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映画カラオケ行こ!

Xの下書き欄が映画カラオケ行こ!についてで埋め尽くされていた。殴り書きで整理。

全神経が鷲掴みにされる最高のオープニング

 

綾野剛が狂児として発する第一声、
「カラオケ行こ?」 、最高じゃない?

柔らかで甘く優しさのある低めな声色。
でも、間違いなく近づいてはいけない、怖さは残されていて。絶妙……すぎて………。

やばくない!?!?!これだで綾野剛のキャスティング大正解じゃん???

綾野さんが役として、どんな声質で、どんなトーンで話すのか。いつも楽しみで仕方がないんだけど、これはとんでもない!(語彙力)



考察∶なぜこんなにも心を掴まれたのか


・冒頭のコンサートホール前で雨に打たれながらつくため息
→自分を犠牲にしみんなを守ってくれたハイエナの兄貴がたんぽぽ音楽教室に通うことを知った日。兄貴が牙を抜かれたことに落胆し、次の歌ネタ王は自分なのではないかという思いの中、雨に濡れてタバコを吸うこともできず、ため息をつく。

・聡実くんと階段で巡り会えたときに思わず漏れ出たため息。

→絶望のなか出会えた天使の歌声。よかった。おった。と感嘆の気持ちのそれ。
( 聡実くんをどれ程の時間をかけて探したのか。ずぶ濡れだったシャツが乾いてきている。終演後、探し回ったのでは。 )


雨に濡れて透ける入れ墨、雷鳴を背負いながら近づく不穏な足音。聡実くんが1歩ずつ後退るぶん、その差を埋めるために途中から恐らく2段飛ばしで階段を上り距離を詰め(脚ながっ〜〜!)、ため息をつく。

間違いなく、怖い。逃げて!とも思う。

だけど、狂児の心境、その日のバックグラウンドを知った上で観るとその「ため息」の違いが明白。

怖がらせないような取り繕ったかのようにも見える笑顔と低くも柔らかな声色での綾野狂児の「カラオケ行こ!」の大好きだと思っていた。

大好きなんだが!!!それをより一層に引き立てている理由のひとつは、「冒頭のため息」と「思わず漏れ出た吐息」の違いなんだ〜〜〜よ〜これ〜〜!沼じゃん〜〜!

はあああ(納得)となっていると、

タイトルバックと劇伴(ダダダダッ、キラーン)が流れ、カラオケ行こ!の世界に惹き込まれる。

何度みても気持ちがいいほど二人がいる世界に没入できる最高の幕開け!!!!!!

ありがとう!!!!!!!(?)

(※これは受け手の潤くんさんのお芝居が何より最高なのは言うまでもない。異物である狂児に興味津々すぎても、関心がなさすぎてもいけない。絶妙な「え?」なんだよ。すんごい。好き。)


追記メモ
♩チャッチャラ チャッチャ チャッチャ(劇伴)
狂児のキャラクター性を表していて、聡実くん⇒狂児で抱いてる印象によってその都度アレンジが変化していってるそう。
聡実くんが狂児から感じる音楽なんだと。

狂児という不穏な存在が近づく不安もありつつ、二人の劇的な出会いを最高に表現した、タイトルバッグとともに流れる劇伴"カラオケ行こ"。

「好きな理由」が分かるって最高だ〜〜な〜。

世武さんが参加された舞台挨拶に行けてよかった。物語への解釈が深まりまくり。ありがとうございます。感謝。

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