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皮膚糸状菌と通販事情

前に書いた中国子猫病気あるある病気第1位、皮膚糸状菌症について。
皮膚糸状菌症は猫カビとか言われる。
今日はその皮膚糸状菌症と中国での通販について。

*病気については犬と猫の皮膚科臨床(ファームプレス)とカラーアトラス犬と猫の皮膚疾患(文永堂出版)から引用。

皮膚糸状菌は皮膚に寄生する病原性真菌。      
特にMicrosporumのなかまのMicrosporum canisが原因のことが多く、
猫で98%、犬でも高確率(70%との報告も)がこれが原因。
診断には、ほかの病気がないか除外したり、顕微鏡で菌糸や分節胞子をみつけたりする。特にMicrosporum canisは、ウッド灯で黄緑蛍光色に光る(代謝されたアミノ酸が紫外線に反応)。これは偽陰性や偽陽性になることがしばしば。
治療は塗ぐすりよやシャンプーや飲み薬など。


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タイトル写真のぷつぷつとか、これ。日本で全然見たことなかったなぁ。

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これがウッド灯。中国語だと伍德氏灯。

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こんな風に光る(これ広告なので全部ほんとに糸状菌症なのか不明、、)

このウッド灯がだいたい100元くらいで買える。そしてそれが普通の通販で誰でも買えちゃうこと。自分で購入するっていう飼い主さんもいっぱいいるらしい。日本だと?万円する。安いなぁ。
私も、友達にプレゼントしたが、だいたい、1年もしないうちに壊れることがほとんどらしい。まだ使えてるかなぁ。

こんなの売っていいのかな、っていうのいっぱいあった。偽物もかなり多いらしい。ペットフードも、うさんくさい通販で買って体調壊したっていう話すごく聞く。

すべてが自己責任なんだなぁ、と感じた。


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