箱根リゾバ、1週間経過。この1週間を振り返って
箱根に来て、1週間が経ちました。
まだまだ寒くて、風が強い日も多くて、外に出るときはコートが必要です。
この1週間を振り返ってみると、ほんとに「怒涛」と「葛藤」の日々だったなあとつくづく思います。
0. そもそものわたしが今いる旅館について
わたしは今、箱根の宮ノ下エリアにある「箱根吟遊」という旅館で仲居として働いています。
ここは「日本一予約が取れない宿」としてメディアで取り上げられたのもあり、かつリピーターも多くチェックアウト時に次の予約をして帰る方も多いので、半年先まで予約が取れないみたい。
景色がとにかく圧巻で、いろいろと特徴があります。
・全室露天風呂付き客室
・夕食朝食とも基本的には全室お部屋出し
・夕食時間も朝食時間もお客様に選んでいただく
・大浴場はチェックインからチェックアウトまで、いつでも利用可能
・何かの記念やお祝いごとでの利用であれば、依頼があった場合はもちろん、こちらで勝手にサプライズを用意することも多々あり。(毎日3-4件、多いときで7-8件サプライズしてます)
お部屋もすごくゆったり広々としていて、洋室和室どちらもあって、お客さんとして利用するにはほんとに快適に過ごせる旅館なんだろうなあと思います。
ここからは、仕事の話。
1. 最初がとにかくしんどかった
最初の2日が、右も左も分からず徹底的に知識を詰め込まれる状態だったので、とにかくしんどかった。
教育担当として付いてくれたのが、70歳の経験豊富な方でいろいろと教えてくれるんだけど、その教え方に対して「は?」「教えてもらってないのにやれって無理なんだけど??」「そんなん言うならちゃんと教えて?」って、いろんなことを思ってめっちゃ泣いてました。笑
今思うと、教えてくれる人の愛のムチだったのかなあとも思えるけど、それにしても教え方が1から10までを丸ごと詰め込まれるもんだから「いやちょっと待って?」って状態。
順を追って段階的に教えてもらえたら良かったんだけど、1日目からひとつのことに対してぎゅぎゅっと教えられるもんだから、1日目2日目は余裕でキャパオーバー、いっぱいいっぱいになってました。
1日目は「今日はとりあえず見てて」って言われたからとりあえず見てある程度の流れを掴もうとしてたら、2日目か3日目に「わたしがやってること、ほんとにただ見てるだけなんだね」って言われて。
いや見ててって言ったのはそっちよ?意図をもって見てほしいんだったら、その視点教えて??ってなった。笑
夜は夕食出し、朝は朝食〜チェックアウト、お部屋の片付けまでのシフトで、2日目を終えたときにはトータル4回働いたということ。
2日目の夜から、「やれるとこまでやってみて」って着付けも1人でやらされるし(言い方。笑)
「昨日教えたよね?これ終わるまで今日帰れないよ?」ってなんか変なプレッシャーかけられるしで、「もう無理!なんなん!?!!!」って怒りと悔しさでいっぱいいっぱいになった2日目でした。
(ストーリーに長文で弱音を書いたら、想像以上にたくさんの人たちから励ましや共感のDMをもらって、話を聴いてくれた人もいて、めちゃめちゃ励まされてました😭みんなほんとにありがとう!!!✨)
2. 3日目から一気に慣れた
それを経て、3日目は宴会が入ったからということで(基本的には全室お部屋出しなんだけど、大人数で利用される方がみんなで食べたいって要望があったときだけ宴会場も利用できるスタイル)
急に、「今日料理出ししてもらうから」って言われて。笑
前日に「明日までに料理名覚えてきて」って言われてたから中身とか素材とか勉強してたのもあって、教えてもらいながらだけど思った以上に意外とすんなりできたのです!◎
(宴会場での料理出しは経験あったから、なんの違和感もなくできたってのもある)
そして、自分で出すってなると一気に「次これやって…」っていうのが分かって見えて、動きが変わってるのが自分でも分かった。
「今日、すとんって一気に前見えたね!」って初めて褒められた日でした✌️
3. そして、今。6日目まで終了
今日、6連勤を終えて、初めての休みを過ごしています。
ほんとに怒涛で、感情の揺れ動きが激しくて、けどできるようになったことも慣れてきたことも実感して、お客様とのやり取りも楽しめるようになってきた今日この頃🙌
出勤してから退勤するまでの流れが分かってきたのもあって、次にやることも分かるから1日の流れがすごく早く感じるようになってきました。
4日目からは1部屋担当を持たせてもらって、「研修生」としてではあるけどお部屋出しをしています。
4日目、初めてお部屋で料理出しをしたときは、畳の上に丸盆を置いて出すってことに全然慣れなくて手間取ることもたくさんあったけど、5日目6日目はすんなりできるようになってきました!
