紅葉のワシントンDCへ
11月10日~11日、1泊2日で紅葉のワシントンDCへ行ってきました!
ワシントンDCといえば、桜がメインですが紅葉もかなりよかったのでメモしておきます。
桜のワシントンDCはこちら⇒
1日目
議会図書館へ
まずは前回も訪れた議会図書館へ。前回予約をしっかり取って行かなかったためきちんと回れず、その反省を生かししっかり予約して向かうことに。
その前に一応、旅の定番。スタバと自前の朝ごはんです。
本当にきれいな図書館です。
実際に大きなカバンを預ければ、図書館の中にも入れますがセキュリティ面が心配だったため(鍵などは何もない棚が置かれているだけ)今回はパス。
展示も結構しっかりしています。
こちらはNYにあるハーレムの様子。ハーレムって治安の面では心配なところもありますが風情あっていい街です。
こんな日本人の展示も。こちらは第二次世界大戦中、アメリカに住んでいる日本人の様子です。
こちらは例の図書館(実際に本が置いてあるところ)の天井。19世紀後半、西洋文明の繁栄に尽くした12つの国の絵が描かれています。
図書館を見終えた後は、お昼ご飯へ!
ワシントンDCは「スミソニアン協定」と行って、美術館や博物館全てが無料となっているのです。なので見たい所がたくさん!1泊2日と時間がないため、お昼はサクッと済ませます。
メトロに乗る
前回はメトロを使わずに移動できましたが、今回はワシントンDCのメトロを使ってみることに。
ワシントンDCはラッシュ時間や曜日によって、運賃が変わるシステム。
Pasmoのようにチャージしておき、出口でピッとすると運賃が引かれるシステムです。一律2.9ドルのNYとは少し違います。
国立アフリカ系アメリカ人歴史博物館へ
行きたい博物館はたくさんありますが、全ては行くことができないため今回向かった先は国立アフリカ系アメリカ人歴史博物館へ。こちらの博物館かなりよかったので、少し長くなりますがメモしておきます。
どんな博物館かというと、誤解を恐れずに簡単に書くならば「黒人の差別について展示してある博物館」です。
かなり攻めた博物館となっています。
こんな感じでその歴史について記載されていたり。
過去、こんな驚きの電車があったという展示があったり。
ホワイトのサンタさんの人形や、お手伝いさんの人形がブラックであったという展示があったり。(自分の中の固定概念みたいなものに気づかされたり。)
こちらは、自分の気持ちや意見と向き合うセッションルームです。
完全個室となっていて、この声がどこに届くのかはわからないのですが、結構人は並んでいました。
これが無料で展示できるアメリカのシステムにも驚きです。恐らく寄付がすごいのでしょう…。
あの有名なcitizen bank。関係しているそうです。
(関係について記載があったのですが、しっかりメモを取っておらず…。後日HPで調べてみましたが、歴史について詳しく書かれておらず、私の記憶が確実でないため「関係している」でごまかしておきます。)
ということで3時間くらいここを見て回り、次の場所へ。
ライトアップされたワシントンDC
前回、トーマスジェファソン記念塔に行くことができなかったため向かうことに。スミソニアン博物館は17時閉館であることが多いため、先に博物館や美術館に行き、17時以降に記念塔などを見に行くことをおススメします。18時くらいまでであれば人もかなりいるので治安面の心配もあまりありません。
ワシントンDCはNYのようにゴミが落ちていなくて、きれいで日本を思い出させる何かもあって夜のライトアップも素敵です。前回も書きましたが、日本の霞が関のような雰囲気です。
ホテルと夜ごはんへ
さて修学旅行のようなプランを終え、ここからは大人の修学旅行ということでお酒タイムです。
まず今回お世話になったホテルがこちら。
前回のハリントンホテルの方が立地はいいような気がしましたが、朝のコーヒー・部屋はかなり広々しているなどあってお気に入りのホテルの1つに。トロントの独房事件以来、安いホテルに泊まるのが少し怖くなっている我が家だったので一安心しました。
ホテルでチェックインして荷物を置きます。
(ここまでリュックを背負っての旅でしたが、スミソニアン系列ではなんとコインロッカーも無料。)
その前にホールフーズがあったので明日の朝ごはんを買っておきました。
1件目はこちら。
Garden districtというビアガーデンです。
少し寒かったのですが、外用の暖房がしっかりされていました。ここでビールやシカゴドッグ、BBQのお肉を食べます。
外食はワシントンDCもNYと同じくらいの物価で、少し高いように感じました。でもシカゴドッグ美味しかった~!
しかしいくら暖房がしっかりしているとはいえ、段々寒くなってきましたので2件目へ。
Aslin Beer Companyという、ブリュワリーです。
ブリュワリー特有のフードは外で調達してきてくださいな、スタイルでビールしかありません。
ここでほろ酔い状態になってきたため、本日の旅は終了。ホテルに戻ってゆっくり休憩します。
2日目
Veterans Day!
実は2日目、Veterans dayという復員軍人の日でアメリカは一斉休日。アメリカでは非常に軍人さんへの福利厚生がすごい。入場料が割引されたり、無料になったりするほどです。
さらにワシントンDCにはアーリントン墓地という無名戦士さんたちのお墓もあるため、大きなイベントが行われるとの情報。これは行くしかない。電車に乗って向かいます。
ああ、その前に朝の様子です。
墓地のある駅につくと、こんな感じで迎えてくれます!
