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対話ってむずかしいけど、大切ですね。

こんにちは松田です。
早いものでもうすぐ2022年も終わろうとしています。

今年はnoteを始めたり、noteに書いたことや書いていないこと、いろんなことを経験しました。
今日はその中でも、三宅町のビジョン・ミッション・バリューのバリューの1つに掲げている「対話」についての取り組みについて書いてみます。

なぜ「対話」なのか

「対話」について調べると、「向かい合って話すこと。相対して話すこと。二人の人がことばを交わすこと。」とあります。
一方、三宅町の掲げる「対話」については、「得て不得手の違いを認め合い、声を聴き対話しながら、共に力を合わせ共創する環境を生み出します。」とあります。

このように「対話」の定義については、いろいろな捉え方があると感じます。
「対話」を大切にするといいながら、三宅町はどのような意味で「対話」を大切にしているのかということを職員がしっかり理解していないと、それを町民の方に上手く説明できないと思い、昨年度から「対話」についての研修を行っています。

昨年度3回、今年度は職員だけではなく、町内外の方を含めた研修を計7回行いました。(年明けにもう1回予定しています。)

「対話」にはルールがある

三宅町が行っている「対話」の取り組みに関しては、「津屋崎ブランチ」代表の山口覚さんを講師にお迎えして、研修を行っていただいています。

研修では、「討論」と「対話」の違いや、会議の種類についてのお話を聴くのですが、最初に「参加の心得」がホワイトボードに記されます。

参加の心得(右が山口先生)

人はすぐに自分の意見を通そうとして、相手を論破しようとしがち。また、会議によっては役職などで席が決まっていて、強い立場の人の意見が通りやすい、声が大きい人の意見が通りやすい、あるいはその逆などなど。

そのようにならないために、参加の心得=「対話」のルールが最初に示されます。
自分の意見に固執して他人の意見に耳を傾けない。それは、たとえその意見が結果的に正しくても、他の参加者は納得できるでしょうか?
参加した人みんなが考え、自分の意見を言うことができ、その中で納得できる地点を探っていく。それが「対話」の行き着くところだと学びました。

そして、それをレフリーのように導くのが「ファシリテーター」というポジションです。職員の研修では「ファシリテーター」としてのスキルを学んでいます。

みんなで話す機会「MiiMoカフェ」

 山口先生の研修では、職員向けだけでなく、町民の方を巻き込んで「対話」について学ぶ「MiiMoカフェ」という場も設けています。

11月28日に開催した「MiiMoカフェ」のチラシ

最初は数人だけの参加でしたが、1人の町民の方が、

「せっかくこんないい話をしてくださっているのに、これだけの参加じゃもったいない!もっと声かけして多くの人に参加してもらって、話をしないと意味がない!」

とおっしゃっていただき、声かけをした結果、前回に行った時は20人を超える参加がありました!
個人的には、そのような熱い思いをもった人がいてくださることがとても嬉しく感じました。

みんなで話し合って

テーマは「MiiMoについてどう思いますか?」でした。
日常的にMiiMoを使っている方だけでなく、来たことがない方、知らない方などいろんな属性の方が集まりました。

議員の方、自治会の方、近隣市町村からの方などがいらっしゃいましたが、肩書きなどを飛び越えて、「対話」のルールに則った上で話し合いを行いました。

なかには、会の趣旨がわからないまま参加された方もいて、その点の説明不足は課題でしたが、肯定的な意見も、否定的な意見も、改善点などもいろんな意見が出たことは良かったと考えています。

「対話」の輪を広げていくには

来年1月に「MiiMoカフェ」の続きを行います。その時にはもっと多くの人に参加してもらいたいと思っています。

今は山口先生の力をお借りして学ぶ段階ですが、これを職員が学ぶ、町民の方が学ぶことで、三宅町に「対話」の文化が育まれていけばいいなと思います。

私たちの取り組みがそのきっかけになればと思いますが、来年はもっと「対話」を勉強し、実践していくことが求められると思います。
例えば、役場の会議を「対話」ルールに則って行うとか、ケースバイケースですが、実践していきたいと考えています。

次回は2023年1月30日(月)18:30~21:00
場所は三宅町交流まちづくりセンターMiiMoです。
「MiiMoについて対話で語ろう!」がテーマです。
この記事を読んで下さった方で、近場の方!
ご参加お待ちしております!


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