(ホテルや飲食での料理出しに慣れてるから、お盆を片手で持ちながら料理提供しそうになって「お盆を置く」っていう感覚が分からなかった)
明日の夜からは、2部屋担当するのかな?ってところ。
教育担当の人と、合わせて3部屋持つのが定番になってきているけど、1部屋だけだと手持ち無沙汰になるし(他の人の手伝いもちょこちょこする)かと言って3部屋分ぜんぶ出してるわけじゃないから、それぞれの部屋の流れを把握しきれず。2部屋担当するぐらいが、たぶんちょうどいいなって思うから早く担当させてほしいです。笑
教育担当の人からも全然怒られなくなってきたし、なんなら、笑顔で褒められることも増えてきました。
(今思えば、ほんとに愛をもって指導してくれてたんだなあと。70歳だけどめちゃめちゃ元気な方で、前の旅館では責任者もしていたみたい。ほんとに細かいところまで気を配って丁寧に教えてくれて、仲居という仕事の奥深さも教えてくれてる。新人それぞれによって言う内容も教えるスピードも変えてるみたいで、ちゃんと意図をもって接してくれてたんだなあと最近知りました。)
やっぱり言い方がツンツントゲがある時もあるけど、それもだいぶ慣れてきて
わたしが引っかかってたのは、ちょっとした言い方だったり言葉のニュアンスだったんだなあと。
注意や指摘としておそらく教えてくれてるだけなんだけど、言い方がキツいから「責められてる」って感じてた。けど、それはただその人の伝え方のクセなだけで、最近はそれにも慣れてきてちょっと何か言われたとしても全然凹まなくなってきました。笑
あと、着付けもだいぶ慣れてきて、1人で15-20分ぐらいで着れるようになりました◎
目標は15分を切ること!がんばります💪
4. この1週間で感じたこと
流れややることが分かるようになってきたからこそ、「何も言われずに自分でやってみる」ことが好きなんだなあと最近感じています。
1日だけ教育担当の人がお休みで別の先輩に付いたとききがあったんだけど、その先輩は「とりあえずやってみて」ってスタイルで、口出しせずに見守ってくれてて。
必要があれば聞いてねってスタイルだったから、ほんとにやりやすかった。
基本的には、わたしは自分でやれるときには指示なくやらせてほしいんだな、と気付きました🙌
というより、「言われなくてもわたしにはやれる」って自負があるからこそ、それを発揮させてほしい。
それを信じてやらせてもらえることが、わたしにとっては心地よいんだなあと知りました◎
あと、住む場所や生活環境がわたしにとって想像以上に大事だということ。
家にいない生活をしていたから、寮とか特にこだわりなかったんだけど、どういう人がいるかとか匂いとか環境とか、思った以上に大事なんだな〜と実感しました。
これも、ここに来てやってみて、初めて知ったこと◎
5. これからのこと
仲居の仕事って、ずーっと動き回ってるからむくみがすごくてすごくて。毎日温泉に入ってるとはいえ、もともとむくみやすいのもあって、めっっっちゃむくむんです。
それが、こないだ、中空きで久しぶりにオンラインヨガを受けたら、思った以上に身体が軽くて快適になって。
ああ、ヨガってこんなにも気持ちいいんだ、っていうことを実感して、やっぱりヨガに触れ続けていたいなと改めて実感しました。
会社で働いていたときには「ヨガインストラクター」という肩書きに窮屈さを感じていたけれど、でもやっぱり、わたしはヨガを届けたいんだなって。
仲居をしていても、結構身体バキバキな人が多くて、自分の身体をちゃんと大事にしてほしいなって。
しみじみと実感しました。
生活は、リゾート地や非日常の場所で。
ヨガインストラクターとして、ヨガの時間を提供できること。
次はそんなことをやってみたいなと思っています。
正社員というより、最初は派遣や契約社員、もしくはパートやアルバイトとして気軽に始められたらいいなと。
調べたり問い合わせたりし始めたけれど、もし心当たりある場所がある方いれば、教えてほしいです◎
4月半ばまでは箱根で仲居として働くので、そこまでは精一杯、仕事を全うしつつ生活も楽しみます🌟