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50代からのドイツ語学び直しが超大変な話
30年以上前の話だが、大学で独文学を専攻していた。
もともと英語が好きだったが、6歳からピアノ、高一からオーケストラでヴァイオリンを弾いていたこともあり、卒論でそれ界隈のこと書くのもいいかもという理由だった。
私は真面目なので、大学ではそれなりにきちんと勉強していたのだが、授業が終わるとサークル活動やバイトで平日夜を全部潰していた私は、毎週ハイデルベルクやゲーテに通っていた同級生達とはどんどんレベルを空けられていた。
それが如実に現れたのは、ドイツ人講師によるドイツ語だけの授業で、これは本当にさっぱりついていけなかった。先生のことは気さくで好きなのに、非常に苦痛な時間だった。
私は学年が上がると妙な劣等感を抱き始め、「勉強もサークルもバイトもどれもバランスよく頑張る」という自分で立てた入学時の抱負ではあったものの、なんだか複雑な気分になることが増えた。だからといって、バイトを減らしてゲーテに行こうとはならない…(バイトめっちゃ楽しかったw)。
私の頃は就職氷河期で、ドイツ語を活かした職種につく人はほとんど居らず、もっと学びたい人は院に行った。
私はドイツ語を活かす方向は考えられず、普通の日本のメーカーになんとか就職した。
それから早や30年弱…
今年から専業主婦となり、秋になってきて、何かを勉強したい、学び直したいという気持ちになり、真っ先にドイツ語が思い浮かんだ。
学生時代の苦い思い出や悔しさもあったのだろうし、
第二外国語のみならず専攻までしたのに、少しでもいいから取り戻したいという気持ちもあった。
図書館で文法の本を借りてみたが、本当に人称変化から冠詞まで忘れ方が甚だしい!!
単語なんて、以前友人に「空港ってドイツ語で何て言うの?」と聞かれて「Lufthansa(ルフトハンザ)じゃなかったっけ?🤔」と大真面目に答えたレベルなんだからもってのほかだ(笑えない。
というわけで、図書館や書店でいくつかの参考書を物色して、シンプルな文法書を一冊、リスニングテキストを一冊購入した。実家に置きっぱなしだったクラウン独和辞典も持ってきた。
リスニングは今のところただのBGMになっており、
それより勉強を進めてみて一番困っているのは辞書を見るのが苦痛なことだ!!細かすぎる!ムリ!
いまのレベルでは辞書と首っ引きなのに、眼精疲労で寝込むレベルに疲れてしまう。
そうか、50代からの語学学習には遠近両用メガネを作ることが必須なのだ!遠近両用メガネが語学学習の必須アイテムだとは!臨時出費なことよ!