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独自ルールのなぞ
昨日投稿した抗体価について。何回か前にエコーのプローブマークの向きについてお話ししましたが、抗体価の評価法にも謎の独自ルールがあった。
今日のタイトル写真(ホームページより)のように、判定3以上で抗体陽性と判定するという製品の説明書がついていた。初めは何も知らずに見ていたら、実際の検査では5以上で陽性にしていることに気付いた。なんで?って聞くと「中国では念のため4以上を陽性として、ココでは念のため5以上を陽性にしてる」との回答。
なんの「念のため」??
企業がいろいろいろいろ調べて3って言ってるのにそこ信じないんだ。。
なんの根拠で「4」「5」なの?と聞くと、
販売営業マンがそうした方がいいと言っているとのこと。
けっこう腑に落ちないことがあって質問をすると、「営業が言った」「卸売り業者が言った」と返事がある。これが語学できない物のハンデだよなぁ。もし日本だったら、営業や卸の人にうまい具合に聞けるのに。。通訳さん介してもこの微妙なニュアンスを感じ悪くなく伝えるのむつかしいし。結局徐々に徐々に基準を下げていって「3」を区切りにしてみた。
この話は本当に国全体の話ではなさそう。知人の所では「3」だったし。本当に勤務先の営業が言っていただけかもしれないし、営業に対応した獣医師がゆがんだ解釈しただけかもしれない。
でも、こういう独自ルールはちょこちょこあってホントにびっくりした。あまりにも信用できない機械やキットが多すぎて、説明書の通りっていう感覚が無いのかな。