doodlesの世界観には圧倒されました🌈#doodle #NFTNYC2020 pic.twitter.com/znROErzgyF
— miin (本体) (@DropMiin) June 24, 2022
AZUKI
なんと会場に「街」をつくってしまいました🔥
Entrance to The Alley ⛩ は@AzukiOfficial の世界観で、街ごと創ってきた!
— Yu Ayato /7.17 Bluechip展示会@渋谷 (@Yu_Ayato) June 23, 2022
しかも、装飾だけでなくアクターも会場の随所を巡回していて、本当にその街の中にいるようで、体験の作り込みがレベル高い! pic.twitter.com/4wM6rkAIjb
もともとデザインを強みとしている種類のNFTは、リアル展示や映像演出で力を発揮することがわかりました。インスタでシェアしたくなる空間づくりに成功していますね🌈
④音楽ライブイベント
World Of Womenのライブにはマドンナが登場、そしてBAYCのApeFestでは、最終日にエミネムとスヌープドッグ。数億円規模の予算が投下されたイベントと言われていました。
#ApeFest2022 pic.twitter.com/1miWTaOTTX
— miin (本体) (@DropMiin) June 23, 2022
※ApeFestsや最近のBAYCの動向については、情報が多いためまた別記事でまとめてみます。
ゴブリンタウン
数ヶ月前から話題の中心となっていたゴブリン。ゲリラ的にゴブリンバーガーを配ったり、深夜11:50に会場を発表し12:00からイベントをスタートするなど、リアルでもクレイジーに展開していました。
ゴブリンバーガーの熱狂凄かった🔥
— Tommy💻|NFTNYC (@KawaiiGirl_sup) June 22, 2022
PRADAの服を捨ててゴブリンになりきったらゴブリンTシャツもらえた😂 pic.twitter.com/PSPZyCWgTr
以上、NFTNYC2022の熱狂をまとめてみました。この他にも、BCGゲーム関係のイベントや、OpenSeaのアワード発表など書ききれないほどの出来事がありました。おそらく、参加者の方それぞれで、みてきたものや体験が異なるイベントになったのではないかと思います。
少しでも雰囲気がお伝えできていれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました✨