トイレトレーニング

恐らく発達障害の診断を受けた児をもつ保護者の大きな壁、トイレトレーニング。
私が取り組んだ方法です。個人差と性格環境などあるので、全ての児に当てはまるわけではないですが、参考になれば幸いです。


【当時の息子の状況】
 ◎2015年11月生まれ 3歳半より開始
 (夏が向いてると噂で聞いていたので6月スタート)
 ◎軽度知的障害、自閉症あり(3歳当時ではなく5歳頃に診断される)
 ◎言語理解力はあるが同年代よりは低い
 ◎発語は1歳半くらい、指差しなし
 ◎起床時におむつが濡れてない数日続いた
  →ここで一気に波がきたぞ!と思い踏み切った


【やり方】
①トイレに入る練習
息子はトイレが怖いようで入ることさえ出来なかったので、息子の好きな電車のポスターをトイレに貼って、入れたらシールを貼るを一週間くらい続けました。女優のように演技をして褒めちぎることも大切。

②朝イチに必ずトイレへ誘う
寝起きは誰でもトイレへ行きたくなるもの。その習性を利用して、とにかく朝一番にトイレへ行き補助便座に座らせました。排尿がなくてもOK!とにかく
 起床→トイレ
という流れを作ることが大事。ここでも排尿の有無に関わらずシールを貼り
たくさん褒めて、シールの種類も増やし息子のやる気が上がるようにしました。

③在宅時はおむつ無し
トレーニングして一週間ほどで気づいたのですが、息子はそもそも排尿の概念が分からないようでした(え?
そこで家にいる時はおむつ無しにしました。案の定?息子はトイレに行けずフローリングが濡れたのですが、私がせっせと床を拭いてる姿を見て、次から息子が我慢してチビるようになりました。
これは息子の特性というか、優しさなのかな。今、思うと下半身すっぽんぽんにして、本当に申し訳ないことをしました。それくらい当時の私は焦っていたのです。

余談ですが、主任の先生から「息子くんはこのままだと普通の幼稚園は難しいよ。一斉指示が理解できてないから」と言われ、クラスのおむつ率5%、パンツが当たり前という状況で、息子は『発語なし+おむつ』という現実から、せめておむつだけは…という気持ちが非常に強くありました。健常児との発達差を毎日嫌でも感じていましたから。このままだと小学生までおむつかも?という不安が私自身を覆っていたのです。

チビリ状態→トイレ→排尿→異常に褒める→息子びっくり→シール
というルーティンを作りました。
何日も続けるうちに
”トイレで排尿するとお母さんすごい褒めてくれるしシールも貼れる!”と少しずつ理解してくれるようになり、本当にゆっくりではあるけど、トイレに行けるようになりました。とにかく大切なのは、
 トイレに間に合わなくても怒らない
 何度も何度もトイレに誘わない

あまりにも漏らす場合は、トイレトレーニングのタイミングが早い可能性もあるので、一旦やめるというのも手だと思います。
あとこの方法はもちろんフローリングが濡れるのがデメリットです。
しかし!私は濡れたら拭けばいいやという精神で取り組んでいました。

④保育園との連携
担任に家庭でトイレトレーニングしている事を伝えると
「まずはおむつで登園させて下さい。慣れてきたらトレパンの準備をお願いします」と言われました。
ここで担任の言う事を聞かずトレパンで行かせるのはNGです。トイレに間に合わなかった時に先生方の仕事が増えるので、先生の指示通りに動きましょう。

⑤最後の難関 排便
排尿の方は上の方法でどうにかなったのですが、排便になると、おむつを履かせろ!と要求してくるのです(涙)
最初は泣く泣くトレパンを脱がせおむつを履かせていたのですが、おむつが勿体無いので、半強制的にトイレに行かせました。
⇧この話を担任にしたら「足がしっかり置けてふんばれる状態じゃないと不安に感じるよ」と言われYORK DELL(ヨークデル)という踏み台を購入。そこからトイレで排便できるようになりました(プロすごい)

【結果】
おむつは1〜2ヶ月くらいで外れ、おねしょもほぼないまま、現在(6歳)に至ります。この間休日にお出掛けなどしましたが、その時は臨機応変に、
 おむつのみ
 トレパン履かせて、その上からおむつ
 トレパン
などしてきました。常に着替えを持ち歩くので荷物は増えるけど、一生やるわけじゃない!今、がんばれ!わたし!という気持ちで乗り切りました。
なかには、
 座って出来るのに足がすくんで立って排尿できない
 おまるのみしか出来ない
 などあると思います。個人的には、おまるで出来たら→トイレなどと段階を作るより、最初から補助便座+踏み台でやった方が子供も混乱せずに済むように思います。

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