変わってしまったらしい

唐突な自己紹介をすると、私は高二…もうすぐ高三になる不定性です。ずっと、不定性だと思ってました。もちろん今も。

中学の時、ネット世界に入った色んな性別を知って。少しショックを受けて勢いで髪の毛を切って。身体的には女性の身なのですが少しでも男性っぽく、女性らしさが薄まるようにしたくて。スカートを嫌がりながら毎日制服に身を包まれてました。

高校に入っても制服が嫌で。まあ確かに制服があるところを選んだのは自分だけどやっぱ抵抗がありました。でもずっと性別に悩んでせっかくのJKというステータスを楽しまないのもつまらないなーと思って何も考えずやりたいことをやりました。

自分かなりのオタクなのですが、なんとなく服装のせいで行きたくなくなっていた現場にも足を踏み入れて、髪もショートはやめてウルフ維持して、憧れのサブカルファッションにも手を出して。そしたらいつの間にか周りには可愛い地雷ちゃんたちがいる学校生活を送ってました幸せ。

友達の声に流されてスカートを5年ぶりに自主的に買った日がありました。あまり納得が行かなかったけど少し制服以外のスカートを履いた自分に興味があって。ついに現場に着ていった日に一つ思うことがありまして。「これ行けるんじゃね」

あんなに嫌だったのに好きになってた。そんなことってありますよね多分。5年の時を経てスカートと仲良くなりました。そんなこともあっていいのかもしれないなー。

自分が永遠に分からなくて。でも女らしさを取り除く作業をしていた中学生活よりは圧倒的楽な今で。好きなように生きるのが1番かなって。矛盾しても何しても人は変わるものだし。昔の自分がいなくなっちゃうのは少し寂しいけどね。

社会人になっても自分を貫き通せる世界がいいよね。そんな小さな望み。

纏まらない文章を最後まで読んでくれてありがとうございます。