紅葉もあってとても素敵な場所。
荷物チェックを厳重に行います。
それでは実際の墓地へ⇒
こんな感じでびっくりするほどの広さです。中にはトロリーも準備されていて、足に自信のない方でもそれに乗って観光できます。
ジョンFケネディさんのお墓も。
元々ここに住んでいた家族の暮らしや、家系図などもあってこちらももちろん無料で入れます。
この日はイベントのため、警察もたくさんきており準備中で無名戦士のお花ゾーンには入ることができませんでした。広いこの墓地でご家族はどうやって自分たちのお墓を探すのだろう…など疑問がありましたが、さすがは現代。しっかり機械的に管理されているようです。
イベントに行ってみたい気もしましたが(誰でも入れる)時間がないため今回はパス。時間があれば行ってみたいですね。
ちなみにアーリントン墓地は実はバージニア州にあります。州を越えると別の国のようになると言われているアメリカですが、アーリントン墓地まではワシントンDCのメトロで行けるし、雰囲気が変わることはありませんでした。(NY州とNJ州は隣にあるし、10分くらいで行き来できるのに運賃が一気に上がるとか、税率も変わるとか色々違うのです。)
ジョージタウンへ
次に我々が向かったのはジョージタウン。ジョージタウンとはまだイギリスの植民地だった時代に作られた町で、どこかヨーロッパ調の素敵な街と言われているところです。前回行けなかったため、今回どうしても行きたかった!確かに一気にヨーロッパのような雰囲気を感じさせます。
まずはオールドストーンハウスと言われる最古の建物に行ってみました。当時の暮らしの雰囲気をそのまま残しています。笑っちゃったのはジョージワシントンが一時期住んでいたと噂されたから大切に保存していたという話。全くの誤解で住んではいなかったようです(笑)確かによく大切に保存されていたなぁというくらい小さな建物でした。
お昼ご飯はこの日も時間がなかったため、簡単に食べられそうなHalalフードを食べました。(私は大好き)
ジョージタウンは大学も近くになるので、おしゃれな若者も多い。ハイブランドのお店もいくつかあり、とにかくどこを撮ってもおしゃれな地域です。
歩いていると、びっくりするようなお金持ちそうな家があったり。
紅葉としても一番いい日に行けた気がします!
Tudor placeという素敵なお屋敷?にも行ってみました。
過去の中流お金持ち達の暮らしを見ることができます。
再びスミソニアン系列博物館へ
ここから帰りの8時頃のアムトラックまで一気に加速していきます。
前日のスミソニアン系列の博物館へ戻りました。
まずは、ナショナルギャラリー。
めちゃくちゃ面白いです。超おすすめです。
歴代の大統領の肖像画が飾られています。
こちらはリンカーン。こうして改めてみると痩せこけちゃって…。なんでわざわざこんな絵を?と思い、調べてみると「南北戦争で疲れ果ててしまった」そうです。本来はもっとかっこいいみたいです。南北戦争がそれだけ大変だったことが伝わります。
こちらはクリントン大統領。なんで突然、こんなカラフルに描かれたかは謎ですが一応撮っておきました。
こちらはオバマさん。オバマさんは背景がカラフル。
と言った感じでとっても面白いです。全然真剣にみるような重い雰囲気はなくて「あらこの方かっこいいわ~」みたいな感じから政治に興味も持てそうだし、アメリカらしくて面白い。日本にも歴代の総理大臣をこうやって書いてくれている美術館が「無料」で入れたら、色々興味も持てそうなんだけどな。となかなか政治と勉強に興味が持てなかった代表の私がつぶやきます。
(アメリカにきて博物館巡りをして、かなり興味を持てるようになった!)
時間がないのが悔しい・・・!超特急でみて次の博物館へ。
次に行ったのは国立公文書館。
びっくりするくらい並んでいましたが、15分並べば入れるので我慢!
こちらは実際の独立宣言の原本が置かれています。
原本は写真NGのため、撮ることができず。こんな感じで人が必死でみています。もうどれだけ独立宣言がアメリカにとって大切なことなのか、を感じます。
そしてここで修学旅行タイムは終わり!
ブリュワリーへ
ユニオンステーション(アムトラック)の近くにあるRed bear brewingというお店に行ってみました。
3連休の中日ということもあり、みんな楽しそうに飲んでいます。ブリュワリーというと日本ではビール好きの人が集まるディープな印象ですが、アメリカでは5分歩いたらブリュワリー(は大げさだが)くらいあるので、まるでファミレスのように使うのです。ベビーカーを隣に置いて飲んでいる人もいれば、子供たちはフードを食べて、大人たちは飲んでいるなんてことも。早い時間にいけば、バースデーパーティーをしていることも。一気飲みしているような若者もいないし、酔いつぶれている人も見たことがありません。
見慣れるまでは受け入れられない文化かもしれませんが、なんだかみんな自分たちのしたいことをしている、このブリュワリーの雰囲気が大好きです。
そしてアメリカは終わりが早いのも特徴。結構9時ごろにはクローズの準備を始めていきます。
我が夫は…というと。旅の最後までビールを飲みたいそうでアムトラックで飲むビールの調達をします。
駅の近くにビール専門店を見つけたので、お買い物。
ちなみに日本のビールも売っていました。
そして駅で大好きなチポトレを買って、アムトラックに乗りこみます。
4時間くらい飲んだり、寝たりしつつ無事に12時前にNYに着きました。
明日もお休みなので、少し旅を振り返りつつおやすみ。
ワシントンDCは修学旅行のような旅になりますが、博物館など本当に面白い。勉強嫌いの私でも「ちゃんと勉強しないとな」という気持ちにさせられるところです。(でもしない。)
美術館や博物館が無料なのって本当に大きいですよね。
さすがアメリカだなと感じます。