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猫との出会い

昨日の初投稿でチラッと書いた猫のお話です。本当に可愛くて仕方がないのですが、彼女との出会いは”やっぱり不思議な縁ってあるのかもなぁ”と感じさせるものでした。


しあわせな偶然①

2022年2月22日は2並びで”スーパー猫の日”なんて呼ばれたりしていました。我が家ではずいぶん前から何かしらペットを飼おうかなと言う話は出ていたんですが、私はまだ子供だった頃に飼っていた犬を亡くし、ペットロスで大いに苦しみました。当時はまだペットロスなんて言葉は一般的ではなかったですが。それをいつかまた経験しなければらないと思うと、どうしても踏ん切りがつきませんでした。

それでもスーパー猫の日でネットやニュースが盛り上がり、YouTubeで保護猫の動画を観て癒されているうちに決心がつきました。命を預かることの責任について家族としっかり話し合って、ネットの里親探しサイトを観にいきました。

写真付きでたくさんの猫が掲載されていました。正直選ぶ基準がありません。できることなら全員を迎え入れたくなってしまう。そんな心境でした。
そんな中、他の猫はみんな可愛く写してもらっているのに一匹だけ妙にムスッとして悪目立ちしている子がいました。これはもう直感としか言いようがないですが、その子が気になって仕方なくなり、すぐに応募しました。

もともと県内の子で絞り込んでいたので完璧な偶然とは言えませんが、なんとその子を保護されている方は私の自宅から歩いて10分のところにお住まいでした。これが一つ目の偶然です。応募した翌日に会いに行きました。

しあわせな偶然②

写真で見たのとは全然違い、まだ小さくて元気な、そして本当に可愛い女の子でした。詳しく聞くと地方から移動してきたとのこと。私は全く知りませんでしたが、地方ではなかなか里親が見つかりにくく、人口の多い都市部に移してから里親を探すというのが普通のことのようでした。その子ははるばる九州から飛んできていました。

さらに詳しく聞いていくうちに二つ目の偶然が飛び出します。その子がもともと居た地域は数年前に他界した私の実母の故郷でした。涙こそ出しませんでしたが妙に感動するものがあって、ぜひこの子と一緒に暮らしたいと思いました。午前中に初対面して、その日の夜には我が家に迎え入れることができました。猫を飼うと決めた時点でケージやトイレ、食器など必要なものは準備万端に整えていました。とりあえず買ったオモチャのいくつかは全く使ってくれませんでしたけど。


あれからもう2年半以上が過ぎましたが、あの時に感じた不思議な気持ちは今でもよく覚えています。この子が傍にいるとセットで亡き母のことを思い出すキッカケだったりもします。いつまでも末永く元気で過ごしてほしいなと思います。

おわり

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