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愛犬モコのお話。

我が家の愛犬、モコ(プードル)は
7年前にやってきました。

我が家のモコは水頭症です。

水頭症が発覚したのは
私の家に来てから3年目の冬。
気づいたきっかけは足の震えでした。

散歩中、足が震えていて
歩き方もタドタドしい感じ。
お散歩が大好きな子だったからこそ
なかなか進もうとしない愛犬に
大きな違和感を感じました。

それから病院に行ってみたものの異常なし。
血液も筋肉のつき方もきれいで
足の疲れとかかもしれないね。とのことで
一旦様子見という判断となりました。

その後は食欲も減っていき、
いつもは「ご飯」という単語にすぐ反応して
ご飯を催促するような子が
何も反応せず、伏せたまま目に涙をためて
辛そうな状態でした。

やっぱりおかしいとのことで
再度病院に連れて行き、
足の震えの様子などの動画を見せたところ
脳が影響しているかもしれないとのことで
大きな病院を紹介していただきました。

検査をして、判明したのが「水頭症」

この水頭症という病気は
頭に髄液という水が溜まってしまう病気です。
ひどい時にはてんかん発作や立てなくなってしまったり失明することもあると言われています。

モコの場合、
脳に水が溜まり、
神経や脳が圧迫されることによって
足の震えや食欲の低下、
伏せた状態が続いてました。
幸いにもてんかん発作や失明等はありませんでした。

初めて聞いた時は
何でこの子が??って思ったし、
どうしていいか分からず、
そして異変があったにも関わらず、
早く気づいてあげられなかったことに
申し訳なさでいっぱいでした。

薬の治療か、外科治療。
私たち家族に与えられた選択はこの2つ。
薬はこの先もずっと飲み続けなければいけない。
けど外科手術の場合は、全身麻酔を行なうため
犬にとっては大きな負担となる。

たくさん悩んだ結果、
この子の為に出来ることはやりたいね、
ということとなり
外科手術(シャント手術)を選択しました。

この手術は、頭と腹腔内を管で繋いで
髄液が頭にたまらないように腹部へ流す手術です
(※医者ではないため、誤っておりましたら申し訳ございません、、詳細はご自身でお調べいただいた方が確実かと思います🙇‍♀️)

今でもモコは頭からお腹の部分まで
髄液を逃す為の管が通っている為
少しボコっとした突起があります。
体を触っても管があるのが分かります。

手術から退院までの間、
また昔のように笑ってくれるのか、
大好きな散歩はいけるのか、毎日が不安でした。

退院の日、
病院が開く時刻に合わせて迎えに行ったのですが
病院の方からは
「元気でした、元気すぎました。ご飯も手術の翌日から毎日残さず食べてました」と言われ、
当の本人に関しても
何事もなかったかのような姿で
少し心がホッとしたのを今でも覚えています。

けれど、施術のため頭の毛は全部カットされ
目の上からてっぺんまでは毛がない状態。
その痛々しい姿に心が痛みました。

術後から4年経った今はとても元気です。
自分の欲求のまま生きています。

お散歩も行くし、
顔を見ても楽しそうなのが分かるし、
1人で遊んでるかと思ったら
飽きて家族の横にべったり。

自分の好きな定位置をとられたら
お尻を誰かの顔面に乗せてでも座ろうとする。

わがままお嬢様に成長してますが
モコが元気そうにしていると
こちらまで幸せな気持ちになります。
手術を受けさせて良かったなって思います。

この先、何が起こるか分かりません。
歳をとるにつれて脳を通っている管が
機能しなくなるかもしれないし
何かの拍子に管が外れてしまうこともある。

今はまだ分からないけど
その時その時にモコに必要な選択を
していければいいかなって思います。

この子が幸せであったらいいな。



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