実は喫茶店生まれの飲料製品
純喫茶や喫茶店を特集する雑誌記事などもよく見る昨今、喫茶店から生まれた商品が多くあることを知っている人は意外と少ないのかもしれません。みなさんの身近にあるあの商品も実は喫茶店から生まれたものなんです。
麦茶
麦茶は今でいう喫茶店のようなものである、「麦湯店」で販売されたのが始まりです。
江戸時代や明治の町人たちの息抜きのお供は麦茶だったことがわかると、飲み物にも流行があることがわかって面白いですね。
江戸時代に外国からコーヒーが持ち込まれると、人々の関心は徐々にコーヒーに移っていきます。
みっくちゅじゅーちゅ
大阪の喫茶店で提供されているミックスジュースを再現した飲料です。
大阪のミックスジュースは、いわゆるフルーツジュースとは少し違っていて牛乳や砂糖が入っていて、濃厚なテイストのものです。
TVの企画から生まれ、株式会社日本サンガリアベバレッジカンパニーが協力して世に出た商品です。
コーヒーシロップ
キーコーヒーのコーヒーシロップ 出典:キーコーヒーHP
家庭用のコーヒーの先駆けになったのはキーコーヒーでした。
当時喫茶店でしか飲めなかったコーヒーを家庭で楽しめるようにと「コーヒーシロップ」を開発しました。コーヒーを気軽に飲めるようにしたことでコーヒー人気に火をつける契機になったことは、その後の喫茶店ブームを見るに想像に難くないでしょう。
1921年(大正10年)には、コーヒーがまだ一般的とは言い難かった時代に、家庭でも気軽に楽しめるコーヒー関連商品として、希釈飲料の「コーヒーシロップ」の製造を開始した。出典:キーコーヒー株式会社HP
ところで、キーコーヒーが開発したこの”コーヒーシロップ”とは何なのか。気になる方はこちらから。
喫茶店の歴史に思いを馳せて
飲料の歴史が喫茶店の歴史といっても過言ではないくらい、飲料と喫茶店は深いつながりを持っています。喫茶店に行く際には喫茶店の歴史や飲料の歴史の知識を忍ばせて行ってみるのもいいかもしれませんね。
参考
・みっくちゅじゅーちゅ商品サイト 株式会社日本サンガリアベバレッジカンパニーHP
https://www.sangaria.co.jp/mikkuchu/index.html
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